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2018年2月22日 (木)

追悼 大杉漣

年明け間もないというのに敬愛するアーティストの訃報が続き凹むなあ・・ 漣さん、早過ぎるよ。

大杉漣さんと言えばやはり北野組の常連という印象が強い。俺自身その存在を知ったのはソナチネだったし、それ以前にも充分キャリアを積んできた役者さんなれどもソナチネでの好演がターニングポイントとなったであろう事は間違いない。

ソナチネ公開に併せてBSで放映された特番でたけしさん自身が語ったエピソードとして印象深かったのは、そもそも大杉さん扮する片桐は東京編のみの出演予定だったものの、あまりにも良かったのでシナリオを変更して沖縄編の後半まで引っ張ったんだそうな。

確かにソナチネの大杉さんはあり得ないほど素晴らしい。普段は物静かで礼儀をわきまえた男なのに突然ブチ切れて相手を怒鳴り散らしたりする。この二面性を持つ危険な佇まいはグッドフェローズでアカデミー助演男優賞を受賞したジョー・ペシを彷彿とさせる。

後にHANA-BIやBROTHERでもその演技力を遺憾なく発揮し日本屈指の名バイプレイヤーとしての地位を築き上げる。そして奇しくも劇場用映画の遺作は北野監督のアウトレイジ最終章になったのか。不謹慎極まりないけど、それはある意味大杉さんにとって幸せな事だったのかも知れない・・と言うか、一ファンとしてそう思いたい。

アウトレイジ最終章の封切りに併せて放映されたしゃべくり007で大杉さんの素顔に触れるとペットを溺愛し、現場の雰囲気を明るくする楽しい人だったらしい。そういう方の訃報に触れ湿っぽくなるのもご本人の意思に反すると思うので、当ブログでも過去に紹介した楽しい動画を再掲載し故人を偲ぶ事にする。大杉さんありがとう。大好きでした。

2017年11月26日 (日)

おっぱいバレー

数日前にWOWOWで録画し、今日の通勤途中に観てたんだけど話が後半に差し掛かったところで、こりゃ電車で観たらダメな奴だと判断して鑑賞中断。続きは自宅で酒飲みながら観たら、やっぱ俺泣いてんの。

世評は微妙な感じだけど俺は好きだな。これもダメダメ集団が途中から本気出して成長していく大道の定型パターンだけど、このステレオタイプは昭和世代のハートを掴んで離さない。機会ある度に繰り返し書いてるけど、もう潜在意識の奥底に擦り込まれてるから酷評出来ないんだな。

ちなみに観てる間、な~んか既視感めいた印象があるなと思ったら逆境ナインと監督が一緒だったか。あとワイルド7も。この2本は俺の中で微妙だったけど手腕は確かな人だと思うので、今に大傑作を手掛けそうな予感がするな。

2017年10月28日 (土)

リップヴァンウィンクルの花嫁

少し前にWOWOWで録画したものの3時間という長尺に尻込みして暫し保留。昨日今日と2日に渡りようやく鑑賞。

結論から言えば岩井俊二さん、長らく偏見を持ってて本当にごめんなさいと詫びを入れたくなるほど良かった。先が読めないホンも良かったしビジュアルを含む演出も良い。それより何より黒木華さんの演技が素晴らし過ぎる。

ちなみに俺、黒木さんの出演作は本作以外だと小さいおうち、幕が上がる、あとNHK朝ドラの花子とアンしか観てない。この4作中3作は内向的な女性役なので、それだけ観ると実際もこういう人なんだろうな思わされるんだけど幕が上がるではちょっと男勝りで頼り甲斐ある演劇部顧問の先生を演じてて、それがあり得ないほど板に付いてる。

その上で本作を観ると、内向的な上に呂律も回らない女性を完璧に演じる黒木さんのカメレオンぶりに驚愕するしかない。天性の女優って凄い・・と言うか恐怖心すら覚える。

岩井監督に関しても少し書くと、俺が観たのはゴーストスープ、スワロウテイル、四月物語、花とアリス、リリイ・シュシュのすべて、それと本作の計6本。ゴーストスープは深夜たまたまチャンネルを合わせたら放映されてたのを偶然観たんだけどヒロインを演じたブレイク前の鈴木蘭々嬢に触れ、この娘いいなと思っただけ。他は全く印象に残ってない。

少し前に書いたけどリリイ・シュシュ~は個人的に全然ダメ。スワロウテイルもダメだったな。だからこれを機に岩井監督作を掘り下げようとは思わない。でも四月物語、花とアリスはちょっと好きだし、本作には深くハートをえぐられたので、取り敢えず次回作は劇場へ足を運んで拝見しようと思ったりして。

