2024年8月28日 (水)

スピルバーグ版 ウエスト・サイド・ストーリー

約7ヶ月サボってた当ブログをいきなり再開。理由は色々あるけどまずこのネタは文字数制限のあるSNSじゃ語り尽くせないんで。しかし日本封切りから既に2年半経過してるので今更感ありあり。

スピルバーグ版の前に1961年製作ロバート・ワイズ版の話を。初見は俺が小六の頃で、wikiで調べたら1979年1月4日にTBSで放映された資生堂 新春スペシャル。ノーカット放映だったらしいけど俺が観始めたのは確かダンスパーティーのシーンからで、最初からちゃんと観たのはビデオレンタルが普及した後だったりする。当時映画チラシ収集に熱を上げてたからタイトルだけは知ってて、映画雑誌にあのウエストサイド物語が遂にテレビ放映!みたいな事が書かれてて少し気になり途中から観始めたってのが正直なところ。

いや何つーか、善し悪し以前に強烈なカルチャーショックを受けた。それまで鮫や熊が人間を襲う映画に夢中だったハナタレ小僧にとっては未知の領域で、カッコいいガイジンたちが唐突に歌い踊り始める構成に脳がバグった。もう訳分からん何じゃこりゃあ!って感じ。ガキだから物語には大して感情移入出来なかったけどモダンジャズとオペラを融合させたレナード・バーンスタインの楽曲とシャープなダンスに魅了され鑑賞後レコード屋へ走りサントラLPを買ってバカみたいにリピートした。あの片足を高く上げるダンスも小学校でよく真似したわ。かの淀川長治先生は体操みたいとかボロクソ言ってたけど俺は好きだったなぁ。今も決して嫌いじゃないし。

それだけ思い入れのある作品だから天下のスピルバーグさんがリメイクするという情報を掴んだ時は期待と不安が入り交じった。結局2年半も保留しちゃったのがその表れかも。

で、満を持してPrime Videoで全編観た訳だけど率直な感想はwebで散見される微妙なレビューと大差なし。やはりワイズ版の印象が強過ぎて違和感しかない。いや、良く出来た作品だとは思うんだけど何一つワイズ版に勝ってない。存在意義もよく分からない。強いて言えば昔こういう素敵な映画があったんだよ。だからこの期にワイズ版も観てねという若い世代へ向けての宣伝効果があるかも。

シンパシーを感じるとしたらオリジナルスコアを絶対に崩せない事。そのままやれば思いっきり比較されるし改変するとブーイングの嵐。もう試合の前から敗北が決定してる感じ。これもwikiによると総制作費$100,000,000で興行収入が $76,016,171だから回収に至ってない。結局、多くのシネフィルが俺と同じ感想しか持ち得なかった事の証ですかね。

曲順がワイズ版と異なるのも気になったけど、良い機会なので色々調べたら実はスピルバーグ版の方がブロードウェイミュージカルに忠実でワイズ版が改変してるらしい。俺、ミュージカル版は観たこと無いから全然知らなかった。それと初見のTBS放映版ってマリアを大竹しのぶが、トニーを国広富之が、ベルナルドをなんとジュリーがアテるという当時流行りの著名人吹き替え方式なのね。これは全く意識してなかった。あるいは忘れてるだけか。深掘りすると色々気付きがあって面白い。そういう意味じゃ2年半遅れのスピルバーグ版鑑賞も意義はあったかな。

2022年9月13日 (火)

追悼 ジャン=リュック・ゴダール

ヌーヴェル・ヴァーグの旗手ゴダールの訃報が流れた。享年91。まだ死因が分からないけど盟友フランソワ・トリュフォーの逝去が1984年10月(享年52)だから大往生と言っても差し支えないのでは。

この歳になってカッコつける必要がないのでぶっちゃけて言うけど正直ゴダール作品の大半は敷居が高くて俺には理解不能でした。しかしながらゴダール分からんとは口が裂けても言えない時代を生きてきた人間なのでその辺の思い出話なんぞを。

