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2018年8月16日 (木)

パピヨンのギロチン斬首シーンを分析する

数日前このシーンを観返したら面白い事に気付いた。



ここまでが生身の役者さんで、ギロチン刃がギリのギリで止まる。これが2コマあって、



人形にすげ替えられ先のカットにはなかった逆光の中、派手に首が吹き飛び画面が血に染まる。コマ送りすればモロバレなれども今の今まで気付かなかったなあ。2コマも刃が止まった画を挟んでるから気付きそうだけど、次カットの逆光イメージが強烈だから気付かないんだな。正に編集の勝利。

それにしてもこの役者さん、命賭けだね。撮影に使ったギロチン刃の素材が何なのかは知らないけど、下手したら大事故だよ。まあ、70年代の映像業界にはありがちな話だけど。

ちなみにテレビ放映時は首が飛ぶ寸前、静止画になった筈。それが逆に死の恐怖を煽った思い出・・

2018年7月14日 (土)

ウエストサイドとロシュフォール

深夜の私的ミュージカル大会は今夜も継続中で、何時もはお気に入りのシーンのみ抜粋して観てるラ・ラ・ランドを通しで観てみたり。

いや、前から分かってた事ではあるけどミュージカル作品って初見の時より再見した方が断然くる。何故ならオープニングやクライマックスは全編を彩る楽曲の組曲というパターンが多いから。

ラ・ラ・ランドに関して言えばクライマックスの素晴らしいミュージカルシーンが前記通りの組曲構成になってる。そこに登場する一つ一つの楽曲を本編でじっくり聴き返すと、何つーかググッッ!と来ちゃうんだな。

しかしラ・ラ・ランドの事を語ろうとすると、どうしてもロシュフォールの恋人たちを引き合いに出してしまうけど、これはもう制作サイドが明らかにロシュフォールを意識して作ってて共通項が多いので仕方ない。

で、当のロシュフォールがオリジナリティ溢れる斬新な作品かと言えば決してそんな事は無くてラ・ラ・ランド同様、過去作品の焼き返しで構成されてたりする。

これなんか特に顕著な例。


ウエストサイド物語のあまりにも有名な片足を高く上げるポーズをご丁寧にモノホン(死語)のジョージ・チャキリス引っ張ってきて再現する辺り、焼き返しと言うよりパクりを楽しむスタンスで作られてると言っても過言じゃない。

ラ・ラ・ランドもそうだな。あの高台のシーンの楽曲、どう聴いたってミシェル・ルグランでしょ。それをあからさまに、更に言えば英語がフランス語風に聞こえる空耳要素まで含めてるから俺みたいなオールドファンは心臓を鷲掴みされてしまう。

ちなみにウエストサイド物語だけど、敬愛なる淀川さんは激しく酷評してて全く認めてなかったらしい。テレビじゃそういう事を絶対言わない人だったから著書で読んだか講演で聴いたかうろ覚えだけど、あの体操みたいなダンスはあり得ないとかボロクソ言ってた。

俺自身は決して嫌いじゃないんだよな。実を言えば生まれて初めて観た洋画のミュージカルはウエストサイドで、登場人物がいきなり歌い踊り出す構成に戸惑いつつも楽曲の格好良さに惹かれて一時期かなり傾倒した。確か小六の頃、学校でジョージ・チャキリスのマネして廊下で踊ってたら勢いでメガネが吹き飛び、レンズをブチ割った事もあったり。バカさ加減は昔も今も全然変わらないな。ま、それだけ好きな映画だって事で。

個人的に一番好きなのはCoolのシーン。ここだけなら多分軽く300回以上観返してる。そんな事を書いてたらまた観たくなったのでこれからBD引っ張り出して再見しよ。

ちょっとYouTube検索したら動画があったので埋め込みリンク貼っちゃう。初見の人はここだけ観ても意味分からないと思うけどね。

2018年7月11日 (水)

生涯No.1の傑作カット

何がキッカケになったのか忘れたけど昨夜からミュージカルモードへ入り、手持ちライブラリーの様々なミュージカル作品を再見。ザッと挙げるとラ・ラ・ランド、ダンサー・イン・ザ・ダーク、嫌われ松子の一生、リトルショップ・オブ・ホラーズ、ジーザス・クライスト・スーパースター、ロシュフォールの恋人たち、シェルブールの雨傘、バンドワゴン、雨に唄えば等々・・

