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2026年5月 5日 (火)

Single8

例によって不勉強ゆえU-NEXTで作品検索して偶然弾き出されるまで小中和哉監督が2022年に作り上げた表題の自伝作品を全く知らなかった。

とても良質な作品だったけどそれより何より俺自身も映画監督を夢見て8mmカメラを手にした一塊の映画少年だったから凄く感慨深かったり。自主映画の製作クルーが登場する作品だと桐島、部活やめるってよとか映像研には手を出すな!が記憶に新しいけどそれらと比較して圧倒的にリアルなのは小中さん自身が自主でバリバリやってた人だからだろうね。

ちなみに本作の劇中作タイムリバースの元ネタTURN POINT 10:40は学生時代にしっかり観てる。古い話なので鑑賞時期が曖昧だけど恐らくこの上映会か、それより少し前の特集上映で観たんじゃないかな。

Img_2730

こういう時に毎回思うけど我ながら物持ちの良い奴だと感心することしきり。こんなコピーチラシ、今も後生大事に保管してる奴は関係者以外じゃ俺ぐらいのもんでしょ。さておきこの上映会、日時の記載だけで年号が書かれていないけど恐らくは1985年じゃないかと。俺が最も熱心に自主映画の上映会へ足を運んだのが丁度その時期なので。

率直な感想を述べると凄く面白かったし、当時8mmカメラを手にした者なら一度は遊び半分に試す逆転再生を全編多用して中編作品を作り上げてしまう発想力と構成力に圧倒された。当時小中さんはまだアマチュアだったと思うけど、こういう人がプロになるんだなと正直思わされた。既にプロの世界へ片足突っ込んでた手塚さんや今関さんと共に小中さんも俺にとっては間違いなくヒーローの一人だったな。

当時の自分自身を少し振り返ると、映画に賭ける情熱だけは誰にも負けねえと思いつつも何しろ人付き合いが下手クソだから協力者を募るのが大の苦手で、ホントはもっとやりたい事があったのに人を集められず一人称の訳が分からん映画しか撮れなかった。あれなあ・・俺にもう少しコミュ力があれば大勢の仲間達とワイワイやりながらSingle8みたく密かに思いを寄せてる可愛い女の子をヒロインへ配したり口説いて振られたりの甘酸っぱい青春を謳歌出来たのになぁ・・とか真夜中一人で悶絶する事が今もあったりなかったり。

ちょっと調べたらBDソフトの映像特典にオリジナル版TURN POINT 10:40が収録されてるのか。約40年ぶりに観返したいなと思ったり、当時の思い出を大切にするなら下手に観ない方が賢明なのかなと思ったり。う~む、悩む悩む。

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