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2019年1月30日 (水)

田辺節雄さん執筆の劇画ロードショー

手元にある資料及び独自の調査によると1971年8月号掲載のゴジラ対へドラに始まる月刊少年チャンピオンの劇画ロードショーは不定期連載と増刊号掲載の物を含め計54作品。田辺節雄さんは1975年3月号掲載のドラゴンへの道から1977年1月号掲載のカサンドラ・クロスまでの11作品を手がけてる。

こちらのリストを拝見すると土山しげるさんも4作品手がけてるから、ひょっとしたら月刊チャンピオンの編集部と望月三起也さんとの間に何らかの繋がりがあったのかも知れないな。

では、ここでマイコレの一部を紹介しちゃったりなんかして。

タワーリング・インフェルノのスティーヴ・マックィーン

ジョーズのロイ・シャイダー

狼たちの午後のアル・パチーノ

はい、一目瞭然なれども基本的に主役が飛葉ちゃん顔。それと銃器や車輌の質感が師匠譲り。作品カラーやコマ割りも望月イズムをしっかり継承してるね。この辺はリアルタイムで読んだ小学生の頃より、古本を集め始めてからの方が魅了される。

ちなみにオーメンは主役のグレゴリー・ペックよりガラス板で首を飛ばされるカメラマンの方が飛葉ちゃん顔だったのでそっちを公開。

もう一編、田辺さんが手がけたジャイアント・スパイダー大襲来の掲載号も手元にあるけどネタとして弱いので割愛。

文藝別冊 総特集 望月三起也

これは良い物だ。資料的価値も高く、特に望月少年が書いた映画ポスターの模写には手塚治虫少年の書いた虫の絵を初めて見た時と同様の感動を覚えた。

特別寄稿も良いなあ。小林まことさんって望月御代の弟子だったんだとか、やっぱり東本昌平さんとも交流あったんだとかの気付きがあったり、当ブログでちょいちょいネタにしてる劇画ロードショーで大活躍した田辺節雄さんの記述もあったり。ああ、昨年亡くなられた土山しげるさんも弟子だったのか。俺、この辺の情報に疎いので目からウロコ。

改めて見ても望月御代の絵は良いなあ。とにかく人物のポーズと構図があり得ない程カッコいい。そして影の使い方が素晴らしい。東本さんの寄稿にある実物より本物っぽいとは言い得て妙だけど正にそんな感じ。

この本には各界の望月ファンが選ぶワイルド7の名シーン&名セリフを選出するコーナーもあり、見たらとみさわさんも参加してるじゃないか! 羨ましい!!

何の依頼も受けてないけど俺は俺で勝手にワイルド7の名セリフを選出してしまう。何しろ原作は高校時代に全て手放してしまったからうろ覚えだけどあれは確か第13巻、表向きは善人のフリして裏では悪事の限りを尽くす黒幕の大物が遂に頂点へ上り詰めたもののその日の夜、結局はワイルドの超法規的活躍により退治されちゃう。

で、その前に俺は今まで毎日3時間しか寝られない生活を続けてきた。今夜からやっとぐっすり眠れると思ったのに・・と命乞いをするんだけど、飛葉ちゃんはこう言い放つ。

少なくとも3時間しか寝られなかった事だけは同情しよう
安心しろ。俺が永遠に眠らせてやるからな

これだ! もう中二時代の俺は小便チビる程シビれた。勿論、第1巻の退治するもシビれるし他にも無数の名セリフがあるけど何故かこれが一番印象に残ってる。

ちなみに前記通り原作が手元に無いため正確さを欠いてるかもしれないので、その点はご容赦の程。

2018年8月28日 (火)

追悼 さくらももこ

この件に関しては沈黙を守ろうかと思ったりしたものの夜は長いし、夜勤続きで全然眠くないので俺なりの追悼文を書く事にする。しかし少し前にも書いた通り往年の名優さんの訃報なら素直に受け入れられるけど、年下や同世代の優れたアーティストやクリエイターの訃報は心底堪える。

