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COVERS Grace of The Guitar+ 森恵

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2017年2月14日 (火)

劇場版 エースをねらえ!

先月末BSプレミアムで放映されたアニメクリエイターの特集番組で押井守・庵野秀明両監督が出崎統監督の劇場版 エースをねらえ!を絶賛してて、相当昔に観たものの演出とかには無自覚だったから再見したくなる。

確か録画データがあった筈・・と思いつつ探してみたけど見つからず、俺ライブラリーのリストにも載ってない。完全に記憶違いか・・ 地元のレンタル屋を回ってもセルオンリーなのか何処にも貸しておらず、結局はブルーレイの製品版を買ってしまった。

で、改めて観ると確かに良く出来てて、まずあれだけ壮大なドラマが88分にしっかり凝縮されててせわしい印象を与えない。同時期に公開されたあしたのジョー劇場版は完全にダイジェスト然としてたから省略法の点でエースに軍配。・・つーか、ジョーの教訓を活かした結果なのかも。

庵野監督がベタ褒めするオープニングも観てて心地良い。それと押井監督が名演出と熱く語る試合中のヘリコプター。言われてみれば確かにうる星やつら2でも攻殻機動隊でも押井監督はこの手法をリスペクトしてるし、同業のクリエイターって作品を観るポイントや角度が素人とは若干異なってて面白いな~と。

出崎演出と言えば止め画の効果的な使い方が有名だけど、俺自身にとっては現在と過去のカットバックが凄く印象的で、拙作でもちょいちょい引用してたりする。特にガンバの冒険の第23話(裏切りの砦)は素晴らしく、観たのはわずか9歳の時なのに、その演出スタイルが子供心に深く刻み込まれた。映像演出という物を生まれて初めて意識的に捉えた瞬間だったかもしれないな。

ちょっと気になってWikiで調べたらガンバ~で重要なエピソードの大半を担当した演出家さきまくらって出崎監督のペンネームなのね。この辺の事情には疎いから初めて知った。全作リストをチェックすると、あの名エピソード鷹にさらわれたガンバ(第15話)もさきまくら演出。当然と言えば当然か。

あら? 劇場版エース~の話をするつもりが、ガンバの話で終わっちゃった・・

【追記】
ちょっと調べたら劇場版エースの方が劇場版あしたのジョーより約1年早く公開されてる。ダイジェスト的なのは単純に作品ボリュームの違いか・・

2016年11月12日 (土)

ふしぎの海のナディア

以前にも書いた通り、俺はEVAもトップをねらえ!も支持してるけどナディアだけは好きになれず今の今まで保留してた。理由としては作中の多くを占めるコミカル演出が全く肌に合わないから。

俺、この番組はリアルタイムで数回観て(たまたまチャンネルを合わせたら放映してるのを偶然観ただけなんだけど)、タイムボカンシリーズを彷彿とさせる3人組のドタバタ劇が不快でチャンネルを変える事の連続。

当時はそういうのが我慢出来なかったけど最近は俺もかなり丸くなったので再チャレンジって事でDVDを借りてきたら普通に全話観られた。但し前記のドタバタ部分には目をつぶって観たというのが正直なところだけど。今観れば作品カラーがシリアス方向へ傾き過ぎないように制作者サイドが意識的に加えたエッセンスなんだろうなと素直に思える。でも20代の頃は絶対に受け入れられなかった。受け入れる必要もなかったし。

で、そういう好きになれない部分を度外視してトータル的に観れば、思ってたより良質な作品だった。同じ人が作ってるから当然と言えば当然だけどトップ~やEVAとの共通項も多くファン的に楽しめたし。特にトップ~の台詞を意識的に引用(再現?)する箇所が多いのはファンへの目配せか個人的な趣味なのか?

あからさまな宇宙戦艦ヤマトのリスペクトにせよ当時は受け入れられなかったものの今観れば楽しい(主砲発射のSEがヤマトと一緒なのは笑った)。これに関してはトップ~もEVAもシン・ゴジラも一貫してて良い意味でも悪い意味でもブレがない。そういうところを再発見出来たという点では約26年遅れの全話鑑賞も有意義だったか。

ただ苦言を呈するなら先のコミカル演出に加え、ヒロイン・ナディアに全く魅力を感じなかった。むしろそこが一番の問題かも。

Wikiで調べたらこの作品って未来少年コナンの続編、或いは天空の城ラピュタの原案を下敷きにしてるんだってね。既視感にも似た宮崎イズムの要因はそこにもあるのか。

陶酔するには至らなかったけど全39話一気見させられるだけの魅力は持ち合わせてた。個人的にはEVAやトップ~の方が断然好きだけどね。

2016年9月18日 (日)

