2020年9月20日 (日)

次週最終回

いやー、今夜の半沢さんも面白過ぎた。緊張と緩和なんて言葉があるけど、あのスリリングかつシリアスなシーンでの大和田常務の馬乗りは緩和が緊張を侵食して大爆笑のレベル。実際、あんなシリアスな場面で腹抱えて笑わされたドラマは人生初かもしれん。

・・にもかかわらずドラマが破綻しないのは、やり過ぎOKという半沢ブランドが確立してるからだろうな。予告を観る限りじゃ大方の予想通り白井大臣が味方に付く事は間違いなさそうだし恐らくは大和田さんも寝返るだろうし、好敵手たちを携えてラスボスを倒すという少年マンガの大道に現代風のスパイスをちょちょいと加えた魅力的な終焉を迎える事でしょう。期待し過ぎると幻滅する可能性とて無きにしも非ずだから適度に期待しつつ来週の21:00を震えて待つ。

しかしさすがに今夜のエピソードは現実感なさ過ぎ。リアルワールドなら頭取と幹事長へ暴言吐いた時点で辞令を待つ事なく全てを失いTHE ENDだもんね。ま、そうならない所がドラマの面白さ。時には殺人犯がヒーローとなり、異星人だって大親友。それがフィクション。文句垂れるのは野暮でしかないので乗れる人だけ乗って楽しめばよろし。

2020年9月13日 (日)

WOWOWオリジナルドラマ 有村架純の撮休/孤高のメス

今日の半沢直樹も見事でした。個人的にこれだけ毎週毎週、期待を裏切らないドラマも珍しい。

しかしパクりが専売特許の日本映画・ドラマ業界なれども優れたパクりは個性と魅力に転化される事をこのドラマは体現してくれる。時代劇は言うに及ばず東映プログラムピクチャーやマカロニウエスタンに加えアベンジャーズの要素をも盛り込み、面白ければ何でもありの長崎ちゃんぽん状態。それで実際に面白いなら何も言う事はない。残すところあと2話、最後の最後まで楽しませていただきますぞ。

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前回の4連休と、その後の通勤時間を利用して映画の録画BDは全消化。達成感と共に若干の寂しさを覚えつつ手持ちのBDライブラリーをチェックしたら、WOWOWオリジナルドラマ2タイトルが未見のまま保留されてる事に気付く。それが表題の有村架純の撮休と孤高のメス。いずれも全8話だけど有村~は1エピソード20数分程度(1話のみ50分)のライト級。孤高~は1エピソード50分前後あるからトータル約6時間半のミドルヘビー級。

まずは有村さんの方から。正しきアイドルドラマって感じで乗れたり乗れなかったりだけど、是枝裕和監督の手掛けた2エピソードはかなりハートに響いた。話の展開にせよ撮り方にせよ巧いなぁと。色んな意味で一番グッと来たのは3話のエコー検査シーンかな。どこまで狙いか分からないけどあのソフトエロ感がたまらん。

孤高~は以前、劇場版の方を見たら良かったので先々月再放されたドラマ版を全話録画して遅ればせながらの鑑賞。白い巨塔の既視感ありありだし突っ込みどころも多いけどトータル的には良質なドラマで個人的にもかなり好き。その証拠にって事はないけど昨日の夜から観始め、今日の夕方まで一気観。

1つ難点を言えば悪役の末路が弱いかなと。全編通してドラマを引っかき回す宮川一朗太さんのヒールっぷりが魅力的ではあったものの、やはりああいうワルは最後に手痛いしっぺ返しを食らっていただかないと不完全燃焼。とはいえその辺、倍返しドラマを毎週毎週観てる事の悪影響とて無きにしも非ず、か。

2020年8月30日 (日)

半沢直樹とマカロニウエスタン

はい、毎週毎週楽しませていただいてます。しかし半沢直樹が時代劇をベースにしてる事は多方面で指摘されてる通りだし(先週の白井大臣と乃原のやりとりなんか完全に悪代官と越後屋)、そこは製作サイドも意識的にリスペクトしてる筈。でも俺なんかは意識的間接的にかかわらずマカロニウエスタンのDNAを感じてしまうんだな。眼のクローズアップ多用とか師匠レオーネそのものだし、ワルがメーター振り切ってワルな所も凄くマカロニっぽい。