それに西城秀樹さんや、さくらさん同様に乳がんで逝去された水谷優子さん(まる子の姉ちゃんを演じた声優さん)の訃報に触れた時は既に闘病中だった筈で、その胸中を察するに言葉を失うしかない・・

さておき、俺がさくらももこさんの代表作ちびまる子ちゃんの存在を知った時期は世間的な大ブレイクから少しズレてて踊るポンポコリンが大ヒットし巷で流れまくった頃。この妙な歌は一体何だ??と思いつつ調べたらTVアニメのEDテーマだという情報を得て、試しに一度観たのが始まり。

その時たまたま観たのはまる子が商店街の福引きで当てた南の島ツアーに1人で参加するエピソード。これがやたらハートに突き刺さり、ちびまる子ちゃんという作品と原作者さくらももこさんの名前が強くインプットされる。

それから間もなく原作本(当時は6巻まで刊行)を買い込み読破。これがアニメ作品以上に素朴ながらも魅力的で一時期かなり傾倒した。ベストセラーになったエッセイ本も買って繰り返し読んだっけ。

ただ7巻以降は明らかに作風や絵のタッチが変わってしまい、初期ほどの魅力を感じられなかったので原作を買い続ける事はしなかった。今にして思えば丁度この時期アニメ作品の放映が始まってるので、恐らくは作者本人も予想だにしなかった大ブレイクによるプレッシャーが作風へ強く影響したんだろうな。

遙か昔エッセイ本と共に原作本も手放してしまい、今手元に残ってるさくらももこ関連作品はこれのみ。

何年か前イオンで見かけて買った食玩のDVD。収録作は前記のまるちゃん南の島へ行くの巻、前編・後編。これ、秀作ではあるものの終わり方が切ないのでヘビロテした事は無い。でも今夜だけはさくらさんを偲んで久々に観返そうかと思ってる。

敬愛なるさくらももこさんに哀悼の意を表し R.I.P.

2018年3月16日 (金)

追悼 古賀新一

・・とは言いつつ、俺が読んだ古賀作品はエコエコアザラクだけだったりする。ひょっとしたら読み切り短編や旧作を幾つか読んだかも知れないけど記憶に残ってないし。

それでもエコエコアザラクの印象は強烈で忘れられないエピソードが幾つもある。でも怖い漫画って感覚は希薄だった。ユーモアを交えた作風がその要因かも。

俺は何しろ少年チャンピオン黄金時代直撃世代で、ドカベンを読む為に毎週毎週チャンピオンに目を通してたから恐らくエコエコアザラクはほぼ全話網羅してる。そんな事もあり、やはり古賀先生の訃報には寂しさを禁じ得ない。



画像の月刊チャンピオン二冊は古賀先生執筆の劇画ロードショー掲載号。以前、当ブログで紹介した気がしたものの過去記事をチェックしても見当たらないので、ネタにしたのは旧サイトだったかも。エクソシストにせよヘルハウスにせよ版権の絡みで単行本化されていない貴重な逸品。今夜はこの二編を読み返して偉大なる怪奇漫画の巨匠を偲ぶ事にする。

2018年1月 4日 (木)

月刊ロードショーの劇画キングコング


1977年当時、ここでネタにしたロードショー77年2月号の劇画カサンドラクロスと同時期に劇画キングコングが掲載された雑誌もあり、俺は長らくスクリーン誌と信じ込んでた。ところが先月気まぐれにヤフオク検索したらこいつを見つけ、完全に記憶違いだった事が発覚。ロードショー誌が1.2月と期間限定で劇画を掲載したんだね。

ちなみに月刊少年マガジンにもギラーミン版キングコングの劇画は掲載された筈。今となってはアレだけど当時は超話題作だったのだ。

2017年8月 8日 (火)

