2022年4月26日 (火)

思ひ出の週刊少年チャンピオン 1974年37号

先日入手した魔太郎がくる!!新書版9巻の情報元となったこちらのサイトでは少年チャンピオンの何年の何号にどのエピソードが掲載されたかまでしっかり記載されてて、恐怖のTシャツは1974年37号(9月2日号)という事が分かった。で、気まぐれにヤフオク検索したら一件出品されててスタート価格は1000円。安くはないが高くもない。ひやかし感覚でツバ付けたらスタート価格のまま落札し、今日届いたのでご紹介。

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俺の記憶に間違いなければ、これが生まれて初めて手に取った週刊少年マンガ誌。それまではドラえもんの掲載された小学○年生しか読んだ事なかったので。その記念すべき第一回目に魔太郎のTシャツエピソードを読んだりしたら、そりゃ生涯忘れられんよ。

他のマンガに目を移すとドカベンは山田たちが初めて挑む全国高校野球大会の通天閣高校戦。ブラックジャックはまだ第37話で、後にギャグマンガ界へ旋風を巻き起こす大傑作がきデカの連載開始はもう少し先(Wikiによれば74年44号の新連載)。正に文化遺産だね。

更にジョージ秋山さんのよたろう、望月あきらさんのローティーンブルース、つのだじろうさんの恐怖新聞、さいとうプロが手掛けた日本沈没の劇画も掲載されてて読み応え大あり。これで1000円なら安い買い物だったかも。

2022年4月15日 (金)

魔太郎がくる!! 新書版の9巻

ここでネタにした魔太郎のTシャツエピソード、web検索したら少年チャンピオンコミックスの第9巻に収録されてる事が判明。しかも、後に刊行されるどのコミックにも再録されておらず、これを読みたければ新書版の古本を入手するしかない。

ヤフオクを覗いたら状態イマイチなれど数件出品されてて、まあ500円ぐらいで落とせるだろうと高をくくってたら高値更新され、いずれも落札額は1000円以上。大して高額じゃないにせよちょいプレミア物なんだな。

で、今日は仕事帰りに中野へ寄り道し、こういう時の強い味方まんだらけマニア館を覗く。もう当たり前のように陳列されててお値段は1500円。9巻に限らず新書版は多少状態が悪くてもこんな値段で、全13巻セットなんか2万以上する。割高かなぁと思いつつもヤフオクで多少安く落札したって送料とか含めると結局はこれ位になっちゃうし、折角来たので買って帰る。

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おお~、これこれ。約半世紀ぶりの再会だぜ。多少記憶違いもあったけどラストカットの気持ち悪さはガキの頃に読んだ時と寸分違わぬ素晴らしさ。勿論そのカットは公開しない。見たい人は9巻の古本を買うように。

そう言えば、まんだらけへ行ったら古い記憶が蘇った。学生時代、まんだらけがまだブロードウェイセンター三階の一角でのみ細々営業してた頃に藤子A先生の原画が売ってて、あまりの見事さに卒倒。藤子作品には写真の切り貼りみたいな写実的カットがちょいちょい挟み込まれるけど、ガキの頃は正に写真を切り貼りしてるだけだと思ってた。ところが現物を見たらホワイト修正も入った紛う事なき手書きのペン画。もう全身に電撃が走ったわ。確か当時の値段は3万ぐらいだったか。すげー欲しかったけど貧乏学生には手が出なかった。

あの原画、web検索したら出てこないかな~と思いつつ試してみると、

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これこれ!! これだよ~~!!! 資料的意味合いの引用ですのでどうかご容赦下さい(出展元はこちら)。

先にリンク貼ったけど、これもまんだらけのオークション(但しスタート価格25万のまま競り合いなしで落札)だから一部のマニアが買ったり売ったりを繰り返してるんだな。代表作ではない短編という事でこの値段に落ち着いてるのかもしれんが、俺には随分お買い得に感じられる。とは言え2019年はA先生がまだご存命なので、今じゃ倍ぐらいするかも。

