2026年8月14日 (金)

ヤニアニメ2本

相変わらずヤニねこは毎週楽しみに観てるけど先週末だったか同様にタバコを題材にしたアニメ作品スーパーの裏でヤニ吸うふたりを対抗馬的に扱う記述に触れ、気になってサブスクで観てみるとそっちは至極真っ当なラブコメ。でもまあ結構好印象で微笑ましいドラマだったから今宵はTV放映を揃いでリアルタイム視聴。たまたまか狙いなのか分からんが放映時間が並びになってるんで(局は違うけど)。

で、TBSのスーパーの裏~でほっこりした直後にMXのヤニねこを観たら酷過ぎて爆笑。いやもうTVアニメで声出して笑ったの久々だったわ。

確かに双方ともタバコが重要なアイテムとして登場する作品なれど比較するのはあまりにも野暮・・つーか、ジャンルから何から完全に別物だから同一ラインで語るのは失礼極まりない。いずれにも異なる魅力があるので一緒くたにしちゃダメダメよ。ただ、こう並べて放映されてしまうと先陣のスーパーの裏~は分が悪過ぎ。特に今週は後発のインパクトが強烈だから気の毒とさえ思ってしまった。

確かに好みで言えばヤニねこに軍配だけどスーパーの裏~とて嫌いじゃないので来週以降も可能な時は並びでTV放映を堪能したい・・と思ったら来週も再来週も金曜が夜勤だからリアルタイムTV鑑賞は早くとも3週先か。

ちなみに夏アニメだと攻殻機動隊GHOST IN THE SHELLも観てるので今期は3作品視聴。大昔に手放しちゃったからうろ覚えだけど押井版より断然原作に忠実なのね。それでも幾つかのシーンや台詞がそのまま押井版に流用されてる事実を再確認出来るので原作派も押井派も楽しめるなと。

 

2026年8月 1日 (土)

2026年7月の映画鑑賞記録

ズーム 見えない参加者、アフターサン、パストライブス、悪魔と夜ふかし、スピーク・ノー・イーブル 異常な家族、MaXXXine、シャドウズエッジ、ノスフェラトゥ(2025)、スーパーマン(2025)、ドールハウス、赤い砂漠、サンタクロースの眼は青い、わるい仲間、ママと娼婦、ぼくの小さな恋人たち

以上15本。中旬までは順調だったのだが10日ほど前から酷い睡眠不足に苛まれ行き帰りの電車じゃウトウトして映画鑑賞どころじゃなくなり一気にペースダウン。

あとヤニねこに脳を焼かれアニメモードへ引き戻された事も影響してるか。あんなに下品で酷い内容なのに妙な中毒性がありヘビロテ止まらず。先週のボキキッ!とか最高だよ。あとアルねこが凄く良い。酒の味なんてオマケ、多幸感を得る為だけの滑走路って台詞には共感しかない。

こっち方面のアニメに興味が湧きチャットGPTに聞いてみたら夥しい数の下品アニメが存在するのね。幾つか気になるタイトルをピックアップしてサブスクで観てみたが今のところ琴線に触れる作品には出会えず。

話がズレたけど先月観て印象に残った作品の寸評を。ズームはブレアウィッチプロジェクトやパラノーマルアクティビティと同一ラインのモキュメンタリー。金かかってないように見えて実はそれなりに金かけてる印象だな。良い所はイイネって感じ。悪魔と夜ふかしは70年代に量産されたいかがわしいテレビ番組をリアルに体感した世代の一人としてただただ懐かしくツボに来る。世界的にああいうのが持て囃された時代だったんだなと思うと実に感慨深い。

スピーク・ノー・イーブルも酷い話で結構疲れるけどクライマックスがわらの犬みたいで面白い。あれ絶対意識して作ってるよな。シャドウズエッジはジャッキー・チェン主演の新作で結構面白かったけど主役と悪玉があまりにもスーパーマンでリアリティなさ過ぎ。2025年版のノスフェラトゥとスーパーマンは個人的にハズレ。私的感想だけどヘルツォークのノスフェラトゥやブライアン・シンガーのスーパーマンリターンズの方が断然俺好み。