少年ジャンプ復刻版

コンビニで見かけたこいつを購入。コレクタブルとしてじゃなく、単純に創刊号を読んでみたかったので。これ、製本がふつうの雑誌と違うらしくて開き難く、凄え読み辛い。ちなみに、俺がジャンプを買うのは多分初めて。そもそもマンガ属性じゃないので、思い返しても週刊少年マンガ誌は全盛期のチャンピオン以外に買った覚えが無い。

ところで今回復刻された創刊号のオリジナルが幾らぐらいするのか気になって調べてみた。現在ヤフオクに10万とかで出品されてるけど誰からも相手にされてないっぽいのでそこまで高価じゃない模様。更に調べていくと買い取り価格5000-10000円なんて書いてあるサイトもあるから、コンディションによりけりだろうけど3-50000円ぐらいが相場かな。大して高くないね。

2017年7月30日 (日)

グルメマンガ三連発

今月は完全に読書月間でDVD映画鑑賞は未だ1本のみ。白い巨塔全5巻を読破した後は沈まぬ太陽へ着手して正に山崎豊子三昧。

加えてこれこれに引き続きグルメマンガを3タイトル読破したので寸評なんぞを。

大市民は主人公のダイナミックな食いっぷりや酒の飲み方に関する拘りが面白いので興味が沸いて傑作選を三冊読んでみたけど、思想や哲学の部分が何とも胡散臭くイマイチ同調出来ず。とは言え本作で紹介される一週間寝かせビールは一度試したくなり、先週から自宅の冷蔵庫でスーパードライの瓶ビールを寝かせ続けてる事を白状しておく。

久住昌之・土山しげるコンビの野武士のグルメと荒野のグルメはキャラとシチュエーションが変わっただけで世界観は孤独のグルメと全く一緒。ただ、こちらは五郎ちゃんと違って二人とも酒飲みだから孤独~以上に親近感を覚えるエピソードも幾つかあったり。

特に荒野のグルメは行きつけの店がメインの舞台で、読んでてちょっと羨ましくなる事がある。以前も書いた通り俺には行きつけの飲み屋がないんで。

まあ最近じゃ馬場のHUBが行きつけみたいになっちゃったけど少し感覚が異なるし、独り吞みの味を覚えた今なら居酒屋でも逝ける気がする。一軒だけでいいから俺も死ぬまでにこういう店と出会いたいな。

2017年5月23日 (火)

かっこいいスキヤキ 文庫版

大昔にワイド版を買ったもののとっくに手放してしまい手元になかったこのマンガ、ここでネタにしたニンニクラーメンの一節を確認したくて画像検索するも肝心の箇所が見つからず、Amazonなら古本が送料込み400円程度だったので購入。文庫版は小さくて読み難いけどワイド版が売ってなかったので仕方ない。

Img_3592

これこれ。この4コマが俺のニンニクラーメン観を大きく変えてしまったのだ。なお、読んだ人には説明不要だけどこの後、主人公はスープを飲み干したが故に地獄を見る事になる。

あと、確認したらかっこいいスキヤキってのは本のタイトルで、スキヤキのエピソードを描いた短編のタイトルは最後の晩餐。何しろ読んだのが30年近く前だからすっかり忘れてた。

で、著作権の関係上お蔵入りしてしまったウルトラマンネタの代わりに未読作品が結構収録されてる。これは逆に願ったり叶ったり。暫しこのアンダーグラウンドワールドへ身を委ねますか。

 

2017年5月11日 (木)

孤独のグルメ・孤独のグルメ2

俺、名場面(名コマ?)ならwebでちょいちょい見たけど原作マンガはちゃんと読んだ事がなく、ドラマを観てたら急に原作読みたい症候群に襲われる。行動範囲内のBookOffには無かったので結局Amazonで古本購入。出費額は2冊合わせて送料込み1000円程度。