あとこれは時代劇も東映プログラムピクチャーもマカロニウエスタンも同様だが、悪い奴は常に人を見下してヘラヘラ笑ってるのが良い。白井大臣役の江口のりこさんも見事だったけど、なんたって私的MVPは乃原役の筒井道隆さん。あのヘッ!って感じの憎たらしい笑い顔がパパッと映し出される度、うっへぇ~! わっるぅ~~!!と、独り盛り上がってた。やっぱワルが魅力的なドラマっていいな。

以前も書いた通りドラマで敵役やイビリ役を演じる役者さんって大抵が人格者で、実際の自分とは正反対のワルを嬉々として演じてるんだと。webでインタビュー記事を読むと今回の半沢直樹もそんな感じみたいだし、だからこそ役者さんって凄えなと改めて思う。

予告を観る限り来週以降も魅力的な悪役が目白押しで、まだまだ日曜の夜はTBSから目が離せない。

2020年8月16日 (日)

半沢直樹とサスペンス理論

酒飲んじゃったし外は暑いし、外出する気にならないので先週までの半沢直樹をまた部分的にリピート。このドラマ、勧善懲悪物や紋切り型としても魅力的だけど、サスペンス物として非常に優れてる事が観返すとよく分かる。

そして放映直後にSNSを覗くと揚げ足取りたがりの突っ込みで埋め尽くされるのもこのドラマの特徴。但しそのほとんどが後出しジャンケンで、サスペンスドラマとして如何に優れてるかを裏付けてたり。

実際、先々週のハッキングのエピソードなんか多方面で指摘されてる通り矛盾だらけで突っ込みどころ満載。でも問題はそこじゃなくて、その矛盾だらけの設定を巧みな構成と演出でカバーし、視聴者を没頭させて少なくともドラマを観てる間だけはその矛盾に気付かせない事。これこそがヒッチコック/トリュフォーの映画術で語り尽くされたサスペンス理論そのものなんだな。

確かバルカン超特急の項目だったと記憶してるけど、あれも実は矛盾点が多くて鑑賞後冷静に考えるとおかしな事ばっかりなんだと。でも客はその事に気付かない。何故なら観てる間は登場人物へ迫り来る危機に夢中だから。あのハッキングのエピソードにも共通点は多く、パスワードを3回間違えたらシャットアウトされる筈なのに何故アルファベット6文字総当たりの解析プログラムが有効なのかと問われたら、そりゃ矛盾してますよ。でも視聴者の8割は半沢部長に迫る危機と天才プログラマー高坂の活躍に夢中でハラハラドキドキ。それでいいんよ。サスペンスってそういう物だし。

多分、放映後にここはおかしいあそこは矛盾してるって書いてる奴らの半数も観てる間は没頭してた筈。それはもう制作側の完全勝利で、終わってから何を言おうが後の祭り。だってジャンケンには負けてるんだから。

恐らく今夜も矛盾だらけ&ご都合主義の設定を払拭する優れたサスペンス演出で俺らを楽しませてくれる筈。21:00が待ち遠しいぜ。

2020年7月21日 (火)

エールとか半沢直樹とか

朝ドラのエールは当初スルーするつもりだったのだが志村さん最期の雄姿を見たくて5週の途中辺りから観始める。で、また国営放送の術中にハマり以後は1話も欠かさず視聴中。やっぱ朝ドラは3話観ちゃうとダメなんよ。そういう作りが成されてるし。

こんな事なら最初から観れば良かったと思ってたらコロナ禍で撮影が滞って先月末から再放に切り替わり、今朝が4週の最終話だからあと数話で穴埋め完了。こうなるとまた全話制覇だな。但し録画をBDへ焼くのは見送ってる。結局まんぷくもなつぞらも一度すら観返してないからストックしても意味ねえなと思って。

物語自体は朝ドラの大道って感じだけど主役の二人が凄く良い。特にコミカル演技が素晴らしくて朝から何度爆笑させられた事やら。窪田さんも二階堂さんも見事な仕事してる。今後の活躍に要注目だな。で、今月頭だったかWOWOWでたまたま翔んで埼玉が放映されたので観てみると、そちらは残念ながら琴線に触れる物なし。演技云々じゃなく作品的に、だけど。