俺が初めてゴダールという映画監督の存在を知ったのは奇しくもトリュフォーが亡くなった1984年頃。1968年の五月革命以降商業映画の世界に背を向け極めて政治的な短・中編作品ばかりを打ち出し続けてきたゴダールが79年に勝手に逃げろ/人生で商業映画へ復帰し、82年制作のパッション、83年制作のカルメンという名の女が日本でも単館上映。それに併せ気狂いピエロがリバイバル公開され一部シネフィルの間で盛り上がりを見せていた頃。俺様は若干18歳。背伸びしたがり絶頂期ですね。

当時ちょっとインテリなシネフィル(・・と卑屈な俺は決め付けてた)と対話するたび、直接的にハッキリ言われた訳じゃないけど君はゴダール様の魅力が何一つ理解出来てないね的な上から目線の蔑みを常に感じてた。まあ実際に理解出来なかったから仕方ないのだが。そんな訳で分からないけど分かったフリして周囲に吹聴してた。とは言え分からない人間のまま終わってしまうのはイヤだから気狂いピエロなんか学習塾にでも通う感覚で劇場へ7-8回観に行った覚えがある。その直後に公開されたゴダールのマリア、ゴダールの探偵は封切り直後に観たけど率直な感想を述べるとマジ分かんね!

それでも分からん監督と切り捨てられなかった理由は、敬愛して止まない映画監督や批評家のゴダール愛に溢れる記述に触れて感銘を受けたから。気狂いピエロのリバイバル公開時のパンフにある大森一樹監督のゴダール賛歌や山田宏一さんの名著、友よ映画よを読んでしまうとゴダール作品を理解したい!俺も魅了されたい!と思わずにいられなくなる。

結局俺は20本ぐらいのゴダール作品を観たのかな。やはり分からない作品は分からないけど、勝手にしやがれが当時の映画界に与えた衝撃は充分に理解出来た。俺が生まれる前の話だから想像するしかないのだが、それでも勝手にしやがれの冒頭5分間で映画業界人が顔面蒼白になった事は容易に想像が付く。長年に渡り映画業界が培ってきた映像表現の形式を完全に破壊した上で大衆の支持を欲しいままにした訳だから、そりゃオールドタイプは慌てふためくでしょ。

現代に置き換えれば自由奔放な表現スタイルで圧倒的な再生数や巨万の富を得るユーチューバーと、それに翻弄されるテレビ業界人の関係に近いかも。古いテレビの慣習ではタブーとされてきた同ポジ繋ぎやジャンプカットの応酬で揺るぎない支持を得てるんだから彼等こそ現代の映像業界に於ける新しい波だよ。それを62年前に映画界で成し得たヌーヴェル・ヴァーグ恐るべし。

一時期は手元にゴダール作品の録画データが10本近くあったのだが全然観ないので少し前に整理しちゃって、今残ってるのは勝手にしやがれと気狂いピエロだけ・・かと思いきや探偵とメイドインUSAと初期短編集(男の子の名前はみんなパトリックっていうの、水の話、シャルロットとジュール)が残ってた。短編はちょっと観返したいな。特にシャルロットとジュールはゴダール作品にあるまじき明瞭な面白さ(・・でありつつ映像スタイルはTHEゴダール)の傑作だから今宵はこれ観て鬼才を偲びますか。

2022年6月 1日 (水)

トップガン マーヴェリック

職場の若手スタッフに絶対劇場で観た方が良いと熱く薦められたので観てきた。いやあ、良かったな。1作目とはかなりコンセプトの異なる作品ながら随所にオールドファンへの目配せやトニー・スコット監督に対する敬意が感じられ実に好印象。それに仕事仲間も言ってた通り、あのド派手なドッグファイトシーンはバカでかいスクリーンで観た方が満喫出来るに決まってる。あと個人的にグッと来たのがジェニファー・コネリー。御年50を過ぎてあの美貌は規格外つーか妖怪レベル。