その後は久々にアート路線へ。恥ずかしながらアントニオーニの赤い砂漠は初見。同時期のベルトルッチやスコリモフスキーを彷彿とさせるヌーヴェルヴァーグの余波作品なれども本家の多くがモノクロで勝負してた頃だから、この鮮やかな色遣いは逆輸入される形で本家へも影響を与えたんじゃないかと。とは言え1964年作なので同時期にシェルブールの雨傘が撮られてる。この辺はインスパイア云々じゃなく同時発生的な文化革命と言えるかも。

その後気まぐれにU-NEXTで作家名を色々と検索したら20代の頃に観たかったけど観る機会がなかったユスターシュ作品4本が弾き出されたので一気観。サンタクロース~に妙な既視感を覚えたのだがこれってゴダールの男性・女性の未使用フィルムで構成されてるのか。ポスト・ヌーヴェルヴァーグと言うより愛弟子みたいな関係だったんだな。

ママと娼婦は確かに聞きしに勝る傑作だけど倫理観に戸惑う部分も多かった。日本とフランスの文化的な違いもあるとは思うが俺の理解を超えてる事は否定出来ない。思えばゴダールやトリュフォーの作品にも女を口説くのに必死な登場人物が数多く登場するけどユスターシュ作品はその傾向が更に色濃い。

まあフランス人全員がこうじゃないだろうし似た感性を持つ日本人も沢山居るとは思うけど、少なくとも俺は違うタイプの人間なので共感出来なかった。それでも長尺アレルギーの俺が3時間半以上もの会話劇に付き合わされてしまったんだから作品としての力強さは本物だなと。

2026年7月16日 (木)

ヤニねこと俺の愛煙家時代

YouTubeのお勧めにヤニねこOP動画が上がってきたので観たら初見で分かったのは男たちの挽歌とプロジェクトAとサタデーナイトフィーバーの3本だけ。実際に観た映画は30本近いけど短過ぎたり記憶の彼方だったりで判別出来なかった。

こういう隠しネタみたいのが昨今のアニメじゃ常識になってるけど特定するヲタも凄えな。ちなみに3301,3401ってのも何なのか分からず情報収集したらサイゼのメニュー番号(3301=生ビール、3401=グラスワイン赤)ですと。

で、ちょっと興味を持ち本編視聴。こういう時すぐ観られちゃうサブスク時代ってホント便利ね。相当攻めたオトナのアニメって感じで結構楽しめたから以後はTV放映をリアタイで追っかけようかと。

しかし俺もタバコを辞めてから15年になるけどあの頃の感覚は深く脳裏に刻まれててやたら主人公に共感してしまう。特にシケモクネタは分かり過ぎて痛い。思えば20代前半の頃は絶望的に金がなくて給料日前とか普通に灰皿のシケモク漁って長めのを見つけると狂喜したもんな(さすがに人の吸い殻は拾わなかったけど)。

これがエスカレートして紙巻き器を買いシケモクバラして巻き直すレベルへ到達。最初は上手くいかなかったけど場数を踏んだら上達して1箱買えばシケモクで5本追加って感じのヤニカス生活を送る。これの応用編で3.11の頃タバコの流通が止まって買い置きのセブンスターが底を付きそうになったらシケモク巻き直して急場を凌いでた。画像も当時上げたけど削除済みなので再公開。

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辞めて暫くは余命宣告でも受けたらまた吸い始めるかと思ったりしてたが今じゃあの臭いが苦手になっちゃったし超不経済だから恐らく死ぬまで吸う事はないと思う。それでも20年以上愛飲した時期があるから喫煙者の事は嫌いになれない。そりゃマナー最悪の奴を見かけるとイラッとするけど、俺だって決して褒められたスモーカーじゃなかったからね。

2026年5月 3日 (日)

かぐや (cv. 夏吉ゆうこ) & 月見ヤチヨ (cv. 早見沙織) - ray 超かぐや姫!Version / THE FIRST TAKE

夏吉ゆうこさんが歌う超かぐや姫の劇中歌はここでも書いた声優さんが声を相当に作った違和感ある歌唱のイメージそのもので正直あんまり乗れなかったんだけどEDテーマ曲rayに関しては早見沙織さんとのハモりもユニゾンも完璧なのでレコーディングエンジニアの仕事が素晴らしいんだなとか失礼な事を思ってた。ところが昨日公開されたTHE FIRST TAKEの動画を観たらお二方の実力が完璧なんだと思い知らされ土下座して詫びると共に敬意を表して埋め込みリンク。