2017年10月17日 (火)

アウトレイジ最終章

観てきたよバカヤロー。最高だったぜコノヤロウ。で、俺のキタノフリークぶりを自慢しようと'89の凶暴から封切り時に買い続けてきたパンフを並べて画像公開しようと思ったらアキレスと亀がいくら探しても見つからねえよバカヤロー。おっかしいなあ・・ 俺がたけしさんの映画のパンフ買い忘れる筈ないんだけど・・

さておき、相変わらず唐突に始まり一瞬で終わるバイオレンス描写は見事としか言いようがない。それと一作目からのお約束でもある私刑のデパートが最高。ネタバレになるから書かないけど、あの人とあの人の死に方は素晴らしかった。

個人的な好みで書かせていただくと一作目の歯医者と首吊り(じゃなくて引っ張り??)、ビヨンドのバッティングセンターも大好きだけど、今回のあの人の死に様はそれに匹敵する。何つーか、色んな視点から楽しめる残酷エンタテイメント。俺もガキの頃、全体の展開とかそっちのけで登場人物が凝った死に方をする映画のアイディアばっかり妄想してた事を思い出す。それはオーメンの悪影響なんだけどね。

表面的な話はさておき、少しシネフィルを気取りつつ書かせて貰うと前作前々作同様登場人物は多いものの相関図がないと理解不能なほど入り組んでおらず人間関係が把握し易い。とは言え複雑な事は確かで凡庸な構成じゃない。そのバランス感が絶妙。

役者さん達の顔も良いなあ。シン・ゴジラ同様、大写しされる登場人物の顔を観てるだけで酔いしれちゃう。

最近ベビメタとさ学にうつつを抜かして映画離れを起こしてたけど、この作品で一気に映画の世界へ引き戻された感じ。WOWOW録画BDも貯まってきたし、また映画鑑賞モードへ移行しようかなと。

ところで公式サイトで本予告を観たらネタバレっぽいね。あれが解禁された頃、俺はベビメタ熱にうかれてて公開された事に気付かず、観なかった事が功を奏した印象。そういう意味じゃ作品カラーは明確に伝わるのに映像が断片的で内容を全く把握出来ない特報の方が俺好みだったりして。

2017年5月 2日 (火)

聖地巡礼 シン・ゴジラ篇

天気が良いので愛車ZRX1100で聖地巡礼と洒落込む・・とは言え、いずれも自宅から単車で4-5分の近所だけど。


多摩都市モノレール運営基地。矢口とカヨコが東京への熱核攻撃の話をするシーンの背景がここ。関係者以外立ち入り禁止なれど、丁度撮影ポイントの脇に一般開放された広場があり、柵の間から手を伸ばすとクリアにロケ地を撮影出来る。

自衛隊立川駐屯地敷地内の格納庫。こちらも当然立ち入り禁止なので金網越しにズームをかけて撮るのみ。本編を確認したところ、ヤシオリ作戦直前に行われる矢口の演説シーンは一番左の格納庫前で撮影されたと思われる。

あと、立川広域防災基地の撮影に使われた建物もすぐ近くにあるけど門番が居るし、カメラを向けたら絶対に怒られそうなので撮影自粛。

2017年3月21日 (火)

シン・ゴジラBD字幕付き鑑賞



Amazonからシン・ゴジラのブルーレイが届いたので早速本編を字幕付きで観る。視覚情報過多になるけど劇場で3回観たし、分析モードへ移行するのも悪くないかな、と。実際こうする事で劇場じゃ聞き取れなかった難解な専門用語等も把握出来るので字幕表示の意義は充分にあり。

その後特典ディスクのメイキング映像を見始め、原知佐子さんが何処に出ているかようやく分かった。自衛隊の攻撃直前に踏切を渡る、逃げ遅れた夫婦の老婆役。引き画でワンカットだけだから言われなきゃ絶対に分からないや。

ちなみに俺が買ったのは特典ディスク2枚付属の3枚組。昨夜は特典を半分観た辺りで寝落ちしたので、朝っぱらから酒飲みながら続きを観ようかと。

2017年2月18日 (土)

変態仮面の字幕

WOWOWで変態仮面が放映されたので、録画して大好きなシーンを再確認してみる。




こうやって字幕を表示するとバカ度が増して良い感じ。惜しむべくは、ちんこじゃなくティンコが正解。ちんこをティンコと発音する所が最高に笑えるんだけどねえ。ひょっとしたらシナリオ的にはちんこが正解で、ティンコはムロツヨシ氏の天才的即興なのかも知れない。