しかしこのクリストファー・リーの写実画は本当に素晴らしい。ひょっとしたらアシスタント氏の仕事かも知れないが素晴らしい事に変わりなし。

2022年4月 8日 (金)

追悼 藤子不二雄A

御年88との事だから大往生と認識してるけど、やはり我々の世代的に寂しさを拭いきれず。藤子作品のない少年時代など考えられないし、その作品群は何時も隣に寄り添ってくれたからね。偉大なる巨匠の功績に敬意を表し合掌。しかし相棒のF先生が逝去されたのって四半世紀以上前なのか。その事の方が衝撃的だったりする。

藤子不二雄さんが二人体勢だという事は自伝マンガ等に触れガキの頃から知ってたけど、同名義の完全分業でやってた事は随分後に知った。子供にそんな裏事情なんぞ理解出来ないから藤子先生は作品によってこんなにも作風を使い分けられるのか!大天才だ!!とか思ったりしてた。

F先生はドラえもんに代表される子供向けファンタジーの大道、A先生は笑ゥせぇるすまんに代表される大人向けブラックユーモアってのが定説だけど、これはまあ間違いのない所だと思う。いずれも素晴らしい作品群なれど、印象度という点ではA先生の作品が一歩抜きん出てる感がなきにしも非ず。

忘れられない魔太郎がくる!!のエピソードがある。俺の記憶に間違いが無ければ読んだのは千葉に家族で海水浴へ行った9歳の時。お世話になった民宿に置いてあったボロボロの少年チャンピオンで、魔太郎が当時大人気だったブルース・リーのTシャツを着てたらいじめっ子に強奪されてしまう。その後、今度は筋肉柄のTシャツを奪われたか進呈したか記憶が曖昧だけど、とにかくその不気味な筋肉Tシャツがいじめっ子の手に渡る。で、それを着たいじめっ子は魔太郎の呪いによって全身筋肉剥き出しの怪物へ変貌してしまう。それで唐突におしまい。オチもクソもなくカットアウト。これが気持ち悪くて後味最悪で、クソジジイになった今も鮮明に覚えてる。たった1回、民宿にあった古雑誌を読んだだけなのに。

F先生の作品は綺麗にオチが付きエンドマークが出ておわりってのが多いけど、A先生の作品はとにかくカットアウトが多い。先の魔太郎にせよ笑ゥせぇるすまんにせよズバッ!と終わるから復讐劇にも関わらずカタルシスは皆無で、ドロドロした印象が何時までも尾を引く。しかもそれを計算づくでやってる。嗚呼、才人だなと改めて思わされる。

こんな事を書いてたら、あのドロッとした感触を久々に味わいたくなった。そうなると魔太郎が最適だろうな。こ・の・う・ら・み・は・ら・さ・で・お・く・べ・き・か!!

2022年1月17日 (月)

追悼 水島新司

巨星堕つか・・ でもお年だから仕方ない部分もある。水島先生の長年に渡る功績を讃え合掌。そして個人的な思い出話なんぞを。

実は俺、ちゃんと読んだ水島作品はドカベンだけだったりする。あとはラーメン屋とかに置いてあるあぶさんを少し読んだぐらい。ちなみにあぶさんって日本酒か焼酎の銘柄だと思ってて、それがアルコール度数90%近い強力なリキュール酒アブサントに由来する事を知ったのは随分後の話。

俺が初めて週刊少年チャンピオンでドカベンを読んだのは確か小四の時だったか。優勝旗盗まれたり山田が記憶喪失になったりの頃。面白いんだけど登場人物の背景とかがよく分からなくて少し掘り下げたくなり、古本屋で最初に買ったのは15-6巻。甲子園の土佐丸戦ね。これで夢中になり、1巻から読み始めたら6巻までは柔道マンガだったという。

これ、確固たる長編構想があったとしても人気が出なければ柔道マンガで完結してた可能性もある訳で、大胆な事するなぁと子供心に思った覚えがある。まあ柔道編も面白いっちゃ面白いし、ここでライバルたちとの基盤が出来上がるから重要ではあるものの、飽きっぽいガキなので野球マンガ読みたかったのに柔道マンガに付き合わされて肩すかし食らった感は否めなかった。

