2022年11月18日 (金)

帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令

アマプラでシン・ウルトラマンの配信が始まったのでポイントポイントを観返す。うん、やはり山本耕史さんのメフィラスは良い。

併せてDAICON FILM版の帰ってきたウルトラマンも配信されてるというのでちょっと観たら、すげー画質が良くてビックリ。オリジナルが8mmフィルムだから限界はあるけど色の再現性が手持ちのDVDとは比較にならないほど向上してる。あとDVD版との相違点はビデオマスター特有の下部の帯が消えてる、幾つかのカットでワイドレンズを使用した際に起こる四隅のケラれが見受けられる、エンドロールがオリジナルのクレジットに戻ってる、こんな所か。

デジタルリマスターって事はなさそうだけどオリジナルフィルムをHDクオリティで再テレシネしたっぽい。で、ちょっと調べたらシン・ゴジラ公開時に庵野秀明 実写映画作品集 1998-2004というBD-BOXがリリースされ、ボーナストラックにこの帰ってきたウルトラマンも収録されてるので恐らくはそのマスターを使用してるのではないかと。

まあウチみたいにマニアックな弱小ブログを覗いてて、庵野監督に興味をお持ちの貴兄なら未見って事はないと思うけど、もし観た事がなくてアマプラ視聴可能な環境であれば一度は観る事をお勧めする。EVAやシン・ゴジラの完全なるプロトタイプで、庵野監督の目指す方向性に全くブレが無い事を再確認出来る貴重な一作。

ちなみに俺、これ以前に撮られた2本の庵野版ウルトラマンは未見。大阪芸大の課題作品で一般公開されてないからね。東京国際映画祭の庵野秀明特集で公開されたのもアオイホノオの劇中に登場する再現版だったらしいし、余程の事がない限り観られる機会は訪れないんじゃないかなと。

2022年5月22日 (日)

私的ウルトラマン大会

シン・ウルトラマンを観たらオリジナルも観返したくなり手元の録画BDライブラリーを物色。とにかく分類がアバウト&数が多くてなかなか見つからず数10分奮闘し、ようやく見つけた。初代は2012年にWOWOWで放映された時に録画した5話のみ。10年前だから5話しか録画しなかったのか、放映されたエピソードがこれだけだったかの記憶が曖昧。内訳は1.2.15.23及び最終回の39話。いずれも定評ある神回ですね。特に23話のジャミラは個人的に最も印象深いエピソードで、後のセブンにも通ずる人類ってホントに正しいの?という疑問符を視聴者へ投げかけるダーク&ヘビーな一作。

世代的に俺は初代より帰ってきたウルトラマンの方が思い入れ深かったりする。初代は1966年7月からの放映で俺はまだ生後2ヶ月。次のセブンも1歳の1967年10月に放映開始。帰ってきたウルトラマン、俗に言う新マンは5歳間近の1971年4月スタートなので俺もようやくリアルタイムでの視聴が可能になったと。悲しいかな大人になってから観返すと初代やセブンの方が作品クオリティは上だったりするんだけどね。でも新マンのオープニングやワンダバを聴くと今も燃える。実体験としての記憶があるからか。

初代は前記5話、セブンは12話を除く全エピソードの録画データが手元にあるけど新マンはたった1話のみ。2016年にBSプレミアムで放映された怪獣使いと少年ですね。

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これもセブンを彷彿させるヘビーなエピソードで非常に印象深い。個人的趣味の問題だが俺の中じゃウルトラシリーズと言えばセブンが基準になっちゃってる。他とはなんか違うんよ。全シリーズ網羅した訳じゃないから無責任な事を言えないけど。

それと、こんなのが手元にあったりして。

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DAICON FILM、後のガイナックスが1983年に制作した庵野秀明監督の8mm映画 帰ってきたウルトラマン マットアロー1号発進命令のDVD。10年以上前に円谷プロの承諾を得て特別に商品化され、今じゃプレミア物。驚愕の作品クオリティのみならず庵野監督のブレのなさがよく分かる。ビジュアルイメージや世界観が完全にEVAで、怪獣のバリアなんかATフィールドそのもの。公開時に観た時も卒倒したけど、今観返すと別の側面からも堪能出来る逸品。取っといてよかった。