いやちょっとこのパフォーマンスは素晴らし過ぎる。かぐやとヤチヨの声が似てるとは思わなかったけどこの歌唱に関しては姉妹かってぐらい似通った声に聞こえる。いや声質の問題じゃなくて相性が良いのかな。その辺、素人の俺には知る由もないけど夏吉さんと早見さんがスイッチを切り替えてる事は間違いない。やっぱプロの声優さんって凄え。

ちなみに俺、この辺の事情に疎いのでBUMP OF CHICKEN feat.初音ミクのrayがボカロ史を語る上で極めて重要な楽曲だという事実をつい最近web検索で知った。リアタイ直撃世代にとっては号泣モノらしいからそういう所で温度差が生じてしまうんだろうなと。逆に俺ら世代にしか分からない号泣ソングも沢山あるからお互い様だよね。

2026年4月14日 (火)

北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-

おかげさまで春は続きを観るべきアニメ作品が放映されないので9タイトルに追われた冬とはうって変わって平穏無事な日々を送れてる。でも放映リストを見ると今期も60タイトル前後放映されてるのね。知らない作品ばっかりだけど表題の北斗新版が含まれてたのでちょっと気になり録画鑑賞。原作に魅せられ期待に胸膨らませて観た1984年版の第1話で激しい失望感に見舞われたリアタイ組の一人としては現代のアニメ技術でどこまで本家に迫れるか興味津々。

結論から言えばシナリオは原作に忠実で好感が持てるし1枚絵としての完成度は84年版の比じゃないけど、動く絵として捉えた場合やや期待外れだった。ただ北斗って結局のところアクションシーンは殴り合い中心だからモーションキャプチャで動きをリアルに再現しても良く出来た格ゲーみたいな仕上がりにしかならないのでアニメならではの迫力を出すのは困難な題材なのかもしれん。

ニワカ的な分析だけど今現在アクション系のアニメ作品で最高峰の作画レベルを誇るのは呪術廻戦やチェンソーマン、地獄楽を手掛けるMAPPAだと思うのだが、仮にMAPPAのスタッフ引っ張ってきて北斗を作り上げたとしても理想的な動きにはならない気がする。呪術廻戦に代表される戦闘シーンの魅力は広いスペースを最大限に活かした躍動感だから至近距離の殴り合いだけでは本領を発揮出来ない。

あと原哲夫さんの劇画絵がそもそもアニメ向きじゃないって事もある。前記通り静止画なら映えるのに動くと若干違和感あるというか、あの世界観を堪能したいならアニメ観るより原作を死ぬほど読み返しなさいって話になっちゃう。wikiで調べたら2006年にもリメイクされててU-NEXTで少し観たけど印象は同じだったな。

とは言え細かい事に目を瞑れば懐かしさも相まって楽しめる作品ではある。取り敢えず数話後に控えてるハート様のひでぶとマッド軍曹のたわばだけは観ずにいられない。そう言えばEDテーマ愛をとりもどせ!!を歌ってる人の声がToshiに似てるなぁと思ったら本人だった。これは素直にビックリ。

2026年4月 1日 (水)

超かぐや姫!

ここかしこから高評価の声が届いてくるのでNETFLIX再入会して鑑賞。しかし本作に加えTHE FIRST SLAM DUNK、劇場版鬼滅の刃と月に3本の長編アニメ作品を観たのも相当久々。

率直な感想を述べると確かに良作ではあるが言うほど乗れず。これに関してはYouTubeの考察動画を観てそれなりに合点がいった。曰く受け手の世代によって温度差が生じるんだと。

少し既視感を覚えたのが細田守監督作品サマーウォーズ。あれも巷の高評価に乗せられ観たら言う程かぁ?と思わされた部分があり、共通するのは重要なアイテムとしてネットの仮想空間が登場する点。俺、オンラインゲームに疎くて一度もプレイした事がない。あとボカロ文化黎明期のニコ動とも無縁の生活を送ってた。Adoさんとかのコメントに触れると好きな人はかじりつきで視聴してたらしいし、その辺に熱中した俺より二廻りぐらい若い世代にこそ刺さりまくるんじゃないのかね。

あと俺的にマイナスポイントなのは昭和の時代に量産されたほんの一時の楽しい思い出を残して去って行く異世界人との交流を描いた切ない系の作品って事か。ローマの休日やE.T.、ドラえもん新書版第6巻最終話なんかが代表例で、俺みたいな奴はひねくれてるから純粋に感動する前に送り手のあざとさが透けて見え、名作なのは認めるし確かに泣けるけどお前らの術中にハマってたまるかという天邪鬼根性が顔を出す。時代は令和に変わりオブラート技術が飛躍的に進歩したから捻りも利いてて巧いこと処理されてるもののやっぱり少し引っかかる。これはもう趣味趣向の問題だから仕方ない。