でも本来の野球マンガになってからは文句の付け所がないほど夢中で、弁慶高校に敗れる辺りまでは毎週欠かさず読み続けた。それまで野球マンガと言えばプロを題材にした魔球物が主流だったもののドカベンは極めて現実的な高校球児たちのドラマ。そこにリアリティと親近感があり、なおかつ選手たちの活躍ぶりと躍動感溢れる画がカッコよくて魅力的。もう野球好きで単純バカな映ちゃん少年は完全にハートを掴まれてしまった。

追悼文にもよく見られるけど水島先生の野球マンガにはルールブック的な側面もある。俺がドカベンで知ったルールのひとつがインフィールドフライ。ランナーが居る時に内野フライを捕球せずワンバウンドさせるフォースアウトダブルプレイ狙いを抑止する為、捕っても捕らなくてもアウトカウントとなる。野球って意外にこういう複雑なルールが多いから、それを分かり易く教えてくれたという点でも水島作品の功績は大きい。

あと水島先生で印象的なのはフィンガー5のジャケットイラスト。画像検索するとデビューシングル個人授業で既にイラストを担当してる。当時はまだ巨匠という立ち位置じゃない筈だからアルバイト的スタンスだったのかね。

残念ながら手元には水島作品が1冊も残ってない。でも今日ぐらいは故人を偲んで何か読みたい気分。BookOffであぶさんでも買ってくるかな。

2021年7月29日 (木)

YAWARA!

卓球男女混合ダブルス決勝は早朝番の絡みでTV観戦出来なかったものの、今日は休みなので女子シングルス準決勝・三位決定戦ともリアルタイムでガン見。テニス然り、メンタルが重視される球技の選手の顔って完全に武道家だよね。伊藤選手なんか最たる例で、テレビで観てる分にはカッコイイ!の一語で済むけど目の前であの顔されたら小便チビるほど恐いんだろうなぁ。

武道と言えば柔道競技の国際ルールも随分変わって今じゃ効果・有効って無くなっちゃったのか。まあショボい技で勝敗が付いちゃうのは不本意な部分もあるから改善っちゃ改善なんだろうけど、その代わりに導入されたゴールデンスコア方式がタフ過ぎて気の毒な部分もある。いや、武道の試合ってあり得ないぐらい体力を消耗するので常人は2分で足腰立たなくなる。それを10分以上続けるとか超人かよと思う。

ちなみに俺、柔道は中高時代の体育の授業しか経験ないけど剣道は10年近く続けてた剣士だったりする。でも基礎体力作りを怠ったので試合が2分以上に渡るとヘロヘロになり一本負けってのが通例だった。剣道ですらそんな有様だから柔道競技を2分とかマジで死ぬ。

さておき連日柔道競技を観てたら浦沢直樹さんのYAWARA!を読み返したくなり久々に引っ張り出してきたり。つい最近放映された国営放送の漫勉でご本人も仰ってたけどYAWARA!って初期と後期では作画力が大きく異なり、技の迫力が比較にならない。で、俺個人の見解だけど浦沢さんの柔道作画が完成の域へ到達したのは恐らく19巻のこの回じゃないかなと。

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なんかもう、技のスピードまで伝わってくる。特に画像2枚目右下の引き画が素晴らしい。これがあるから次の大コマが活きるんだよね。漫勉では浦沢さんが実際に投げる事は出来ないんだけど心としては出来る人間になってたと仰られてて、絵を描くにせよ何にせよイメージ出来る事が一番大切なんだと改めて教わった気がする。

このマンガの影響で柔道競技に興味を持ち、田村亮子(現・谷亮子)選手の試合もリアルタイムで随分観たけど全盛期の田村選手は冗談抜きに猪熊柔ばりの技をバシバシ決めてて凄まじかった。その後まあ色々あって随分株が下がったけど、久々にコメンテーターとして活躍されるお姿を拝見出来て個人的には嬉しかったな。

2021年5月21日 (金)

