2023年4月17日 (月)

【ネタバレなし】シン・仮面ライダー

不評って事はないが絶賛の声も聞こえてこないので暫し保留してたシン・仮面ライダー、録画したNHKのドキュメンタリーを昨夜観たら無性に観たくなり武蔵村山のイオンシネマへ足を運ぶ。うん、個人的には好きな作品だった。エガちゃんねる流に言わせて貰うとシン・ゴジラを100点としたらシン・ウルトラマンが75点、シン・仮面ライダーは78点でウルトラマンよりちょっとだけポイント高いけどゴジラほどの満足感は得られず。

でも冒頭のアクションシーンは凄く良かった。正にEVAを作った人の手掛けた実写アクションって感じで、キューティーハニーでは大失敗してたけどこっちは成功してる。ただ、ドキュメンタリーでのアクション監督のコメントから察するに現場じゃ庵野監督との激しい衝突が繰り返されたんだろうなと邪推。だって段取りありきの殺陣が段取りっぽいのでNGとか無茶ぶりされればキレるでしょ普通。とは言えイメージを具現化する為の無茶ぶりもクリエイターには必要だったりするから難しい所ではある。実際、完成品に触れると殺陣から段取りっぽさを極力配する事であのアクションシーンは唯一無二の魅力を持ち得てる訳だし。現場は大変だったと思うけど。

そう言えば松坂桃李さんがキャスティングされてるものの待てど暮らせど姿は見えず、鑑賞後にweb検索したらKの声ね。スーサイドスクワッドのサメ男がスタローンの声みたいなもんか。

***

話は変わって入場者特典。

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全然情報収集してないから知らなかったけど最近ヤフオクに出てるシン・仮面ライダーのカードはこれか。公式サイトで調べたらライダーカード2が第5弾、IDタグが第4弾の特典って事になってるがどっちもくれた。全国的にそうなのか都下のシネコン辺りじゃ余ってて2つくれたのかが謎。

劇場で開封してもよかったけど折角なので自宅へ持ち帰り酒を飲みながらご開帳。

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残念、ルリ子出なかったか。一応ランダム封入って事になってるが63.64と連番で出たから組み合わせは決まってるっぽい。で、これには印刷サイン入りでキラ仕様にもなってるバリエーションのレアカードが封入されてるそうな。ヤフオク辺りじゃルリ子のサイン入りが一番人気で次点はハチオーグ(ヒロミ)。ちょっと欲しいけど引き当てる為に何度も劇場へ行くのはアホっぽいのでパス。

そう言えばカルビーのルリ子カードが値上がり傾向。ライダーチップスが市場から消えたタイミングでルリ子に惚れ込んだ層が参入してきて価格を引き上げたのかも。確かに劇中の浜辺美波さん良かったもんな。ダブりが1枚あるけど、折角だから少し寝かしておくか。

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2022年5月18日 (水)

シン・ウルトラマン【ネタバレなし】

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はい、観てきました。例によってネタバレを考慮し内容に関してはノーコメント。軽く個人の感想を述べさせていただくと面白かったですね。とても良い作品だと思いますよ。

今回はじめてオンラインでムビチケ前売り券を買ってみたら完全なるペーパーレスでカードも何も手元に残らないのね。ムビチケカードの通販も可能だったけど送料が別途かかるから不経済だし、どーしてもカードを手元に残したい訳じゃないからまあいいかと。劇場発行の半券なら手元に残るし。

で、今回も無限列車編の時と同様に500円の追加料金を支払いイオンシネマむさし村山のゴールドクラスを利用。最寄り駅がない都下のシネコンで午前中の上映だから一般席もガラガラって事は分かってるんだけど、折角の休日は少しでも優雅な気分を満喫したい。ワンランク上のソファーは座り心地が良く、ワンドリンクも付くから決して割高とは思えず。

それより何よりこのラウンジよ。

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ああ~ 俺様ってばなんてお金持ち・・という気分を味わえる。そういう単純な思考回路を持ってれば、だけど。

客入りはゴールドクラスが6人ぐらいで一般席は10人居るか居ないか。前記通り、平日の午前中でアクセスが悪い都下のシネコンならこんなもんよ。で、帰りに本屋へ立ち寄ったらこれが目に入る。