【追記】
webで調べたらティンコは福田雄一監督による映倫対策らしい。

2017年2月13日 (月)

HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス

清水富美加嬢に関する様々な報道が飛び交ってるけど俺個人は信仰の自由を侵害する気もないし、実情は何も分からないので言及せず。ただ、今後も暫くはワイドショーやらwebニュースを賑わせるだろうし、余計な情報が耳に入ってきて出演作をナチュラルに堪能出来なくなる可能性があるので、何時か観なくちゃと思ってた表題作を早急に観ようと思うに至りDVDレンタル。

前作同様、素敵なバカ映画で俺は大好き。鈴木亮平氏は勿論のこと清水富美加嬢をはじめとする脇役陣の好演も良かった。惜しむべくはこの作品って三部作を想定してるらしいので、次作のヒロイン交代は避けられない。まあ、SW新シリーズのキャリー・フィッシャーほど痛手じゃないけど残念と言えば残念・・

鈴木亮平氏と言えば先週日テレで放映されWOWOWでも連ドラの放映を控えてる銭形警部の実写版も凄く好演してたなあ。東京タラレバ娘じゃちょっと頼りないプロデューサー役をこなしてるし、カメレオンみたいな名優ですこと。

2017年1月23日 (月)

追悼 松方弘樹

知り合いにせよ著名人にせよ、長く生きてると訃報に触れる機会は増える一方。特に松方さんみたくタフな役ばかり演じてきた名優の訃報は正直堪える。

松方さんと言えば何を差し置いても仁義なき戦いシリーズ。黒塗りで斜に構え、上目遣いに相手を睨み付ける時のカッコ良さは尋常じゃなく、本職のヤクザやさんがシビれちゃったのにも充分納得。ただ、前作で死んだ筈なのに次作じゃ微妙にキャラの被った別の役で復活したりするから相関図が無いと頭が混乱する困ったシリーズでもある。大好きだけどね。

さておき今夜は松方さんを偲び、久々に仁義なき戦い1作目でも再見しようかと。偉大なるバイプレイヤーの功績を称え合掌。

2016年10月18日 (火)

野菊の墓

今月もよく邦画を観てて、昨夜は5月にWOWOWで録画した澤井信一郎初監督作品にして松田聖子初主演作でもある野菊の墓を再見。しかしWOWOWの私を映画に連れてってというコンテンツは80年代のアイドル映画を定期的に放映してくれるので実に魅力的。

俺が初めてこの映画を観たのは確か20歳で、重度のハスミ虫だった頃。蓮實先生が著書で絶賛してたもんだからレンタルビデオか、たまたま放映されたテレビ放送だかを観て分かった気になり友人知人へ傑作だ傑作だと触れ回った。・・けど、正直言えば当時は真価を掴みきれず、言動の全てがポーズだった事を白状しておく。

あれから約30年の歳月を経て見返すと、例によって酒の影響もあるけど中盤以降アホみたいにダーダー泣きながら鑑賞。もう、ポーズじゃなく心の底から傑作だと言い切るよ。

ちなみに若き日の俺が何故この映画に乗り切れなかったのかと言えば、主役二人のたどたどしい演技がネックになったから。今の俺に言わせれば青いとしか言いようがない。そんな小さな事に囚われて作品全体の真価を見落とすとは青い。青いよ。

少し前にも書いた通り、webを見渡すとこの映画に限らず役者の演技や特撮のアラに難色を示す人が凄く多い。でもねえ・・ そういう事はシネフィルなら想像力と努力で脳内補完するんだよ。その上で乗れなければ仕方ないけどさ。

俺、自宅でBD&DVDを観る時はながら鑑賞が多いのに、この映画はホントに画面から目が離せなかった。多方面で語られてる通り美しい情景が幾度となく映し出されるんだけど、それが単なる情景カットではなく登場人物の心情を表現してる。言葉じゃなく映像で描かれるからよそ見してる場合じゃない。

前記の演技に関しても、そのたどたどしさを魅力に転化する様々な仕掛けが用意されてて溜飲を下げる事の連続。後にWの悲劇でもふんだんに活かされる演出法がこの時点で炸裂してるわ。

ちょっとwikiで調べたら澤井監督ってこの30年間で13本しか撮ってないのね。しかも、うち8本がいわゆるアイドル映画。確かにアイドル映画の達人である事は認めるけど、不当な扱いを受けた名匠という印象を否めず。

とは言え未見のモー娘。関連2作品がやはり高評価なので、ちょっと気になりTSUTAYA DISCASでレンタル。数日後に届く筈だから私的澤井アイドル映画大会を催そうかと。

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