劇画ロードショーにまつわる思い出話なんぞを

以前、当ブログでも書いた気がしたけどキーワード検索しても全くヒットしないから旧サイトに書いたのか。なら10年以上前って事だから同じネタを書いても問題あるまい。誌上ロードショーとかコミカライズとか便利な言葉が色々あるものの個人的には映画マンガって表現が一番しっくりくるから好んで使っていきます。

俺が初めて読んだ映画マンガは多分、月刊少年チャンピオン掲載のカサンドラ・クロスか、がんばれ!ベアーズだったと思う。いずれも77年新春ロードショー作品だから俺が小四の頃。映画に魅せられ話題作は観たいけど金がないから親へねだり連れてって貰う以外に方法がなかったあの頃、映画を観た気分にさせてくれるチャンピオンの劇画ロードショーはホント、有り難い存在だった。

気を付けなくちゃいけないのはこれって予告編的な物じゃなく結末までバッチリ描かれてるからネタバレを嫌うなら絶対読んじゃダメって事。実際にがんばれ!ベアーズを観たのは二番館へ落ちてからだけど、当然マンガと同じ内容だから記憶がごっちゃになり、これって前に観たんだっけ??と思わされたりして。

その点、一番失敗したのはこれ。

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劇場公開に先立ち刊行されたエイリアンのアメコミ日本語版。ご覧の通りクライマックスの二段オチまでしっかり書かれてるから読了直後に観た本編を全く楽しめなかった。まあ自己責任だけどね。今と違い話題作の内容は結末に至るまで公開前に拾えちゃう時代だったから、これを機に関連書籍は鑑賞後に読む習慣が付いた。近年、映画マンガ自体ほとんど見かけなくなったのはそういう事情かも。

ネタバレに関する締め付けの緩かった昭和期が映画マンガ全盛期だと思うけど、平成に入ってからもその文化が途絶える事はなく、

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これなんか清水崇監督ご自身が執筆した映画マンガ。但しダイジェスト的で予告編然とした作りにはなってる。あと、2000年代に入って間もない頃、同人誌界でその名を馳せたMEIMUさん執筆のリングや呪怨のマンガが単行本化されたり。恐らく、俺の知らない所で今も脈々と続いてる文化なんだろうな。ただ前記通り、ネタバレだ何だと騒ぐ奴が多いから大手出版社のマンガ雑誌に全編描かれた映画マンガが掲載されるような事はもう二度とないだろうけど。

2021年5月20日 (木)

【映画関係者必読!】劇画ロードショーの世界 昭和編

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縁あって筆者の方からご寄贈いただいた表題の資料集が昨日手元に届き、早速拝見してるのですが・・ これはちょっと・・ ヤバいです。

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俺が約10年前、遊び半分に始めた月刊少年チャンピオン劇画ロードショー掲載リストの完全版から始まり、

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研究対象はこんな細部にまで渡り、

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秋田書店発行のマンガ雑誌を離れ、ここでちょっとネタにした月刊ロードショー掲載の劇画等々、ありとあらゆる誌面を飾ったコミカライズ作品を網羅した上に、

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極めつけはこの単行本&付録リスト。左上のゴジラなんか昭和28年発行という事だから恐らくは日本最古の映画マンガと思われ、この辺になると一体どうやって情報収集したのか想像も付かない。筆者の鬼気迫る情熱と執念がひしひし伝わる渾身の一作。改訂版のお話は5年前から伺っていたものの、まさかこれほどの質量とは夢にも思わなかった。素晴らし過ぎて言葉が出ません。

筆者様は相変わらず委託販売等を考えておられないようなのだけれど、それでも映画好きの方々へはこの研究成果を届けたいというジレンマに苛まれているとの事。俺が地獄の決闘を撮った頃なら映画関係のライターさんとしばしばお話する機会にも恵まれていたので微力ながら力になれたと思うのだが、今はほぼ引退状態だからお役に立てず申し訳ない限り。