だからと言って単純に切り捨てられないだけの魅力も持ち得てる。竹取物語の新解釈としてミュージカル仕立て(・・とは少し違うけど)ってのは素敵なアプローチで好感持てた。しかも舞台背景が地元立川で、見覚えのある風景が沢山出てくるのも楽しい。ちなみにかぐやと彩葉が引っ越すタワマンは地元民にお馴染みの第一デパート跡地。駅前へ出ればイヤでも目にする建物だけど此処も聖地化したりするんかね。

それより何より文句の付け所がないのは早見沙織さんの歌声。Spotifyで適当に曲流してたら綺麗な歌声が聞こえてきて何て曲だろとINDEXをチェックしたら本作の劇中歌Remenberで、その時このアニメ作品の存在を初めて知った。そういう物だから仕方ないとは言え声優さんが歌う劇中歌って声を相当に作ってるから若干違和感を覚える。勿論、早見さんの歌声もキャラに寄せてはいるもののクリアーかつナチュラルな印象で、何よりも優しい。可愛くてごめんを聴いた時にも思ったけど恋しちゃうレベル。

wikiで調べたら声優デビューとほぼ同時期から歌唱もこなすベテランの歌い手さんなのだな。次回の長距離ドライブはこの方のアルバムをBGMにすると良い感じかもと思ったりして。そんな訳でヤチヨ歌唱シーンに限って言えば120点。

もう作品レビューでも何でもなくなっちゃけど個人的にはそんな作品でした。

【追記】
・・とまあ好き勝手な事を書いてみたものの気になる存在ではあるので情報収集を続けると2周目の方がハートに来るらしいので折角だから再見しましたよ。その後YouTubeで劇場公開記念舞台挨拶を観て早見沙織さんのコメントに触れ、まだ見落としてる部分があると思うに至り更にもう1周(さすがに全編じゃなくポイント鑑賞)。これでようやく真価に触れた印象。

ちなみに私的評価は初見が68点、2周目で79点。今は84点ぐらい。複数回見返さないと絶対に分からない仕掛けが幾重も張り巡らされてるからソフト購入とかを前提としたら凄え良く出来た作品だと思う・・けど、1回観ただけじゃ真価が掴めないってのもどうなのよと思ったりするので100点満点はあり得ないかなぁ。

冬アニメ 9タイトル完走

ヴィジランテ -僕のヒーローアカデミア ILLEGALS- 第2期
ゴールデンカムイ(最終章)
MFゴースト 3rd Season
地獄楽 第2期
【推しの子】第3期
呪術廻戦 第3期
葬送のフリーレン 第2期
不滅のあなたへ 第3期
メダリスト 第2期

これが1-3月に全話完走した冬アニメ。見ての通り2期以降ばかりで、惰性で観てた作品も含まれてる事は白状しておく。

しかし週9タイトルものアニメ作品を消化したのは恐らく第二次アニメブーム全盛期(1983-84辺り)以来。あの頃も夥しい数の作品が放映されてて確か週4-50タイトルあったかな。で、今回ちょっと気になり調べてみたら現在はそれ以上で60タイトル近い。確かに狙い目の作品の前後にも知らないアニメが放映されてたっけ。さすがに全部観るのは無理だろうけどガチのアニヲタの方々はそっちも追いかけてたりするんだろうか。

折角なので寸評を書いておくとツートップと言えるのが葬送のフリーレンとメダリスト。いずれもアニメから入り原作最新話まで読了してるから思い入れが強い上、アニメ版のクオリティが凄まじいのでこの2タイトルに関しては録画データを未見のまま溜めた事がない。メダリストなんか帰宅まで待ちきれず放映直後に配信されるYouTube動画を夜勤の合間に隠れて観たり。

フリーレンは穏やかな旅の日常が原作の雰囲気を損なわず丁寧に描かれつつ、原作では1ページ(下手したら1コマ)でさらりと流される戦闘シーンを思いっきり膨らませてド迫力の名場面に仕上げたりするから原作を読み切った事により魅力が削がれる事は皆無。