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税込み880円でウルトラマン関連記事は100ページ近い。こりゃお買い得だと思いつつ買ってしまった。ボリュームあり過ぎなので時間を見つけつつ読み進めていこうかと。

この作品に触れシン・仮面ライダーへの期待が大いに高まる。特報もいい感じで燃えるし、ホントに来年3月公開されるかどうか分からんけど公開の日を震えて待つ。俺が死ぬ前に完成させて下さいよ庵野さん。

しかしシン・ゴジラの公開からもう6年も経つのかぁ・・

【追記】
職場の若手スタッフにシン・ウルトラマン観てきたぜ~って言ったら、何スかそれ?って返されてしまった。若い世代にはそういう扱いか。オッサン連中ほど盛り上がってないんだな。

2020年7月21日 (火)

黒澤明vs勝新太郎

表題のアナザーストーリーズが今夜再放されてたので部分的に観直したけど、勿体ねえなぁの一語。

仮に黒澤さんか勝新さんのいずれかが大人の対応で折れて和解し、その後も現場じゃ色々あったろうけど何とか作品を作り上げたとしたら影武者は映画史上屈指の大大傑作になってた筈。しかしながら我を通す事に於いては業界随一の二人だからこそ袂を分かつ以外の選択肢はなかった。らしいよなぁと思う半面、もし実現してたらって事はどうしても考えてしまう。

いや、現存する仲代さん主演バージョンだってカンヌでパルムドールを受賞するほど世界的に高い評価を得たし実際に良作だけど、あれが勝新だったら作品の魅力は少なく見積もっても数倍、いや数十倍か。返す返すも勿体ない・・

俺ら世代的に実現しなかった夢の競演をもう1つ挙げるとするならば北野武vs松田優作。此方も理想郷の全く異なる二人だから喧嘩別れしておしまいだったろうなとは思うけど、もし実現したらどれ程の傑作が生まれただろうか。

機会ある度に書いてるけど北野監督誕生と優作さん逝去はいずれも1989年で完全なるニアミス。ちなみに北野監督の処女作その男、凶暴につきの封切り日が8月12日で優作さんの命日が11月6日。たった三ヶ月とはいえ歩み寄る猶予はあった。病床の身の上だったろうが優作さんはたけしさんの凶暴を観たんだろうか。もし観てたらどう思ったろうか。この人と組みたいと思っただろうか。

無い物ねだりだけどシネフィルドランカーの妄想は続く・・

2019年6月19日 (水)

万引き家族

世界を唸らせた日本映画の感想シリーズその2は是枝監督の万引き家族。これがカンヌのパルムドールってのはちょっと意外な気がした。そこが主題ではないにせよ主要キャラが犯罪者の作品なので。ただまあ、過去には人殺しが主人公の作品も多数受賞してるから問題視する方が不自然なのかも。

タイトルが示す通り万引きを繰り返す家族の物語で、これをどうやって家族愛に結び付けるんだろうかと思いながら観ていくと、確実にそこへしっかり落とし込まれてる。但しカタルシスとかそういう単語とは無縁で、観る者に大いなる問いを残しつつドロリとした雰囲気のままエンドロール。

ネタバレになるから具体的に書かないけど、ラストのあのシーンなんか70年代の映画・ドラマだったら間違いなく振り返って窓を開けるなり何なりのアクションを起こす筈。是枝監督はそういう安心感を観客へ与えるような気の利いたマネをしない。だからこそダーク&ヘビーながら心に残る。久々にズズズンと来る作品に触れた感じ。

例によって世評を見渡すと犯罪美化とか言って非難してる人がチラホラ見受けられてるけど全然美化されてないじゃん。でもまあ、そう感じた人にとっては美化なんだろうから捉え方は人それぞれって事で言及を控える・・つーか、受け手によってはあれが美化という解釈になるんだ。逆にそれが何とも不思議。

個人的に一番印象的だったのは家の汚さ。もう、画面を見つめるだけでむせ返るような悪臭が漂ってきそうで凄まじい。物語展開や役者の演技も勿論大切だけど、映画ってのは視覚芸術だからああいう舞台背景のビジュアルが最大のキモだったりする。小綺麗なマンションの一室じゃ映画が成立しないからね。そういう点で美術スタッフの仕事ぶりは本当に素晴らしい。

実は俺、これまで是枝監督作は誰も知らないしか観てなかったんだけどWOWOWで放映された13作品を全部録画したので、何処かのタイミングで俺的是枝監督大会を開催しようかと思ってる。

2019年3月 9日 (土)

地上波でカメラを止めるな!