ちなみに俺、1作目にさほど思い入れがなかったりする。日本で公開されたのは1986年だけど当時はアートかぶれの絶頂期で、娯楽作品を軽蔑する事にアイデンティティを見いだす低脳だったから巷で大人気のトップガンを認めない俺かっけーとか思ってた。若気の至りとは言え恥知らずにも程がある。

そんな奴だから観もせずにチャラい映画と決め付けてたけど、随分後になって全編しっかり観たら意外に骨太なんだよね。本作は更に骨太と言うか、ところどころファイアーフォックス的だったりハートブレイクリッジ的だったり、ちょっとイーストウッド作品を彷彿させる。

帰宅後Wikiで調べたら企画段階ではトニー・スコット監督がメガホンを取る予定だったのか。実現しなかった事はシネフィル的に残念の一語なれど、ジョセフ・コシンスキー監督を筆頭に制作陣が相当頑張ってスコット監督の演出スタイルへ寄せて作り上げてる。そんな映画愛に溢れた作品で個人的にも愛おしい。手元に1作目の録画BDがあるので久々に観返したくなったよ。

2021年5月 5日 (水)

ダンスのシンクロ

PMC Vol.15掲載のベビメタインタビュー記事で実に印象深かったのが、アベンジャーズの3人は音の取り方がそれぞれ微妙に違うので気配を感じるように息を合わせてるというMOAMETALのコメント。はぁ、これはもう素人じゃ計り知れない領域の話だと思ったし、そういうコメントが出る時点で真のダンサーだなぁと。

少し前、鞘師里保嬢のラジオ番組にPerfumeののっちがゲスト出演した際にも鞘師嬢が凄くダンサー目線のコメントを述べてた。曰くPerfumeのダンスはしっかりシンクロしつつも3人がそれぞれ個性をしっかり持って表現してる所が凄いと。これは確かにその通りで、動きが揃ってるのにあ~ちゃんはあ~ちゃんらしいし、かしゆかはかしゆからしい。単なる鏡合わせじゃない所が面白い。

ここでちょっと書いたけど大阪城ホールのMOAMETALと鞘師嬢も正にそうだった。タイプは違うのにシンクロしてる。何をどうすればそうなるのか俺にはさっぱり分からんのだが、経験豊富なプロのダンサーなら分かるんだろうな。逆境ナイン的に言わせてもらえば一流は一流を知るという事か。

その代表例とも言うべき動画に直リン貼っちゃう。繊細かつ軽快なフレッド・アステアと、ダイナミックかつパワフルなジーン・ケリーの共演。やはりタイプは全く違うのに恐ろしいほどシンクロしてる。ダンスの世界って奥深い・・

2021年4月29日 (木)

LiTTLE SHOP OF HORRORS Somewhere That's Green

遅ればせながらリトルマーメイドを観たら凄く良質なアニメ映画だった。で、ここでもちょっと触れたフランク・オズ版リトルショップ・オブ・ホラーズのSomewhere That's Greenを久々に観たくなり再見。このシーン、少なく見積もっても300回は見返したか。もう何がどうとか説明出来ないんだけどホントに大好きで何度観ても飽きない。

Somewhere That's Greenの語句でYouTube検索するとオフ・ブロードウェイバージョンの動画も幾つか弾き出され、観たら全身総毛立ち号泣。やはりロックにせよミュージカルにせよライブには敵わん。とは言え映画版にも映画ならではの魅力が備わってるので比較するのはナンセンスか。

2020年7月 6日 (月)

追悼 エンニオ・モリコーネ

モリコーネ大先生が永眠されたとのこと。91歳とご高齢なので仕方ないとはいえ、怪我で亡くなられたという話なので出来る事なら老衰とかで大往生して欲しかった。

モリコーネさんと言えばニーノ・ロータと並び称されるイタリア映画音楽界の大巨匠。マカロニウエスタンのムーブメントを屋台骨から支え、手掛けた作品は星の数。その中で個人的に今夜聴きたい曲を1つ挙げるとすればこれ。

