マンガとアニメの昔話
昨夜は【推しの子】全話読了後、初となるアニメ視聴。当然ながら先の読めないドキドキワクワク感は味わえなくなってしまったけど、それで面白くなくなる事もなし。原作に忠実なキャラたちが総天然色で動いて喋るのは魅力的だし、とにかく原作ファンも毎回絶賛する演出が見事。多方面で語られまくってるけど第6-7話とかホント素晴らしかったもんなぁ。内容が現実の事件とシンクロする事で少しミソが付いたみたいだけど、そんなの全く問題にならない神回であった。
しかしシーズン1で何処まで描かれるか分からんのだが、12話までとすればあのヤマ場までか。次に控えてるのが結構な大波だから描き切るには25話ぐらいまで引っ張らないと無理だし、恐らくあそこで切って次のヤマ場はシーズン2へ持ち越しになるだろうな。嗚呼待ち遠しい。ちなみに手元の単行本だけど1回読んだら絶対読み返さないようにしてる(うろ覚えぐらいでアニメ作品と向かい合った方が楽しめるに決まってるので)。だから早々に手放しちゃっていいんだけど、逆にアニメで放映済みのエピソードはオリジナルを再確認したくなるからもう暫く持ってようかと。
ところで連載中の原作マンガを読み切ってからアニメ作品へ向かい合うのは下手したら浦沢直樹さんのYAWARA!以来。鬼滅も全話読んだけど連載終了後に単行本を一気読みしたクチなんで。ちなみにYAWARA!はバルセロナ五輪の翌年1993年に完結。何とまあ30年前ですか。今となっては古典だな。更に言えば週刊誌を毎週買ってまで読んだ唯一のマンガでもある。他にもドカベンやら北斗やら連載をリアルタイムで追いかけたマンガは色々あるけど、いずれも立ち読みや友人との回し読みで済ませてたから毎週楽しみに買ってたマンガ雑誌はビッグコミック スピリッツが最初で最後。
ガキの頃は金がなくて買えなかったって事情もあるか。手元に1冊だけある70年代の週刊少年チャンピオンを見たら定価130円。高校生にもなればバイトして苦もなく買える金額だけど小学生じゃなけなしの小遣いはたいてもせいぜい月イチでしか買えない。だから雑誌じゃなく単行本で、少しでも出費額を抑えるため古本屋で探して買ったり。そんな貧乏ライフを満喫してた頃、家へ遊びに行けば雑誌が部屋にゴロゴロ転がってて単行本も全巻揃ってる金持ちの息子が同級生に居て心底羨ましかった事を思い出す。今も昔も不公平な世の中だぜ。
時代は変わり、今やジャンプ+に飛べば最新話が無料で読めちゃう有り難き未来世界。更に言えば狙いなのか分からないけど【推しの子】はアニメ放映終了の30分後に最新話を読める流れになってる(但し今週は休載)。ガキの頃の俺にしてみれば夢みたいな話だな。でもまあ、何もなかったあの頃にはあの頃ならではの楽しさがあったから、長生きした分どっちも楽しめてるって事で納得しようかと。
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