勿論、全編観返す余裕は無いので好きな楽曲部分のみ抜粋。こういう鑑賞スタイルなら悪名高きダンサー・イン・ザ・ダークも普通に堪能出来るので好都合。しかし改めて観てもラ・ラ・ランドのオープニングは最高だし大好きだけど、ロシュフォールの恋人たちのキャラバンの到着には到底及ばない。ダンスのシンクロ度も撮影技術も絶対的にラ・ラ・ランドの方が上だと言うのに。

結局、本家の貫禄なんだろうな。ロシュフォールなくしてラ・ラ・ランドは存在し得ないという映画史的事実が揺るがぬ師弟関係を形成する。若きシネフィルだと違ったりするのかも知れないけど俺みたいなオールドタイプにとっては崩れない、崩しようもない。憶測だけど制作サイドも似たようなスタンスじゃないのかね。目的は超える事じゃなくオリジナルに近付く事、寄り添う事であると。

***

話は変わって表題の件。俺とて何千本もの映画を観てきた自称シネフィルだから心に残る映画の傑作カットをひとつだけ選出せよと問われれば無理!と答えるけど、こめかみに銃を突きつけられ選出しないと殺すと言われたら高確率で選ぶであろうカットがこれ。

シェルブールの雨傘・第一部のラストカット。兵役で離ればなれになる恋人達の別れを描いたシーンの長回しで、少なく見積もっても3000回は観返したか。昨夜も30回ほどリピートしたけど、何100回観てもギィが乗った瞬間に列車が走り出してる。

映像を見る限り早朝の撮影と思われるので、恐らくは深夜に何度も何度も何度もリハを繰り返し、本番では男優が列車に乗る瞬間と列車が走り出す瞬間をシンクロさせるため現場に大音響でカウントダウンを流してる筈。何テイク繰り返したのか、或いは奇跡の一発OKなのかは知る由も無いけど、僅かばかり映画制作に携わった経験者として言わせて貰えば、これはもうあり得ない程に完璧で、存在する事自体が奇跡的なカットなのだ。

シェルブールの雨傘は全編通して完璧な映画だけど、このカットは完璧の上を行く完璧さ。それを映画史に刻んだという事実だけでもジャック・ドゥミは殿堂入り確定。こんな事を書いてたらまた観返したくなったので、問題のカットだけ20回ほど再見しようかと。

2018年6月14日 (木)

デンジャラス・デイズ:メイキング・オブ・ブレードランナー

先月WOWOWで放映され録画した表題作を観たら本編も見返したくなり、何年か前に買ったファイナルカット版のブルーレイを引っ張り出してきて驚愕。なんとこのドキュメンタリー作品、特典ディスクにしっかり収録されてんの。最近このパターンが多くて凹むなあ・・

本編だけ観て特典ディスクを観なかった可能性もあるけど、恐らくは一度観たにも関わらず記憶が飛んでる可能性の方が高い。歳食うとここまで記憶力が低下するのか・・

ちなみに本編を観るとブレードランナーの舞台は2019年11月。約1年半後ですか。ま、2001年宇宙の旅もバック・トゥ・ザ・フューチャーの2015年も飛び越えちゃってるから今更とやかく言うのもナンセンス。

一抹の寂しさは否定出来ないけど、そういう時は宇宙戦艦ヤマトの時に西暦2199年を思い起こせばよろし。ま~だまだまだ先の話だぜ。残念ながら俺も貴方も生きてないけどね。

2018年3月17日 (土)

ラ・ラ・ランド

久々に書く映画ネタがこれってのは意外に思われるかな。

機会ある度に書いてるけど俺って昔からRKOやMGMの古典ミュージカル映画が大好きで、昨年この作品が話題になった時も多分俺のツボじゃないかな~と思いつつ結局観なくて、つい先日WOWOWで放映されたから録画してようやく観たんだけど、やっぱり俺の予感に間違いは無かった。冒頭からスーッと映画の世界に引き込まれ、自宅鑑賞にも関わらずエンドロールの最後まですっ飛ばさず付き合わされたのは何時以来だろ。

ミュージカル好きのシネフィルならすぐに分かるけど、この作品のオープニングは明らかにロシュフォールの恋人たちの現代風アレンジ。物語序盤、しがないピアノ弾きの男と女優志願のヒロインが歌い踊る高台の長廻しは誰がどう観たってバンドワゴンの再現。作品そのものも魅力的なれど、こういう目配せと言うかオールドファンをニヤリとさせる作り手の映画愛がハートにグサグサ突き刺さる。