ちなみにフリーレンも鬼滅同様に原作を読み返さないよう心掛けてるけどメダリストは例外で、既に2-3回全編読み返してるし来年劇場公開予定の全日本ノービス大会編に関してはヘビロテに近い。何というか俺ら世代の大好物なんよ。司といのりの師弟関係はエースをねらえ!を彷彿させるしライバルとの関係性は時に梶原マンガ的。更にいのりの勝利への執着は島本和彦イズムすら感じさせる。あのシーンのあの台詞なんか完全に逆境ナインの不屈闘志だもんなぁ

あとすっげえマニアックな事書くと、いのりの4回転サルコウと侍ジャイアンツの大回転魔球、回り始めのポーズが全く一緒。

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呪術廻戦と地獄楽に関してもさらりと。両作品とも世界観が見事だし戦闘シーンの作画クオリティも神レベルで観てて面白いんだけどストーリーが何故か頭に残らない。この感覚、マーヴェルの諸作品と相通ずる部分があるな。観てる間は凄く楽しめてるのに内容をすぐ忘れちゃう。以前マーヴェル作品の全制覇を目指した時期があり、X-MENもウルヴァリンもアイアンマンも全部しっかり観たのに続編に触れると前作の内容を覚えてないという。まあでも正しきエンタテインメントってそういう物なのかも知れない。ちなみにこの傾向、以前観た作品ではチェンソーマンやダンダダンも同様。

MFゴースト、ヴィジランテ、金カム、不滅のあなたへは惰性かなぁ。それなりに楽しめたけど夢中になる程じゃない。不滅~は1.2期がとても良かったのに3期はイマイチ乗れなくて個人的にやや残念。原作は良かったりするのかね。

【推しの子】はねえ・・ 数多の原作勢同様終わり方にイマイチ納得いってないのでモヤモヤする部分が無きにしも非ず。でも3期は良かったんだよね。原作もこの辺までは文句なかったし。このまま原作に忠実な終わり方をされてしまうと辛いけどアニオリ補完に一縷の望みを持ち続けてたりもする。原作者と協力して伏線回収やら何やら良い感じにまとめ上げてくれれば逆転勝利だって夢じゃない。それこそ一ファンの希望的観測に過ぎないけどさ~

2026年3月31日 (火)

劇場版 鬼滅の刃 無限城編 第一章 猗窩座再来

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封切りが2025/7/18だから約半年遅れの劇場鑑賞。これだけ引っ張った理由は主に2つ。まず1つ目は無限列車編で号泣したから客入りが落ち着くのを待ってた事。もう一つは丁度7月辺りから夜勤中心の生活になり、更にカレンダー通りの土日休みが多く体調万全で空いてる時に観るタイミングを逸し続けた事。

昨日(月曜)は休み2日目で生活サイクルが通常に戻ったし地元のシネコンは21:10からのレイトショーだから貸し切り状態で堪能出来るぞと思いつつ満を持して劇場へ足を運ぶ。ちょっと調べたら劇場公開は4/9までなのね。危ねえ危ねえ。ちなみに客入りはこのタイミングでも20人弱。まあ入場特典狙いもあるだろうが。

かなり警戒して挑んだけど実際の所ウルウル程度で済んだからティッシュの活躍機会なし。しかし猗窩座の過去とか面白いぐらい記憶が飛んでて純粋にアニメを堪能出来たので結果オーライ。原作は約6年前にレンタルコミックで1回しか読んでないから仕方ないとは言え、ここまで綺麗さっぱり忘れてしまうもんかと記憶力の悪さに少々自己嫌悪。

様々なアニメに触れてから久々に観るとさすがは日本アニメ界の稼ぎ頭って事でクオリティがとてつもない。最高峰のスタッフ・キャストを揃え時間と予算をふんだんに費やせばこれだけの物が出来上がるんだという見本の様な作品。しかしこのペースだと完結は3年後とかになるのかな。それまで健康に気を付けて無事完走したい所ではある。

前記通り大筋こそインプットされてるものの細部を殆ど忘れてるからTVシリーズも劇場版も初見に近い感覚で堪能し、機会あらばオートバックスの待合所とかに置いてある原作をアニメ視聴済み分だけちょっと読み返したりするんだけど登場人物の台詞や物語構成が凄く原作に忠実な事に驚く。そういう契約内容なのかも知れないけどね。ただ原作は基本的に線が細く、ちょっと少女マンガを彷彿させたりするもののアニメはあり得ない程ブラッシュアップされてて同じ物とは到底思えない。