今夜は休みだし、まだ完治してないものの左手親指もテーピング保護すれば筋トレ可能な状態にまでは回復したのでナイト会員のスポーツクラブへ行こうかと思った矢先、地上波でカメラを止めるな!が放映される事を思い出した。

劇場で1回、レンタルDVDで数回観たからわざわざ地上波で見返す必要はないんだけどTwitterでの書き込みをリアルタイムで追いかけると面白いので筋トレは明日へ先送りし自宅鑑賞と洒落込む。

案の定、初見の人の書き込みを見ると序盤は不評だらけで、中盤辺りから徐々に好意的な声が増えていく。そして最後は絶賛の雨アラレ。これをリアルに眺めるのはやはり楽しく、スポーツクラブ行きを先送りした価値は充分にあった。

とは言え当然ながら最後の最後まで乗り切れなかった人の声も少なくなかったかな。まあそもそも映画ってそういう物だから仕方ない。乗れなかった人へは貴方の感性に合致したもっと楽しめる映画との出会いが今後待っている事を切に願いますと陰ながら祈るのみ。

改めて観ても魅力的な作品なれど、これに関しては俺自身も放送局のテレビカメラマンを生業としてるから身につまされるエピソードが多く、2-3割増しで楽しめちゃうお得感は無きにしも非ず。

実際、生放送でのちょっとした進行上のトラブルは日常茶飯事で、劇中のADちゃんたち同様に手書きのカンペで演者へ場繋ぎをリクエストする事の連続。時には度重なるアクシデントで現場が修羅場と化す事もある。でもカメラを(つーか放送を)止める事は出来ないのでツギハギでもなんでもON AIRタイマーがゼロになるまで我々の戦いは続く。そりゃ急場を凌げばラストの登場人物たちと同じ顔になりますよ。そして、そういう日の打ち上げの酒は美味い美味い。だからって訳じゃないけどウチの現場でもこの映画が好きって人は多い。

ただ悔しいのは職場にカメ止めTシャツ着てっても反応が薄いんだよね。勿論、知ってる人は食い付いてくるけど放送業界の割にスルー比率が高い。今回の地上波放映でかなり知名度が上がったと思うので休み明けにまたONE CUT OF THE DEADのTシャツ着て職場へ行ってみようかな。

2019年2月12日 (火)

さわやかに幕が上がる

黒木華さんの見事な仕事ぶりと、あの素晴らしいエンドロールが観返したくなり幕が上がるの録画BDを引っ張り出して再見。で、初見の時もやたら印象に残ったハンバーグ屋のシーンを観ると、

おっ! この牛の鉄板はもしかして・・

やはり炭焼きさわやかであったか。まあ、物語の舞台が静岡だから当然と言えば当然の話。ロケ地が御殿場インター店か否か知る由も無いけど、先月の中距離ドライブは結果的に聖地巡礼だったという事ですか。

【追記】
ちょっとweb検索したところ、幕が上がるのロケ地は
富士錦店とのこと。

2019年2月 9日 (土)

長谷川博己大会

ここ数週間のまんぷくは俺的にホントやばくて、遂にAmazonや楽天で製麺機の値段を調べる所まで逝ってしまった。あんな物を買い込んだって飾り物になる事が目に見えてるのでポチるのは思いとどまったけど。

ちょっと萬平さんこと長谷川博己さんの仕事ぶりを振り返りたくなり出演作の録画BDライブラリーを一部引っ張り出してきた。長谷川さんと言えば即座に思い付くのは何と言ってもシン・ゴジラの矢口蘭童、あと個人的に好きなのが園子温監督作ラブ&ピースの鈴木良一。で、この辺を観ようと思った矢先webニュースを見たら園監督が心筋梗塞で救急搬送された事を知り驚愕。命に別状ないという話なので一安心したけどご自愛下され。貴方にはまだまだ死んで貰っちゃ困るんですから!