一つ難点を言えば中盤のドラマ部分にミュージカル要素が含まれていない事。あのストーリー展開にこそ気の利いたミュージカルナンバーが数曲必要だと思うし、なんか別の土俵で勝負してない??と突っ込みを入れたくなったけど、そこ以外ほぼ文句なしだな。昨年のアカデミー作品賞はこれでも良かったんじゃね?と思わされるほど良質な作品だった。

但し万人にお勧めはしない。ミュージカルって結構好みが分かれるからね。以前、登場人物が突然歌い踊り出す不自然さに全く付いていけないと友人から聞かされた事もあり、それはまあ確かに不自然なんで、そういう世界観が苦手な人は全然楽しめないだろうからミュージカルアレルギーじゃ無い方へはお勧めという事で。

ちなみに明日は本作を退け昨年度のアカデミー作品賞をさらったムーンライトを観る予定。

2017年11月15日 (水)

ブレードランナー2049

かなり評判が良いので観てきた。確かに良作だと思ったけどオリジナル程には陶酔出来ず。

1982年制作のオリジナル版はレイモンド・チャンドラーの進化形然としたハードボイルドな佇まいやルトガー・ハウアー扮する強烈な敵役が何よりも魅力的で、そこが今回やや希薄かな~と思ってしまった。但しオリジナルを継承する無国籍のビジュアルイメージとジメジメ感は特筆すべき見事さ。

それと観てる間はさほど長いと感じなかったものの、やはり163分という長尺は俺的にマイナスポイント。体調が万全じゃなかった事もあってちょいちょい意識を失っちゃったし、これは改めてレンタルBD借りて見直すかWOWOW放映を待つ必要あり。

で、今は手元にあるオリジナルのファイナルカット版BDを再見中。やっぱ、こっちは文句なしに最高。しかしオリジナル版の舞台背景って2019年、今から2年後なのね。何とも感慨深い。

そう言えば俺、10数年前にアンドロイドは電気羊の夢を見るか?を読んだ筈なんだけど何一つ覚えてない。記憶力悪過ぎだわ。

それにしてもオリジナル版でデッカードが日本食屋で4つ注文して店員の爺さんに2つで充分ですよと言われた物が何なのか気になり過ぎる。画面上に登場するのは追加注文したヌードル(うどん)だけなので。う~ん・・ 寿司なら2つで充分とは言われない筈だし・・

2017年9月 2日 (土)

サメ映画大会

ゾンビ映画と並び、一ジャンルとして確固たる地位を築いた感のあるサメ映画。夏という事もあってか先月WOWOWで5-6本のサメ映画が放映されたので折角だからと5本ほど録画して、ここ数日で全部観た。内訳はシン・ジョーズ、ディープブルー・ライジング、ゴーストシャーク、シャークトパス、シャークトパスvs狼鯨。もうIQ低そうなタイトルばっかり。

ゾンビ映画同様、過剰な期待をせず割り切って観ればどれもそこそこ楽しめる。逆に言えばCGクオリティがどーのこーのとすぐ文句垂れる類の人種は絶対に楽しめないので観ない方が吉。ハイクオリティのCGを堪能したいんだったらビッグバジェットのハリウッド大作だけ観てればよろし。

あくまでも個人の感想だけど、今回観た5本も思ったよりは楽しめた。特にシャークトパスは後にシリーズ化されただけあって拾い物的な佳作。ゴーストシャークもかなりのトンデモ映画なれど、ジョーズに対する畏敬の念がひしひし伝わり好感度高し。シン・ジョーズにせよタイトルには正直呆れたけど結構楽しめる箇所が多い映画だった。

で、気まぐれにTSUTAYA DISCASへ飛びサメ映画を検索したら、まああるわあるわ。こんなの氷山の一角だと思うけど、羅列されるサメパッケージがコレクションめいてて面白いのでスクリーンショット画像を公開。

JawsShark1Shark2

タイトルにつられて観たくなる映画が結構あるね。俺的にツボなのはフランケンジョーズ、ダブルヘッド・ジョーズ、トリプルヘッド・ジョーズ、シャーク・イン・ベニス、そしてメガ・シャークvsメカ・シャーク。メガ・シャーク~に関してはあまりにも気になり過ぎて地元のレンタル屋でDVD借りて来ちゃった。これ、シリーズ3作目らしいんだけど恐らく話は繋がってないだろうし、これから観始めても問題あるまい。他はまあ気が向き次第・・

2017年4月26日 (水)