勿論ビッグバンが全てだから原作者吾峠呼世晴さんの功績は計り知れないけど、社会現象にまで発展させたのは間違いなくアニメスタッフだから甲乙付けられないよね。どっちも素晴らしいし今後のメディア展開には期待しかない。

ちなみに俺、原作を22.23巻だけ所有してたりする。レンタルコミックを読み始めた時は22巻刊行直後だったから貸してなくて仕方なく、23巻はリアタイで買えたから折角なので購入したんだけど何度も読むと流石の俺も内容を覚えちゃうので数回読んでそれっきり。それでも1-21巻よりは内容が頭に入ってる。だからアニメは楽しめないって事もないがこれ以上鮮明にインプットしてしまうと純粋に堪能出来なくなるから絶対読み返さないようにしてる。読むのは完結編鑑賞後だね。

2026年3月27日 (金)

THE FIRST SLAM DUNKとモーションキャプチャ技術の進歩

原作を読み切ったから折角なのでTHE FIRST SLAM DUNKをU-NEXTでレンタル鑑賞。ちなみに俺、山王戦がTVシリーズのアニメでは描かれていない事を数日前まで知らなかった。公開時SNSで随分と不評が飛び交ってたけど個人的には嫌いじゃない。ただ、webを見渡せば無数に転がってる不平不満も理解出来なくはないので内容に関してはコメントを控える。

むしろ原作新書版表紙レベルの水彩着色風の絵が生身の人間みたく気持ち悪いぐらいヌルヌル動く作画技術に舌を巻いた。もはやモーションキャプチャは潤沢な予算が約束されたアニメ作品なら普通に導入される技法だから真新しさこそなくなっものの、それでもこの動きは凄いなと。90年代にリアタイでアニメシリーズ観てるヲタをタイムスリップさせたら腰抜かすんじゃねえの。

とは言え、こういう動きのアニメが当時なかった訳じゃない。モーションキャプチャとは異なるけど実写映像を手書きでトレスするロトスコープなる技法があり、俺ら世代にとって馴染み深いのはa-haのテイク・オン・ミーMV(1984)。

あと個人的に印象深いのはブルーハーツの人にやさしくを使用したレナウンのCM(1988)。

いずれもスラムダンクのTVアニメシリーズ(1993-1996)より遥か以前に制作されてる。ただ当時はとんでもなく手間と費用がかかるので2時間の劇場版アニメ作品全編へ導入するのは非現実的だった。ちなみにロトスコープの歴史は驚くほど古く、初めて公開されたのは1919年ですと。100年以上前ですか。

これがモーションキャプチャ技術の飛躍でもう少し身近になる訳だけど一朝一夕に成し遂げられた訳じゃない。歴史を紐解くとスポーツのジャンルで体中に電球を付けて撮影・解析する現在のモーションチャプチャの原形が1930年代に初めて実用。


体中にマーカーを付けPCで3D解析する現在の手法が映画やアニメではなくテレビゲームの分野で活用され始めたのは1980年代(諸説あり)で、その技術が普及しローコスト化が実現した事により映画界やアニメ界へ波及する。最初期はゲームキャラが人間っぽく動けばそれでOKって感じだったけどドラマじゃ感情移入出来ないから更に技術的な進歩を求められ、俺の知る限りでは2010年代ほぼ完成の域へ到達した感がある。ラブライブ!とかが登場した頃ね。

ただ、確かに動きは凄いんだけど3DCGっぽさ全開で違和感を否めず。そこから更にユーザーのニーズに応えるため技術開発は進み、2020年代に入ると手書き風の絵に落とし込む事でセルアニメ時代の感触に近い絵がリアルに動く印象を与える形になり不自然さが軽減された。今期俺が追いかけてた冬アニメで言えば葬送のフリーレンもメダリストも推しの子も呪術廻戦も地獄楽もこの技術をふんだんに駆使してる。

現時点でガキの頃の俺が観たら卒倒するレベルの動きが実現されてるけど人間の欲望は果てしないので、これからまた10年経ったら更に進歩するだろうね。でもオールドタイプ的には昔ながらのマンガ映画の動きも忘れ難い。写実派の行き着く先は1枚の写真に過ぎないってのと同じ理論で、作り物っぽいからこそ魅力的だし面白い。究極のリアルに近付いた2010年代の3DCGアニメが一歩後退するような形で手書き風のスタイルに落ち着いてるのも結局はそういう事でしょ。