観る人が観ればすぐ分かると思うけど、拙作スケ番ハンターズ地獄の決闘ではこのシーンをあからさまにリスペクトしてる。音楽を担当していただいた元太郎君にも原曲を何度も何度も聴いてもらったっけ。そこはかとなく漂う哀愁と遊び心が共存した巨匠ならではの佳作。世間的にはもっともっと知名度の高い楽曲が沢山あるけれども、今夜はこれを聴きながら偉大なる音楽家を偲ぼうと思う。

2020年6月13日 (土)

BTTFの例のシーン

今夜地上波でマーティ=山寺宏一さん、ドク=青野武さん吹き替えのバック・トゥ・ザ・フューチャーが放映されたみたいね。このバージョンは観た事がない・・つーか、よくよく考えたら吹き替え版を頭から尻まで観た事は一度もないからちょっと観たかったな。でもこれってソフト版らしいから吹き替え版収録のDVDをレンタルすれば観られるか。気が向いたら借りてこよ。

しかしBTTFは昭和風に言わせて貰うと実にゴキゲンな作品で大好きだけど封切り時の俺は大変なアートかぶれで、娯楽作品を馬鹿にするのがポーズとしてカッコイイという思想に囚われた偏屈野郎だった。だからBTTFにせよ所詮娯楽映画だからさ~とか周囲へ減らず口叩きつつ、このシーンだけは当時も思いっきりツボに来ちゃって録画VHSを密かにヘビロテしてた事を白状しておく。シャレが効いてて良いんだよなぁ。

 

2019年2月18日 (月)

ボヘミアン・ラプソディ

世評によるとクライマックスが号泣必至という話で、いい歳こいて劇場でオイオイ泣きたくないから保留してたものの既に封切りから結構経ってるし、夜の地方シネコンなんぞガラガラだからおっさんが泣いてても問題なかろうと思いつつ遅ればせながら鑑賞。結論から言えば目がウルウル程度で済んだから命拾い(?)

初期の不遇の時代とか全く描かれないし、順風満帆なサクセスストーリーがサクサク展開する印象を受けたのは長丁場の朝ドラに付き合い続けてる影響が無きにしもあらずか。メンバーとの軋轢やゲイ問題以外にも苦悩するエピソードが色々描かれた方が作品の重厚感は増すんじゃないかと思ったりしたけど、そういう事すると3時間オーバーの超長編になっちゃうからこれ位が丁度良いのかも。

それでもやっぱりクライマックスのLIVE AIDは文句なしに感動的。もう、ここへ至る為だけに全編構成された作品と言っても過言じゃない。これもwebで拾った記述の受け売りだけどLIVE AIDのシーンは再現性がハンパないんだってね。そういう意味じゃオリジナル映像を繰り返し観まくったオールドファンであれば号泣モノなのかも。

で、ちょっとホンモノが観たくなってYouTube検索したらすぐ出てきた。こりゃ凄え。確かに再現性が尋常じゃない。恐らくピアノの上に置かれたペプシの紙コップとかも含め完全再現してるんだろうな。

手持ちのライブラリーを物色したら2015年にWOWOWで放映されたQUEENのライブ映像を2編発見。今宵はこれ観て在りし日のフレディのパフォーマンスに酔いしれようかと。

しかしリリース当時ボヘミアン・ラプソディが保守的な上層部に全く受け入れられないエピソードも描かれるけど、時代を先取りし過ぎると仕方ないのかも知れない。俺が初めてボヘミアン〜を聴いた時は全身総毛立ったもんだけど、その頃はもう大傑作としての評価が確立されてたからなあ。あと今さっきWE WILL ROCK YOUを聴き直したらあの曲、たった2分しかない。名曲に長い短いは全く関係ないね。

2019年2月16日 (土)

ファースト・マン

昨日まで使ってたサブマリ様を気まぐれにスピマスProへ付け替えて地元イオンのシネコンへ行き、ファースト・マンを観てる最中に俺ってば無自覚ながらベストチョイスをしてしまった事に気付いて自画自賛。

