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2023年4月26日 (水)

俺のアニソン史 その1

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もうこの曲のフレーズが寝ても覚めても頭から離れず、遂にダウンロードしてしまった。MVならYouTubeで何時でも何処でも観られるけど車移動中とかにも曲単体で聴きたかったんで。当たり前だがYouTubeより断然音質が良い・・つーか奥行きが感じられる。まあ無料配信動画はビットレート下げてるからね。本来のクオリティで堪能したかったら金払えって事ですよ。たった255円をケチっちゃダメダメ。

で、これを繰り返し聴いてたら何となくアニソンの歴史を俺なりに熱く語りたくなってきた。とは言え何度も書いてる通り俺はさほどアニメに対する造詣が深くないので相当偏った話になるし無知も露呈されます。それを含め面白がってくれる方にだけお付き合い願えればと。

アニソンの歴史をザックリ3分割するとマンガ主題歌期、タイアップ全盛期、そして現在進行中のネオアニソン期と俺は思ってる。気になるのはタイアップ全盛期から現在のスタイルへ移行したのが一体いつ頃か。それを探る話が中心になっていく。

まずマンガ主題歌期。ここでは鉄腕アトム(1963)をスタート地点と定めるけど同時期に作られた鉄人28号にせよエイトマンにせよ歌詞に必ず作品名か主人公の名前が登場する。歌で作品を強く印象付けるという真っ当な経済学的手法ですね。この傾向が長らく続くけど、そこに一石を投じたのがジャングル大帝(1965)とリボンの騎士(1967)。歌と言うよりは交響楽で、歌詞以上に曲そのもので壮大なイメージを視聴者へ印象付ける。まあこれはディスニー作品リスペクトという要素が大きいとは思うけど。

70年代に入ると歌詞に作品名も主人公の名前も登場しないアニソンが登場。代表格はあしたのジョー(1970)ですか。内容的にはジョーと力石の関係性を描いてるし明日はどっちだという詞も含まれてはいるものの作品名は登場しない。別分野の文化人(寺山修司さん)が作詞した事で新風が吹き込まれた感はありますね。

ほぼ同時期の革命的なアニソンが初代ルパン三世(1971)。ルパーンルパーンルパーンルパーン ジャンジャン ルパンズゥスーウッドの連続でガキには何歌ってるのか全然分かんない。なんつーかもう印象が全てで作り手が何かを明確に伝えようと思ってなさげ。逆にそれが新鮮で分からないながらもよく口ずさんだりしたもんだけど、あまりにも時代を先取りし過ぎて大衆には全く受け入れられず番組打ち切りの憂き目に遭う。主題歌だけのせいじゃないが。

その後も尖った主題歌のアニメが幾つか登場するものの主流は相変わらず作品名やキャラの名前が登場する曲。そうこうするうち宇宙戦艦ヤマト再評価に端を発する第二次アニメブームの大波が押し寄せ、そこに登場した2曲のアニソンが歴史を大きく変える。ジュリーのヤマトより愛をこめて(1978)とゴダイゴの銀河鉄道999(1979)ね。それ以前もアニメとは無縁の歌手を引っ張ってきた例はあったと思うが、当時絶大な人気を誇った第一線のスターがアニメ主題歌を担当した例はなく、更に言えばマンガ映画の主題歌がレコード売上げランキング1位をさらってしまったんだから、これはもう音楽業界がひっくり返るほどの衝撃だった筈。

以後、劇場用アニメ作品なんかでは時のスターが主題歌を歌うパターンも増え、その流れはテレビアニメへ飛び火していき、80年代に入ると妙な方向へ舵が切られていく。タイアップ全盛期の到来ですわ。

思ってた以上に長くなったので1度切ります。

つづく・・

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