話を戻すけどWikiの出演作リストを参考にすれば長谷川さんが端役以外で出演した劇場公開作品は意外と少なくて13本のみ。そのうち俺が観たのは8本。あと映画じゃないけど家政婦のミタのダメオヤジ役も長谷川さんか。

取り敢えずシン・ゴジラとラブ&ピースを観返したらシン・ゴジラの方は見入ってしまい結局全編鑑賞。あと改めて観てもラブ&ピースの怪演ぶりが素晴らしい。うだつの上がらないロックシンガー志望の男が魔法の力で成り上がっていく話だけど、もう冒頭シーンなんか指摘されなきゃ誰だか分からないほどダメ男になりきってる。そのカメレオンぶりは今をときめく男優としては鈴木亮平さんと長谷川博己さんが個人的にツートップ。女優で言えば黒木華さんもそうだし、ここまで役になりきれる人達って賞賛する以前にある種の恐怖感を覚える。

遂にチキンラーメン完成直前の所まで漕ぎ着け物語も佳境に入ってきた感はあるものの、長谷川さんの見事な仕事があと1ヶ月半は毎朝堪能出来る幸せを噛みしめる。

2019年1月21日 (月)

トラック野郎大会

昨年8月にWOWOWで一挙放映されたトラック野郎シリーズを一気見中。

知ってる人には説明不要なれどトラック野郎シリーズは全10作。俺が観たのは多分5-6作で全部観てない事だけは把握してる。ただ、基本的に物語構成がどれも一緒なので何が鑑賞済みで何が未見なのかまでは把握出来てない。だったらこの機会に全作網羅しようと思いつつ半年近く放置。シネフィル失格か。

で、謎なのが3作目の望郷一番星だけはWOWOWじゃ放映されなかった。恐らく権利上の問題だろうけどこれを観ないと全作網羅とはいかないので手元にある9作の録画BDを観終えたら3作目だけはDVDレンタルでもしようかと思ってる。鑑賞済みの可能性もあるけど前記通り、webで拾えるあらすじを読んでも観たか観てないかの判別が付かないのだ。

しかし改めて観ても面白いなあ。紋切り型、ステレオタイプといった単語がネガティヴに捉えられがちな昨今、若い世代に受け入れられるかどうか分からないけど水戸黄門や必殺仕事人等々、紋切り型が重宝がられた時代の遺産と言っても過言じゃない超超超定型パターンの良作。

更に言えばリアリティゼロ、女性軽視のセクハラ発言、器物破損、殴り合いの大喧嘩、飲酒運転、スピード違反、オマケに追尾のパトカー白バイを蛇行運転で蹴散らすわとやりたい放題。当時SNSや匿名掲示板があったら大炎上必至なれど70年代にそんな物はな〜い! うん、これで良かったんだよ和製娯楽映画は!!

今のところ観たのは御意見無用、爆走一番星、天下御免、度胸一番星の4本。5作目の度胸〜だけは未見だったな。で、清純美女に惚れては振られるもシリーズのお約束なれど5作目は死別だから重いなあ・・ らしくないなあと思ったり。シリーズを重ねると変化球が必要になってくるから仕方ないのかね。

ちなみにトラック野郎シリーズ一作目の封切りが1975年。サム・ペキンパー監督のコンボイが78年作だから新幹線大爆破→スピード同様、たまたまトラック野郎シリーズを観たアメリカの映画関係者が着想を得てコンボイを製作したのでは??と勘ぐったりして。とは言え何処を紐解いてもそんな記述は見当たらないので希望的観測の枠を超えず。

思えば則文監督も文太さんも欽也さんも既に故人なんだよな。40年以上前のシリーズだから仕方ないけど寂しい事この上なし。

2018年12月30日 (日)

ALWAYS 三丁目の夕日

例によっての今更シリーズだけど少し前にWOWOWで全3作が放映されたので遅ればせながら録画して2作目まで鑑賞。

そうねえ・・ 予想通りというか、良作ではあるし好きな箇所は好きだし泣ける箇所は泣ける。ただ、冷める箇所は冷めるからプラマイゼロって印象。でもまあ、嫌いじゃないので残る3作目もきっちり観るつもり。

ちなみに1作目の舞台背景は東京タワー施工時だから昭和32-33年か。さすがにその時代は俺も生まれてないからリアルに体感してないけど昭和40年代ならイヤってほど体感した世代なので本作で描かれる郷愁に共感する部分は多い。