ただ作品中、アームストロング船長の腕時計がスピードマスターだとはっきり認識出来るカットは1つもなし。唯一、出発の前夜に子供たちと話をするシーンで船長の腕に注目するとナイロンベルトのクロノグラフで、秒針が0時方向で止まってるから多分スピマスだろうなと分かる程度。とは言えムーンウォッチの事は俺みたいなニワカですら把握してる周知の事実だから、そこは制作サイドもしっかり考証して小道具を用意してるんじゃないの。知らないけど。

さておき軽くレビューを書かせていただくと俺は好きだな。でも世評が気になりYAHOOのユーザーレビュー覗きに行ったら概ね好評なれど不評も少なくない。曰く単調・退屈だと。

そうねえ・・ 単調は言い過ぎかと思うけど地味ではあるね。アポロ計画という壮大なプロジェクトを描いた作品の割に派手さがなく、淡々と話が進む感はある。それを重厚と捉えるか退屈と見るかが評価の分かれ目かも。

個人的に大好きなのはジェミニ8号打ち上げシーン。視覚情報を極限まで排除し、コックピット内を主観で捉えた臨場感と緊張感は尋常じゃない。アポロ11号の打ち上げシーンも良かったけど両天秤に乗せたらジェミニの方がハートに響いたな。

しかしチャゼル監督、本作じゃセッションともラ・ラ・ランドとも全く異なるアプローチで勝負してる。この人の才能も相当に底なしだわ。今後もその動向から目を離せない監督の一人だね。

2019年1月30日 (水)

サスペリア

一昨日TOHOシネマズ新宿で観てきた。キャパ120程度のハコなれども平日の昼間に8-9割の客入り。両隣に見ず知らずの人が座ってるシチュエーションでの映画鑑賞は結構久々。平日の夜、ガラガラの都下シネコンで観る機会の方が圧倒的に多いんでね。

取り敢えず公開直後なのでネタバレを考慮し、内容についてはあまり触れず話を進める事にする。

昨今のリメイク版としてはロボコップ並の支持率かな。今の時代オリジナルに忠実過ぎるリメイクにあまり意味が無い事はキャリーが証明済みだし、そういう意味じゃ意識的にオリジナルとは作品カラーを一変させた制作サイドのスタンスに間違いはないと思うし好印象でもある。

ところがYAHOO!あたりのユーザーレビューを覗くと賛否真っ二つで否定派はボロクソ言ってる。それはまあ何時もの事なれども俺自身の意見を言えば中立かな~と。良作ではあるもののオリジナルが好き過ぎるので遠く及ばずの印象も否めず、と。

1977年に公開されたダリオ・アルジェント版サスペリアは正に観る覚醒剤で、観客は視覚と聴覚を終始刺激され続けて観終えた時には気が狂ってるという重要危険物。しかも意味が全く分からない。

今も語り草になってるアパルトマンの冒頭シーンは少なく見積もっても300回以上観返したけど、バレエ学院を逃げ出した女学生が悪魔の手先らしき奴に惨殺されるのは分かるとして、彼女を受け入れた住人の女性が何に怯え、何から逃げて叫び続けてるのか誰にも理解出来ない。で、ここが重要なんだけど、その支離滅裂さが作品の質的向上の役割を担ってる。

あのアパルトマン、実在するのか作り込んだセットなのか知らないけど色彩もデザインも完全に狂ってる。そこへ幻想的な原色照明が加わり、ゴブリンの奏でる狂気のサウンドが流れ続けるという。あれこそ時代が生んだ奇形的作品としか言いようがなく、今の時代に再現は不可能。だからこそオリジナル崇拝者の否定的意見も理解出来る・・けど、リメイク版も良作には違いないので否定出来ずって感じ。

個人的な事を言えば2時間半オーバーの上映時間がやや苦痛だった。おかげで集中力がちょいちょい切れてしまったし、これは後にBD/DVDないしWOWOW放映で観返す必要があるかも。

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