それでも当ブログをちょいちょい覗いて下さってる映画関係者の方が今もいらっしゃるようなので声を大にして言います。今はまだ知る人ぞ知るですが、世の中にはこんなに優れた映画マンガの資料集が存在します。同世代のシネフィルには間違いなく刺さる逸品だと思いますので、興味を持たれましたら筆者様へご連絡いただきたく。ブログの更新は休止中で、今は編集長729号@koan9999のTwitterアカウントで活動されておられます。

2020年12月 6日 (日)

鬼滅の刃 第23巻 読了【ネタバレ無し】

夜勤明けで自宅へ着いたらポストに投函されてたので昨夜のうちに一気読み。例によって内容については一切触れず一言だけ感想を述べさせていただくと、素敵な終わり方だったな、と。

Wikiで調べるとジャンプに鬼滅の最終回が掲載されたのは5月18日。年始に友人から薦められたものの当時はまだ原作未読でアニメも観てない。ただSNS等で人気絶頂期に連載を終えた編集部や原作者の英断を絶賛する記事に多く触れ、内容は全然知らなかったけど同意だなと思った事をよく覚えてる。

連載マンガってアート作品である前に商品だから、人気のあるうちは引き延ばし作戦が遂行されるのもある程度仕方ない。とは言えズルズル引き延ばされた結果、折角の名作がグダグダな終わり方をした例は枚挙にいとまがない。色々あるけど俺の中じゃ北斗の拳が代表例。もうあの作品に関しては誰しもが同意見だと思うけどラオウ昇天で終わるべきだったんよ。その後は完全に蛇足だもんなぁ。

鬼滅だって少し展開を変えれば引っ張る事は充分に可能な筈だけど、それをしなかった編集部は賞賛に値するし、時代が変わったなと思わされた。結果、この作品は伝説化して後世まで語り継がれると思う。空前の大ブームを巻き起こした事のみならず、理想的な幕引きを実行した作品としてね。

しかし原作は完結してもCR銀鉄流に言わせてもらえば、まだ終わりじゃない! これから無限列車編以降の物語が迫力ある総天然色の漫画映画として再生されるのだ。確変状態はまだまだ続く。

制作サイドの課題は如何にして今の盛り上がりをアニメ完結まで持続させるか、だね。何しろ我が国の大衆は熱しやすく冷めやすいから、あの手この手の仕掛けを用意しないとすぐ飽きられちゃう。多くの優れた人材が脳ミソ振り絞って様々な企画を打ち出してくる筈なので、一ファンとしてはそれも楽しみだったりする。

そう言えば鬼滅の23巻って初回出荷分が395万部とからしいけど、そうなると初版と重版のレアリティが逆転したりするんかね。コレクター的にはそこが少し気になったり。

2020年11月10日 (火)

酔っぱらいが鬼滅を語る

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映ちゃん号のウィンカーが突然故障し、何をどうやっても左折サインが消えない。イオンのパーキングに停めて買い物を済ませエンジンを掛けたらこの状態だったので原因は全く不明。恐らくはICかリレーの不具合かと。

イオンから自宅まで2km程だからハザードにしてノロノロ帰宅。こういう時の為に有料のアフターケアサービスに加入したから無償で修理は出来る筈だけど今日は中古車屋の定休日。仕方ないから車での外出は諦めて飲んだくれる事に決定。何もなくたって飲んだくれてるじゃんとかの突っ込みは無しの方向で。

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さておき画像のネタ。22巻の刊行が先月頭で、実際に買ったのが月末なので重版だろうと思ったら初版で僅かばかりの幸せを噛みしめる。俺は初版本とかに強く拘るタイプじゃないものの、やはりコレクターの端くれだから重版より初版の方が少し嬉しい。こうなると最終刊も初版で押さえたくなり早々にAmazonで23巻を予約。まあweb通販でフラゲしても初版である保証はなかったりするんだが。

***

SNSを覗くと炭治郎が浅草で出会う鬼舞辻無惨の容姿が、宿直でお馴染みのスムースクリミナルのマイケル・ジャクソンそのものだという指摘で溢れてる。帽子の色や形状のみならず髪型まで一緒だからオリジナルがマイケルって事はまず間違いない。恐らくは、だけど怪しげな美男というビジュアルイメージを追求した結果、あのマイケルに行き着いて参考資料にしたんじゃないかと。