新世紀エヴァンゲリオン再放

16日からBSプレミアムで新世紀エヴァンゲリオンTVシリーズの再放送が始まりましたねえ。一週間ほど前に番組表をチェックしてたら偶然その情報を掴み、自動録画設定を済ませたので何事もなければ全話補完される筈。ただBSって天候に左右されるのが不安材料。とにかく悪天候に苛まれぬよう祈るのみ。

録画した第壱話を久々に観たら、さすがHDクオリティ。デジタルリマスターも施されてるようで画質が格段にアップしてる。これはホント、何事もなく全話補完したいなあ。

で、次回が待ちきれず手持ちのDVDを引っ張り出してきて第弐話を見返したら、やっぱり良いわ。大昔にも書いたけど俺がEVAにハマるキッカケとなったエピソードが第弐話の見知らぬ、天井。

とにかく構成が素晴らしい。結末が宙吊りで視聴者を置いてきぼりにする物語展開と、シンジが記憶を取り戻す後半部分まで続く空虚な雰囲気が見事。

リアルタイムで観た世代には説明不要だけど、聞けばオリジナルのTVシリーズを観てない職場の若手スタッフも結構多かったり。まあ、20年も前のアニメだから仕方ないか。そんな訳で声を大にして言うけどTVシリーズの第弐話を観てない人は9/23放映の再放を録画して観るように。壱話をすっ飛ばしても問題なく堪能出来るし、20年前の俺がそうだったように多分EVAにハマっちゃう筈。

ただ、これ観て乗れない人は以後見続けても乗れないと思う。そういう意味でもEVAの第弐話って踏み絵的だよね~

2015年8月21日 (金)

ラブライブ雑感その3

休みを利用して2期も全話一気見。なーるほど、世のラブライバーと呼ばれる方々はこの物語展開にやられちゃった訳ね。

ちなみに1期は通勤途中に観ても問題なかったけど2期は無理。もう中盤以降、酔っぱらいクソオヤジ号泣ですよ。しかしポータブルプレーヤーでラブライブ観てるオヤジって傍目に見たら相当気持ち悪いだろうな。

泣ける=傑作という評価は短絡的だし、そこは置いといて冷静に判断しなくちゃいかん。ただ、繰り返し書いてる通り昭和のスポ根アニメをリスペクトしてるという点で俺ら世代はどうしても点が甘くなる。

先の泣かせ演出にせよ計算高い方程式に沿ってはいるものの、それとて古き良き時代のスポ根を下敷きにしてるから好印象なわけ。今風アレンジこそあれ直球勝負の潔さを高く評価したいし、俺は良いドラマだなと素直に思いましたよ。

一つ苦言を垂れれば最終回がやや蛇足という事か。けいおん!1期の雑感でも同じ事を書いたけど、後日談を描かれると熱が冷めるんよ、少なくとも俺は。だから12話のラストライブでズバッ!と終わってくれれば俺的に100点だった。

けいおん!の話が出たので楽曲についても少し触れると個人的にはけいおん!の方が好みかな。これはラブライブが現代のアイドルソングをリスペクトしてるのに対し、けいおん!は80年代J-POPを下敷きにしてるって事が最大の理由。単純に好みだから優劣の問題じゃないね。

取り敢えずこれで島本和彦氏のパロディマンガ、シマライブを読む準備は整った。webで得た情報によると逆境ナインのサカキバラゴウ監督がμ'sの9人を鍛え上げる内容らしい。そんなの面白いに決まってるじゃん。早く通販開始されないかな。

ラブライブ雑感その2

取り敢えず1期は全話観終え、今のところ2期の第3話まで消化。Twitterでの島本和彦氏の記述によれば1期の後半が泣けるとの事なれど残念ながら俺は泣くに至らず。ところが2期に入ると1話からグッときて涙腺が緩む。酒飲みながら観てるせいもあるけど、1期全話に付き合って登場人物へ感情移入しちゃってる事が大きいんだろうな。

まだ全話観てないから断言出来ないもののスポ根要素は2期で更に拍車がかかる印象。やはり強力なライバルとの対決というシチュエーションは良い。

・・つーか、俺ら世代はそういうストーリー展開に無条件で陶酔させられる感覚を梶原一騎先生から遺伝子レベルで擦り込まれてて、むしろそういう梶原イズムが脈々と引き継がれ、今の世代にも受け入れられてる事実に触れ感動を禁じ得ない。ラブライブと梶原一騎をイコールで結ぶのも相当に暴力的発想なれど、俺はそう感じてしまったんだから仕方ない。

あと、主要人物9人のキャラ分けがしっかり出来てる点は賞賛に値する。頭数だけ揃えつつ無駄なキャラの多い群像劇は枚挙にいとまがないからね。

2015年8月20日 (木)