昭和30年代と40年代には共通項が多く、50年代へ入るとALWAYSで描かれる世界観は一気に削がれていくので俺らより1-2世代若くなると昭和30年代ってアメリカの50’s的な異空間に感じられたりするんだろうな。

で、作品云々とは別に昭和30年代と40年代の決定的な違いを俺なりに分析すると道路の舗装状態、ホーロー看板が綺麗か錆びてるか、そして団地の有無。とにかく俺ら世代は団地世代と言っても過言じゃないけどALWAYSに団地は全く登場しない。ここが最大の相違点かも。

Wikiで調べると集団住宅地は昭和30年代から建設こそ始まっているものの主流には至らず、逆に40年代へ入ると同級生の約半数が団地住まいという驚異の普及率を見せる。その証拠に、って訳じゃないけど40年代初頭から放映が開始されたウルトラマンシリーズに登場する子供たちの住居は(のみならず舞台背景も)団地が多い。故に郷愁という点ではALWAYSより初期ウルトラマンシリーズの方がハートに響く。優劣じゃなく原風景として体感したか否かが一番の問題だけどね。

2018年9月30日 (日)

山口百恵&三浦友和の文芸シリーズ

何故この時期に特集が組まれたのか分からないけど5月にWOWOWで放映された山口百恵&三浦友和のゴールデンコンビが出演した文芸シリーズ4本を一昨日辺りから観始める。内訳は伊豆の踊子、潮騒、春琴抄、風立ちぬ。今のところ観たのは伊豆の踊子と潮騒のみだけど気まぐれに寸評なんぞを。

伊豆の踊子は世評も上々で、観たら実際に良作だった。ちなみに当時百恵さんは若干15歳で、今やヤクザの大親分を堂々と演じる三浦友和さんも22歳の超絶イケメン。二人とも若くて涙が出るぜ(俺様は当時8歳)。

この作品、百恵さん演じる踊子の娘が露天風呂から全裸で三浦友和さんへ手を振るカットがあり、世評を調べる為にwebを徘徊したらみんなこのシーンの事を言及してて笑った。

こう書くと観たくなるでしょ? その気持ちは痛いほどよく分かるので俺様が問題のカットをリピーター諸氏の為に画像へ収めて公開しちゃう。

遠景から素早いズームをかけ、寄り切るとすぐ次のカットへ変わるので写るのはほんの一瞬。最初は背格好の似たスタンドインかなと思ったりしたけど、こう観るとご本人が肌色の全身タイツか何かを着て演じてるみたいね。ちなみに俺と同じ事する奴が絶対居るだろうなと思いつつ画像検索かけたらやっぱり居たわ。気になる人はYAHOO!辺りで検索してみればよろし。

ところで俺、30代の頃に古典文学を読み漁った時期があり、確か川端康成の伊豆の踊子も読んだ筈なんだけど内容を何一つ覚えてない。ひょっとしたら読んでないのか?と思いつつ大昔に作成した読破リストを見返したらやっぱり読んでる。完全に忘れてしまったんだな。

続く潮騒。こちらは三島由紀夫の原作未読で、有名なこの火を飛び越えて来いのシーンしか知らない。伊豆の踊子と違って世評もイマイチだし期待せずに観たら、まあ確かにやっす~い青春ラブストーリーだった。取って付けたようなハッピーエンドも???だし、これって原作に忠実なんだろうか。ちょっと気になるので原作を読んでみたくなった。

これから観る春琴抄に関しては、たけしさんのDollsのモチーフにもなってるし谷崎の原作が強烈だから内容をしっかり把握してる。あの変態劇を百恵&友和がどう演じたのか興味津々だったり。

そう言えば大昔に読んだ蓮實先生の批評本で百恵さんが絶賛されてた事をふと思い出した。よく覚えてないけど、作品の質はさておき山口百恵という女優が定着されている事に価値がある云々とか書いてあった気がする。ひょっとしたら蓮實さんって単なる百恵ファンだったのかも。あの人、時折そういう面を見せるから恐れ多くも親近感を覚えてしまう。

参考までに調べてみたら伊豆の踊子が公開された1974年当時、蓮實先生は38歳。ドルヲタ適齢期じゃないですか。

これ以上バカな事を書き続けると信者からお経みたいな抗議文を叩き付けられそうな気がするのでこれ位にしておく。

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