ベニスに死す

17年3月23日
掟ポルシェ @okiteporsche
『ヴェニスに死す』はヲタがアイドルの可愛さをああでもないこうでもないと言い合ったりする究極のアイドルヲタ映画です(これ言うのもう何度目か) via ついっぷる 
2017.03.23 01:26

17年3月23日
掟ポルシェ @okiteporsche
『ヴェニスに死す』は喜劇であり悲劇であり故にラストシーンのアッシェンバッハは尊く美しい。アイドルヲタはアイドルとヤリたいのではなく、むしろその真逆で神聖視しすぎる。故に滑稽に映るという向きもあるだろう。永遠に手の届かない対象への情熱を知った者は幸せだ。 via ついっぷる 
2017.03.23 01:34

無断転載失礼。掟さんがベニスに死すに関して言及するのも意外だったけど、この記述がやたらハートに響いて久々に見返したいなあと思ってたところ、申し合わせたようにWOWOWで今日放映されたので数10年ぶりに再見。

この映画の俺的ファーストインプレッションは高貴な変態映画。今見返してもその印象にブレはないものの、先の掟さんの記述に触れて再見すると違う意味でハートにビシビシ突き刺さる。

結局、アッシェンバッハ教授は美少年タジオと談笑したい訳でも触れ合いたい訳でも言わずもがなヤリたかった訳でもなく遠くから見守ってれば大満足で、時折目が合ったりしたらもう萌え萌え~という正しきドルヲタ。

俺、ヴィスコンティ作品は若者のすべてと地獄に堕ちた勇者どもは好きだけど他は理解不能(但し、鑑賞当時は筋金入りのハスミ虫だったから公言出来ず)。にも関わらずベニスに死すだけは一度観ただけで忘れられなくなるほど印象的だった。その理由が掟さんの記述で理解出来た。今も年甲斐なくPerfumeやベビメタに熱を上げるドルヲタの血が俺の中でも脈打ってるからなんだな。

2017年4月25日 (火)

ハリウッド娯楽大作の宣材スチル

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昭和のシネフィルにとってはお馴染みのタワーリング・インフェルノ宣材スチル。本編じゃポール・ニューマンと自分の格付けでごねまくったマックイーンもこれに関してはうるさい事を言わなかったらしく一番端に写ってる。

このメンツだとやっぱりフレッド・アステアがNo.1扱いか。まあ大先輩だもんね。それと劇中じゃ徹底的にいがみ合うポール・ニューマンとリチャード・チェンバレンが笑顔で腕組んでる所が面白い。色んな意味で素敵なショットですね。

数日前に同世代の仕事仲間とこのスチルの話で盛り上がり、俺は知らなかったけどポセイドン・アドベンチャーでも同様の宣材スチルが存在する事を聞いて画像検索したらすぐ出てきた。

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こっちも良い写真だけど豪華絢爛という意味じゃタワーリング~に軍配か。ちなみにポセイドン~の宣材スチルはバリエーションが豊富で他にも沢山弾き出されてくる。興味がお有りの貴兄はご自分で検索していただきたく。

なお、俺にとってハリウッド娯楽大作宣材スチルのNo.1はこれ。

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いや~、シビれるわ。このエイリアン2の宣材スチルにもバリエーションがあってシガニー・ウィーバーが腰に手を当ててるバージョンや、両手をだらっと下げてるバージョンもある。どれもいい写真だけど俺的にはこれがベストかな。

2017年3月10日 (金)

ザ・ウォード/監禁病棟

久々にやっちまった。未見のジョン・カーペンター監督作ザ・ウォード/監禁病棟(2010)を観たくてレンタル屋へ行き、ちゃんと確認せず手に取ったDVDはザ・ウォード/感染病棟という別物。クレジットされる原題が違うしタイトル上にJohn Carpenter'sの表記もないし作風もカーペンターっぽくない。

それでも一応最後まで観たらクレジットされる監督名がカーペンターじゃなくてようやく過ちに気付いたという。10数年前、エクソシストを借りようと思ってパチモンのエクソシストを借りてしまった時と同様の脱力感に見舞われる。まあ、それなりに良く出来たサイコホラーだとは思ったけど俺が観たかったのはカーペンター作品なわけで。

改めて監禁病棟の方を借りて観たけど、もはやカーペンター演出にも老いが見え寂しい印象。ちなみに劇場用作品としては2001年のゴースト・オブ・マーズ以来か。2005年制作のテレビシリーズ、マスターズ・オブ・ホラーの1エピソードも良かったし相変わらず外さない人だなあと思ってたけど、やはり歳には勝てないか・・

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