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そして満を持してスタートの半沢直樹。相変わらずおもろい・・つーか巧い。最大の強みはステレオタイプを好む中高年層と心地良いレベルの難易度を好む若年層、双方のハートを掴んで離さない構成ね。

やられたらやり返す、倍返しだ!の台詞は言うに及ばず今後用意されてるであろう悪役の土下座芸にせよ、そのお膳立てや直前の来るぞ来るぞ的なお約束感は往年の必殺シリーズや水戸黄門好きにはたまらんでしょ。

ただ、それだけでは真新しさがないとか古臭いとか先が読めるとか講釈垂れがちな若年層にそっぽ向かれる。そこで一般的にあまり聞き覚えのない業界専門用語とかをちりばめワンランク上感を醸し出す。それもあまり難解過ぎると視聴者が付いて来れないからさりげなくテロップやナレーションで解説を挟む。結果、実は分かり易いけど少し難しいと観る者に思わせる、と。これで血気盛んな若年層をも取り込んでしまうんだな。

とは言え、こんな分析がアホらしくなるほど素直に楽しめる良質なドラマではある。前作から7年が経過し作品を取り巻く環境も変化したから再度40%台の視聴率を叩き出すのは難しいかも知れない・・けど、かなりの数字を稼ぐだろうし話題にもなるでしょ。今後の展開に期待。

2020年5月27日 (水)

番組批判

主語の抜けた作文で申し訳ないけど明確な単語を含めてしまうと検索に引っかかり、ウチのコメント欄を匿名掲示板か何かと勘違いした一見の名無しが好き勝手な事を書き込んで去ってったりするんでね。

くだんの問題では卵が先か鶏が先かの不毛な水掛け論や叩きたがりの便乗発言でカオス化してて、もはや論点は何処へやらという有様。ただ、個人的に番組批判はちょっと違うんじゃないかなと思ってる。とは言え、当の番組を俺は観た事がないので擁護しようがないし、その気もない。そうじゃなくて元になった番組を叩くという行為自体を問題視してる。

その昔、特に1970年代はテレビメディアもやりたい放題で、今現在コンプライアンス云々で騒いでる人々があの時代へタイムスリップしたら発狂するレベル・・つーか、騒いでるクレーマーの発言内容に触れると同世代の匂いがプンプンするので、大半の連中はあの時代を通ってきた筈なんだが・・

20世紀末辺りから今のテレビは面白くない、昔は良かった的な声をよく聞くようになったが原因は明白。webでクレーマーが騒ぐから送り手も保守的になっちゃったんよ。勿論70年代だってクレーマーが居なかった訳じゃないけど抗議電話とか投書がメインだから1枚フィルターを通せたものの今はダイレクトに個々人が情報発信可能で、可視化されたから闇に葬れないし無視出来ない。

その結果、危険ですので決して真似しないで下さい、この食材は収録後にスタッフが美味しくいただきました、個人の感想です、結果には個人差があります等々注釈の雨アラレ。それ以前に非難を浴びそうな企画は全く通らなくなり、テレビ番組はどんどんどんどん面白くなくなっていく。その事に文句垂れてる奴がクレーマー張本人だったりもするので正に自業自得。身から出たサビ。

はい、この辺で読解力の足りない人は俺へ一言申したい欲に駆られてると思うので念を押しますよ。俺は面白い番組を作る為なら何やってもいいとは思ってないし、そんなこと一言も書いてません。現実として70年代のテレビ番組は今より面白かったし、当時の視聴者はそれを笑い飛ばせる分別と度量があったけど今はその分別も度量も、常識も想像力も欠いた視聴者が増えたって事を言いたいだけ。

ああ、増えたってのは語弊があるかも。俺の読み通りクレーマーの大半が同世代だったとしたら、昔は持ち合わせていた分別と度量を失ってしまったんだろうな。

俺自身は何が原因で誰が悪いか云々の犯人探しにはさほど興味がない。ただただ、見ず知らずながらも同じ時代を生きてきた数多の同志が老害と化していく現実に寂しさを拭いきれず、少なくとも俺はそうなるまいと改めて心に強く誓うのみ。