ドラマ以上に飯食うだけの8P一話完結マンガだからすんげー面白いって事はない。ただ、佇まいや空気感がやけに心地良い、何とも不思議な魅力を醸し出す作品。ところで俺は不勉強で知らなかったけど原作の久住昌之氏って、あの伝説的駅弁ウンチクまんが夜行の原作者でもあるのね。確かに世界観や台詞の言い回しが一緒だわ。

ドラマにせよマンガにせよ、俺がこの作品に惹かれる一番の要素は主人公・井之頭五郎が批判めいた事をほとんど口にせず何でも美味そうに食う事。

酸いも甘いも噛み分ける感性を磨く事も大切だけど、あらゆる物を素直に受け入れ楽しむ事が出来ればそれに超した事はない。俺を含め、食い物のみならず映画にせよ音楽にせよ自分の感性に合わない物は頑なに拒否し、すぐ批判めいた事を口にする輩が多い。でもそれって視野が狭いと言うか、器が小さいよなあと改めて思わされたり。

俺は大変な偏食野郎だし、映画や音楽の趣味も偏ってるから全て受け入れる感性を今から培う事は多分不可能。だからこそ、五郎ちゃんの器量に惹かれるし学ぶべき部分が多い。出来る事なら俺も大らかにデンと構えて、何でも美味そうに食える生き方がしたいもんです。

2016年9月13日 (火)

アンノ対ホノオ。

この同人誌が欲しくて、夜勤の谷間に早起きして夏のコミケへ行こうとしたら島本和彦氏ご本人による完売情報が昼過ぎ頃Twitterに流れたので断念。何でも一時間待ちの行列が出来るほどバカ売れしたらしい。

で、例によってウラシマモトの通販情報を待ってたら完全受注生産で受付が始まり、今回は早い者勝ちじゃなく優雅に発注。ユーザー的にはこういう販売スタイルの方が有り難いね。なお、こちらでも注文が殺到して大変な事になったそうな。俺、同人誌が平均的に何部ぐらい刷られるのか知らないけど、今回は雰囲気的に1万部以上刷られた気がする。

下世話な話だけど、B5版50Pの同人誌は一冊あたりのコストが約200円(発行部数によりけりで変動あり)。これを1000円で売り出した場合800円が利益となり、それが1万部って事は800万円。人件費を差し引いても純利益は700万を下らない。売れっ子になれば同人誌だけで生活が成り立つという話はよく聞くけど、まあ納得って感じ。

さておき内容に関して。庵野総監督のシン・ゴジラを見て衝撃を受けた実写版アオイホノオ風のホノオ君がトンコさんや津田さん相手にひたすらウンチクを語るんだけど、ことごとく的を得ていて溜飲を下げる事の連続。

特に昔のテレビや映画のセットやミニチュアのチャチさに目をつぶり、脳内で本物だと認識する事の重要性を述べる下り。俺も昔に同じ事を書いたし、これって凄く大切。YAHOO!映画のユーザーレビューを覗くとすぐ特撮が稚拙だとか演技が下手とか言っちゃう人が沢山いるけど、それぐらい己の想像力と努力で補えと。

な~んも努力せず人の作った物に身を委ね、気に入らない部分があれば軽々しく文句を垂れる輩って俺に言わせればシネフィルじゃないし、少なくとも同志に非ず。存在自体は否定しないけど仲良しにゃなれねえやとか思っちゃう。

話が微妙にズレたけど50ページしかないからすぐ読み終わっちゃう事を除けば文句なしに楽しめる一冊だった。ちなみに今はもう受付終了してるので通販不可。どーしても読みたい人はヤフオク等を利用しましょう。若干割高なれどボッタクリって程の高値は付いてないし。

しかし俺、島本氏のマンガ本は燃えよペンと逆境ナイン、その続編ゲキトウしか持ってないけど同人誌は沢山持ってて、ちょっと引っ張り出したら29冊あった。特にプレミアは付いてないけど入手困難な物もあるから同人誌って手放せないんだよね。

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