鬼滅の原作コミックスってそういう要素が実に多い。ネタバレを考慮して具体的な事は書かないけど中盤の印象的なあのシーンのあのカット、誰がどう見たってあの名作のあのカットを構図からキャラのポーズに到るまで再現してる。こういう所がね、オールドファンをニヤッとさせ、作品への愛着も増加させる。聞けば鬼滅って中高年層の支持率が高いらしいけど、それも納得って感じ。

俺が勝手に呼称してるだけだったりするんだが世の中にはシネフィル系というジャンルの映画が存在し、映画狂が高じて作り手になった監督は時折あからさまにマイ・フェイバリットたる名作の要素を自作に盛り込んで再現し、同類共をニヤリとさせる。フランスのヌーヴェルヴァーグに端を発しデ・パルマやタランティーノ、近年ではデイミアン・チャゼル監督の好んで用いた手法が鬼滅のコミックスからも強く感じられたり。

だからこそ爆発的に売れたと結論付けるのは短絡的過ぎるから止めておくけど、子供や若年層が素直に陶酔出来る世界観と、色眼鏡で物事を捉えがちな中高年のマニア層をも取り込む巧妙さを併せ持つ作品と位置付けても差し障りないんじゃないかと。いずれにせよ良く出来た作品だと思いますよ。勿論、万人に当てはまると思ってないから無理強いはしない。あくまでも個人の感想。

2020年10月30日 (金)

鬼滅の刃 第22巻まで読了

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TSUTAYAへ続きを借りに行ったら21巻までしか置いてない。刊行直後はレンタル出来ない業界の決まりがあるんでしょ。仕方ないので最新刊の22巻だけは購入。別に高額品じゃないし。で、俺ってば不勉強だから最終巻が12月に刊行される23巻という事を全然知らなかった。終わんねえじゃん!みたいな。続きが読めない欲求不満以上にネタバレの恐怖と約1ヶ月戦わなくちゃいけない事がとっても憂鬱・・

さておき機会ある度に書いてるけど俺ってマンガ属性の人種じゃないので長編読了は2016年に読んだまんが道以来という体たらく。そんな奴だから偉そうにマンガを語る資格ゼロだったりするんだが率直な感想ぐらい書かせてよ、と。なおここにも書いた通り、俺みたく昨今の大ブレイクで興味を持ち原作を読み始めた後発組の為に内容の事は一切書かない。俺とて基礎知識皆無で作品と向かい合ったからこそ素直に没頭出来た訳だし。

ここまで読み進めた事でファーストインプレッション通り、過去の名作を研究し再構成した作品だと確信。前記通り俺はマンガ通じゃないから見落としが沢山あるし、元ネタ云々の話は野暮だから極力控えるけど少ない引き出しの中から強い既視感を覚えたのはピグマリオ、北斗の拳、ドラゴンボール、寄生獣、デビルマンといった大道中の王道。部分的にアストロ球団を彷彿させる箇所もあるな。あと全集中という台詞を聞く度エースをねらえ!の、この一球は絶対無二の一球なり、が脳内を駆け巡る。

インスパイアとかリスペクトといった便利な言葉が横行してるけど、俺なんかは伝統を継承って表現が一番しっくり来るんじゃないかなと思ったりして。ステレオタイプという言葉が蔑視されがちな世知辛い時代だが優れた紋切り型は今でも充分通用するし、これだけ多くの人を熱狂させる力があるのだ。それが無性に嬉しい。

一枚画の原作も充分に魅力的だけど、これが動く総天然色で再現されるのかと思うと心底ワクワクする。テレビシリーズ全26話が7巻の序盤まで、劇場公開作品が8巻の尻までって事は全23巻でシーズン3か、じっくり丹念に描けばシーズン4まで引っ張れる。鬼滅フィーバーはまだまだ続きそうだし、俺も楽しみだぜ。

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