2026年1月18日 (日)

僕のヒーローアカデミアと強い奴のインフレ

2年以上前、友人にヒロアカを薦められ一応観始めたもののファーストインプレッションは和製X-MEN(特にファースト・ジェネレーション)って感じで、ヴィラン連合も単なるチンピラっぽくてあまり魅力を感じなかったし、一風変わった学園ドラマとして完結するのかなと思いシーズン2の雄英体育祭辺りで観るのを止めて保留。

そのまま長いこと放置してたんだけど昨年末、気まぐれに続きを観始めシーズン3に入った辺りでこりゃそんな枠に収まるドラマじゃねえぞと考えを改め本腰を入れた途端オールマイトvsオールフォーワン戦でグワッ!とハートを鷲掴みされ、シーズン4の壊理登場以降ノンストップ。

シーズン6-FINALは連休を利用して寝る間も惜しんで一気観し全170話完走。本編中オールフォーワンが弟からマンガは最後まで読めとたしなめられるシーンがあるけど正にその通りだなと反省。今ではジャンプ系アドベンチャー物の最高峰と評するに至る。もう大傑作だわ。

俺が特に魅了されたのは100人を超えるであろう個性的なキャラ達が全員もれなく活躍する展開で、作者さんの創造力と構成力は無限かと思わされる程シビれた。キャラの活かし方や伏線回収も巧いよなぁ。ラスボス戦で主人公が絶体絶命のピンチに追い込まれた瞬間、印象的なキャラを再登場させて回避する展開とかもうヤバい。劇場でガイジンに見せたら拍手喝采間違いなし。俺も自宅で観ながら声出たもんな。

この作品も多分に漏れず強い奴のインフレが発生してるけどそれが破綻せずしっかり完結するのも見事。で、思ったのがヒロアカに限らず様々なアドベンチャー物の定型パターンになってる敵を必殺技で倒したかと思いきや逆に凶暴化して事態が悪化する展開のオリジナルは何だろうかという事。

即座に思い付くのは戦隊ヒーロー物の巨大化する怪人。あれ自体は完全にお約束で緊張感もなく、巨大化しちゃったから仕方ねえ巨大ロボで闘うかって感じだけど、そこを深掘って緊張感ある展開に再構築すればああいう感じなるので恐らくは幼少期に戦隊ヒーローを観てた作者さんが解釈を広げて定番化させていったんだろうなと思ったりして。

少し気になって戦隊ヒーロー物の巨大ロボ初登場が何時なのか調べたら初代の秘密戦隊ゴレンジャー(1975-77)、2代目のジャッカー電撃隊(1978)では登場せず3代目のバトルフィーバーJ(1979-80)が起点らしい。ただ、その前に巨大ロボを登場させたヒーロー物があって、それが東映版スパイダーマン(1978-79)。Wikiによるとここで登場させた巨大ロボのオモチャが好評だったので後のヒーロー物へ引き継がれ定番化したそうな。

勿論これがビッグバンという訳じゃなく何らかのオリジナルが存在するだろうと思いつつ更に掘り下げていくと丁度この時期に公開された2作品が脳裏をよぎる。ひとつはさらば宇宙戦艦ヤマト(1978)、もうひとつはジョン・カーペンターのハロウィン(同じく1978)。いずれにも倒しても倒しても倒れない悪役が描かれてて、この辺が大元になるのかなと個人的には思ってる。あと時代の流れだろうね。ウルトラマンのスペシウム光線や仮面ライダーのキック一発で解決する単純な展開じゃみんな満足出来なくなり多種多様化が進んで今に至ると。

俺も単純明快な勧善懲悪物が好きだったから半端に複雑化した過渡期のドラマはあまり好きになれなかったんだが今じゃそこに一捻りどころか数10捻り加えられて説得力が生まれたから素直に支持してる。例えば悪い奴にも事情があるという展開。昔はこれがホントに嫌いだったけど鬼滅にせよヒロアカにせよ、そこをしっかり作り込んでるからドラマに奥行きがあるし感情移入も出来る。

でもこれってドラマの完成度が高まっただけじゃなく俺自身の変化も影響してるかな。歳食うと色々寛容になり若い頃は認められなかった物もすんなり受け入れられたりするからね。

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