Perfume ZO/Z5 Anniversary “ネビュラロマンス” Episode TOKYO DOME 2025/9/22.23
閲覧者が激減し過疎化したブログだから何一つ考慮せず15年の思いをぶつける心持ちで超長文をアップする事に。
東京ドーム公演の前日に突然発表されたPerfumeのコールドスリープ宣言、驚かなかったと言えば嘘になるけど個人的には結構肯定的で、リフレッシュに最適な時期だとも思ったし、もう心ゆくまで休んでから様々な事に挑戦していただき何時の日か3人での活動を再開して貰えれば何も言う事はないというのが率直な感想だったりする。
ただ、頭ではそう思っても深層心理に結構なダメージを食らったようで活動休止を知った直後から奇行が始まる。ドーム公演も近いし普通のファンなら過去のDVDを観たり新譜を聴き返したりするんだろうけど当の俺はどういう訳かキャンディーズのヘビロテが止まらない。後楽園球場のファイナルコンサートを久々に観返して涙したりSpotifyでヒット曲のみならず世間にあまり知られていないアルバム収録曲を移動中にずっと聴き続けたり。
思い返すと2010年の初ドーム公演直後に俺は当ブログでこんな事を書いてたりする。
Perfumeの東京ドームライブを観に行った時、最後の曲を終えたメンバーの退場方法がキャンディーズのファイナルコンサートと全く同じだった事に不思議な印象を覚えた。勿論、キャンディーズのファイナルは最後の瞬間であり、Perfumeの場合はまたお会いしましょう!と言いつつの幕引きだから意味合いは全然違うんだけど、どうもこの2グループには運命共同体の様な印象を持ってしまう。
3人組の女性アイドルグループという事は言うに及ばず、MCでは必ず敬語を使う謙虚さや笑いも取れる明るいキャラ等、やってる音楽は全然違うのに共通項が凄く多い。webを見渡すと同じ考え方の人も多いね。勿論、大抵は同世代だけど。
解散じゃないにせよキャンディーズと同じ後楽園の地で第一期Perfumeラストライブの場へ立ち会う事が決まった瞬間、両ユニットのシンクロ度が一気に高まったせいなのかも知れない。そんな訳で初日も2日目もキャンディーズを聴きながらドームへ向かった訳だけど当然ながらライブ会場の雰囲気はあの伝説のファイナルコンサートとは大きく異なってた。これはメンバーのみならずスタッフの配慮だと思うけど悲壮感は皆無で、妙にしんみりする事なく常に前向きな気持ちで送り出す事が出来た。勿論、ところどころでウルウルさせられる瞬間もあったけど感傷的な気分にはならなかったな。
これもキャンディーズと重ね合わせてしまうけど、解散後ランちゃんスーちゃんは女優として大成し、ミキちゃんも表舞台から姿を消す前にヒット曲を出してるからPerfumeの3人にも様々な期待をさせられ、それはユニットとしての活動と同じぐらい楽しみだったりする。あ~ちゃんはその歌唱力を活かしてソロアルバムを出すのもありだし、のっちにせよ椎名林檎との見事なデュオを披露してるから本格的にユニットを組んでの音楽活動だって期待出来る。かしゆかとてレポーターとしての実績があるから寂しい思いをさせられる事は皆無じゃないのと思ったりして。
とは言えそれもこれもゆ~っくり骨休みしてからでいいですよ。再結成にせよ5年後だろうと10年後だろうと全然構わない。休止期間があまり長いとこっちが鬼籍に入ったりするから健康にだけは気を付けなきゃだけど、何時の日か新生Perfumeが観られるなら何一つ文句ないス。むしろ楽しみが一つ増えた位の心持ちで慌てず騒がず再会の日を心待ちにしたいと思う。
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ライブの事に一切触れてないのでここからはドーム公演の私的感想。新譜ネビュラロマンス後篇の収録曲を軸に定番曲を全編ちりばめたファンも納得の構成で大いに盛り上がったけど、中でもベストパフォーマンスを挙げろと問われれば恐らくは過半数のファンと同様でPerfumeの掟2010初ドームver.再演しかない。あのリズムパターンが流れ始めた時の会場のどよめきと、それがPerfumeの掟2010だと確信したオーディエンスの盛り上がりは異常で、俺自身も全身総毛立った事を思い出す。
コアなファンには説明不要だけどこれが曰く付きで、10人のかしゆか(大型ビジョンに映し出された9人のクローンを携えてダンスを披露するパフォーマンス)が失敗とまでは言わないけど大成功ではなかった。後の対談等で明らかになるのだがこの日かしゆかは体調不良と緊張で1曲目の動き出しタイミングを誤り、それを最後まで引きずってしまい満足なパフォーマンスが出来なかったとラジオ番組内で泣いて悔しがった逸話がある。特に10人のかしゆかは最大の見せ場でもあったからファンの間ではこれが悔し涙の要因と解釈されてたりする。
実際のところ大型ビジョンとのシンクロには演者の体調や緊張度のみならずイヤモニのレベル等も絡んでくるから様々な負の要素が絡み合っての結果だったとは思う。ただ結果的に完璧なパフォーマンスを披露出来なかったという事で遺恨を残す形になる。それが15年の時を経てリベンジされるってんだから血が沸点まで湧き上がるというもの。
今のかしゆかは数多の修羅場をくぐり抜け10000km離れた2人ともフェイクの影とも寸分違わずシンクロ出来る実力の持ち主だからそりゃもう10人のかしゆかだって完璧にこなせます。そんな事は百も承知だけど、あの場でパーフェクトなパフォーマンスを見せつけられたら発狂しますよ。帰宅後2010年版のPerfumeの掟を観返したら、かしゆかは極度の緊張で表情がこわばってる。でも2025年は笑ってるように見えた。何かもう15年という時間の重みを含め感慨深かったな。
ライブ後の帰宅途中、何でまたキャンディーズのヘビロテに囚われたのか自分なりに考えて出た結論は、ひょっとしたら1978年のファイナルコンサートに参戦した全キャン連の生き霊が俺に取り憑いてあの日俺らが観たかったのはこういうライブだったんだぜと伝えに来たんじゃないかと。それなら色々と合点がいくのでそう考える事にする。
取り敢えず俺のPerfume推し活もこれにてコールドスリープ。俺にはベビメタやら何やら他にも推しのアーティストが居るからそれほど寂しい思いをしなくて済むけどPerfume一筋の人は辛いだろうな。でも必ずパワーアップして帰ってくると約束してくれたんだから悲観せずその日を一緒に待ちましょ。
ライブの話はここまで。一旦切ってアフターのHUB呑みネタを語ろうかと。
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