2020年5月26日 (火)

三億円事件

結局、今日は1本しか映画は観なかった。その代わりに・・って訳でもないけど先週録画して手付かずだったNHKの三億円事件に関するドキュメンタリーを観たりして。

で、ビックリしたのは犯人が逃走に使用した車をカラのジュラルミンケースと共に乗り捨てた場所ってここの駐車場なのね。webで情報収集すると昭和44年4月9日に発見され大騒ぎになったらしい。当時俺は3歳になる直前。この団地へは姉貴の幼稚園入園に合わせて引っ越してきた筈なので住み始めた直後か。勿論、俺は何一つ覚えてない。親父とお袋は仰天したろうな。

時効成立が1975年だから俺は9歳。その時の事なら鮮明に覚えてて、番組内でも紹介されてた通り当時は反体制のヒーロー扱い。実際のところ過労死した捜査員も居たらしく、誰ひとり傷付ける事なく大金をさらった華麗なる大泥棒では決してないんだと何かの本で読んだ覚えがあるな。

これも番組内で紹介されてたけど三億円事件をモチーフにしたジュリー主演のテレビドラマ悪魔のようなあいつ、ちょっと調べたら長谷川和彦さんが脚本なのね。そんな事も知らなかったのかと言われれば返す言葉ないけど今日の今日まで知りませんでした。過去にDVD BOXがリリースされててTSUTAYAでもあるところにはあるらしいから探してみようかしら。

2020年5月25日 (月)

言葉は、弾丸にもなる(ACジャパンCM)

タイムリーだし、非常に良く出来たCFなので埋め込みリンク貼っときます。

これが放映されたのは4年前。今も状況はなーんも変わらない。むしろ悪化してる。

2020年5月 9日 (土)

SWITCHインタビュー 志村けん x Perfume

就寝時間が近付いてるけど今日も映画は1本しか観なかった。その代わりにドキュメンタリー1本、対談1本を観て、その対談っての表題の番組。これを書いた時点では知らなかったけど、2015年11月放映だからこの対談つながりだったか。Perfumeファンの間でも極めて評価が高い番組で、俺も結構前にYouTubeで観た。今回それを高画質で手元に残せたから願ったり叶ったりの再放送であった。でもやっぱり今のタイミングで観ちゃうと泣けてしまうな。

生前も公言してた通り志村さんがトーク番組に出演するのは非常に珍しい。曰く得意じゃないとの事だけど、実際に観ると凄く面白いし深みがある。やっぱり大ベテランだから発言の一つ一つに重みがあるんよ。ちなみに俺の知る限り志村さんが対談形式で自らの芸歴を静かに語るのってこのPerfumeの対談以外だと四半世紀前に放映された志村けんはいかがでしょうでのダウンタウンとのトーク、あとはSwitch(雑誌の方)のロングインタビューぐらいしか知らない。まあ他にも色々あるとは思うけど。

これらの番組や雑誌インタビューに触れると志村さんてやってる事は徹底的にバカなんだけど、あの芸風は凄い分析とロジックの上に成り立ってる事を思い知らされる。ただ、それを踏まえてコントを観るのは野暮でしかない。理屈や理論を超えた単純明快さこそが志村さんの真骨頂なので、小難しい事は一切考えずひたすら腹を抱えて笑えばいいのだ。イザワオフィス公式アカウントのYouTubeだいじょうぶだぁ動画も既に第8弾まで公開済み。いずれもべらぼうに面白いので徹底的に笑い転げて偉大なる喜劇王を偲ぶがよろし。

あと、検索したら非公式ではあるけど前記のダウンタウンとのトークがYouTubeに上がってた。こちらも相当に面白いので興味がある方はご覧あれ。多分すぐ削除されちゃう気がするからお早めに。

志村けん ダウンタウン 楽屋に殴り込み 1994.3.23

2020年5月 3日 (日)

博士と助手

うわー、今朝公開されたこれもヤバいわ。当時悶絶したし、今日は今日とて朝も早よから涙流して爆笑してしまった。他のコントも超絶面白いけど俺的にはこの博士と助手がピカイチ(死語)。

【公式】志村けんのだいじょうぶだぁ #6

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