そんなこんなで飲んだくれつつ私的ウルトラマン大会を開催中。

2017年8月22日 (火)

newspaper@佐藤義尚

久々に実験映画で脳天カチ割られたので直リン貼ります。ここで紹介したPAPERSのセルフリメイク的作品なれど、その全てがPEPERSの斜め上を行く驚愕のクオリティに脱帽。

しかしこの作品、YouTube公開されたのが約3年も前なのに視聴回数1000弱とは・・ 日本のシネフィルの目は節穴か!! まあ、俺も今日までその存在に気付かなかったので人の事は言えねえけど。

及ばずながら俺が当弱小ブログで紹介する事によってこの傑作が一人でも多くの人の目に触れるよう少しでも貢献出来たらこれ幸い。

あと、PEPERSの完全版も約4年前に公開されたみたいなので同時に直リン。

2016年9月18日 (日)

8ミリ・マッドネス!! ~自主映画パンク時代~

表題のPFF主催イベントへ逝ってきた。観たのは手塚眞監督のUNKとHIGH SCHOOL TERROR、矢口史靖監督の雨女。他にも山本政志監督の聖テロリズムや緒方明監督の東京白菜関K者、平野勝之監督の愛の街角2丁目3番地等々、観たい作品があったけど仕事の絡みで観られるのはこのプログラムのみ。

手塚監督の2本は10代の頃にも観て、HIGH SCHOOL TERRORに関しては他の上映会でも観た覚えがあるから3度目か4度目。お茶の子博士ホラーシアターのプロトタイプ然とした短編ホラーの秀作。UNKは幾つかの印象的なビジュアルイメージ以外、全く覚えてなかった。改めて観てもイメージ映像の連続だから、また暫くしたら記憶の彼方へ飛んでいきそうな予感・・

で、一番観たかったのは矢口監督の雨女。実は去年、テアトル新宿のオールナイトイベントでも上映され、チケット買ったのに夜勤で逝けなくなり涙を飲む。折角だから未使用のチケット画像を公開。

後ろのが昨年のチケット。それから約1年半経過してようやく観る機会に恵まれ、夜勤明けなれども休みなので意気揚々と京橋のフィルムセンターへ足を運ぶ。

ただ、少し想像と異なる映画だった。商業映画デビュー後の矢口監督ってコミカルな作品ばかり撮ってるからコメディなのかと思ったら全然違い、長廻しを多用したアート色の強い作品。とは言え、画に緊張感があって目を離せず、訳が分からないんだけど最後までグイグイ引き込まれる妙な魅力を持つ。うん、色んな意味で刺激を受けた。

しかし、こういう上映会ってホント、数が減ったよねえ。一部の例外を除き全くソフト化されないから次回は何時観られるか分からないし、そういう点で雨女だけでも今回観られたのは幸運だった。無理すれば聖テロリズムも観られたけど、夜勤明けで寝ずに2時間オーバーの8ミリ映画を観るのは苦行でしかないので見送り。さて、次に観られる機会は何時になる事やら・・

2014年9月15日 (月)

DAICON FILMのパンフ

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また懐かしい物を引っ張り出してきた。webで調べるとこの上映会が催されたのは1984年。ゼネプロの関連グッズ即売会を兼ねた全国ツアー的な自主上映で東京の会場は九段会館。このパンフレットは単色刷り8ページで800円とかなり割高なれど、文句があるなら買わなきゃいいので買わせてしまったゼネプロ側の完全勝利。ちなみにこの時DAICON3オープニングアニメも観たような気がしたけどプログラムには加わってない。気のせいか。

帰ってきたウルトラマンは何年か前、円谷プロに承諾を得る形でGAINAXからDVDが限定販売されて一時期持ってたけど結構前に手放しちゃった。実相寺昭雄監督をリスペクトしたカメラワークや、怪獣のバリア(透過光合成)がエヴァを彷彿とさせて今観ると非常に興味深い。

このパンフ、たま~にヤフオクヘ出てるみたいだけど高値は付いておらず、恐らく数千部刷られてるから別にレア物じゃない。

ちなみに今年の東京国際映画祭の庵野秀明特集で、アオイホノオでも印象的に登場した大阪芸大の課題フィルム版ウルトラマンのオリジナルが上映されるのね。ちょっと観たいな。

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