ラブライブ雑感

取り敢えず1stシーズンの8話まで観て、今日も仕事だから今晩中に全話消化は無謀と判断。小休止して雑感など。

例によってカード付き食玩やシール付きカップラーメンはちょいちょい買ってたものの絵柄が俺好みじゃないので保留してた。でも先日書いた通り、島本和彦氏のパロディ同人誌を堪能する為にDVDレンタルして観始めたら結構いいね、これ。

けいおん!以後、女子校の部活物がジャンル化して色々作られてるみたいだけど、どれも俺の琴線には触れずスルーしてきた。でもこれは主軸がスポ根で、オッサン的にも好感度が高い。とは言え、ダイレクトにスポ根しちゃうと現代のニーズに合わないから巧くオブラートにくるんでる。そのバランス感が絶妙だからこそ多くの層に支持されたんじゃないのかな。

ちなみにTwitterの記述によるとラブライブと逆境ナインには共通項が多いんだと。確かに観てるとその通りで、9人編成のアイドルグループ結成という点でも制作サイドが野球チームを意識してる可能性は否定出来ない。だからこそ島本氏のパロディを読むのが楽しみで仕方ない。25日前後から通販開始らしいので早く読みたいぞ。

2015年4月 2日 (木)

かぐや姫の物語

最近テレビで放映されたのかな。俺、全然知らなかったのでDVDレンタルしてきた。

話的には多少の新解釈こそあれ基本的に竹取物語のまんまなので俺としては琴線に触れる事もなし。それより何より絵が凄い。

俺って昔からアニメーターの書くラフ画が大好きで、気に入った作品の絵コンテや資料集をよく買ったりしてた。勿論、完成品の絵も素晴らしいけどコンテやイメージボードと言ったラフ画には完成品にない魅力がある。で、俺みたいな素人だけじゃなく高畑監督のような重鎮も同じ事を感じてたんだね。この作品は全編そういう魅力的なラフ画のイメージで構成されてる。

高畑監督は過去にもほぼ同じスタイルでとなりの山田くんを作ってるけど、あれはベースとなったいしいひさいち氏の絵柄にさほど魅力を感じず、取り立てて好きな作品じゃなかった。でもかぐや姫~の絵は好きだなあ。

ちなみに1年以上前にWOWOWで放映されたドキュメンタリーの録画BDがあり、本編見る前にドキュメンタリーを観ちゃうと魅力が削がれる気がして昨日まで保留してた。で、ようやく本編を観たので録画BDを引っ張り出してきたんだけど、こりゃ保留して正解だった。この舞台裏を知ってたら作品を冷静に観られないよ。

かぐや姫~は凄い難産の作品だったらしく予算も制作日数も超過しまくったそうな。とにかく全編を彩るラフ画風の作画が大変なんだと。まあそうだよね。ホントのラフ画で構成されてる訳じゃないんだから。ドキュメンタリーを観るとラフ画のイメージで完成度の高い絵を求められたアニメーター達が頭を抱えてる。俺は絵描きじゃないからよく分からないけど、難しい仕事なんだろうなあ。

で、ドキュメンタリーを観た後でもう一度本編に触れると、初見では見えなかった部分が見えてきて興味深い。やはりこの作品の場合、本編→ドキュメンタリー→本編の順で観るのが正解。1年以上録画BDを寝かせた俺の判断力を褒めてあげたい。

この作品、世間的には賛否両論みたいだけど俺は支持派。ご高齢だからもう長編は難しいかも知れないけど、高畑監督には短編でも良いから今後もこういった見事な作品を作り続けていただきたく。

2015年1月25日 (日)

久々に宇宙戦艦ヤマト

年末にミラノ座で劇場版999を観た事やアオイホノオの影響もありレンタル屋で宇宙戦艦ヤマト劇場版のDVDを借りてきて久々に再見。そう言えばアオイホノオって小学館漫画賞を受賞したのね。連載開始から約8年の歳月を経て受賞という事でテレビドラマ化の影響は絶対に否定出来ないけど島本フリークの1人として良作の再評価を素直に喜びたい。

さておきヤマトの話。俺、劇場版は今回が恐らくは3度目の鑑賞で、しかも最後に観たのは10代の頃だから約30年ぶりだし、テレビシリーズとて何度も見返した訳じゃないのに台詞や声優さんのイントネーションまでもを克明に記憶してる自分に驚いた。やっぱりガキの頃の記憶って一生モノだねえ。逆に最近じゃ昨日観た映画の内容すら抜け落ちてたりして情けない事この上ない。

改めて観ても突っ込みどころ満載。とにかく主要な戦闘のエピソードでヤマトは毎回毎回致命的なダメージを受けるのに翌週になれば綺麗さっぱり治ってるのが凄い。修復作業が尋常じゃない船底の第三艦橋も2.3回朽ち果ててるのにね。まあ、結局はマンガなので目クジラ立てて突っ込むのも大人げない・・けど、この点に関してだけはガキの頃から問題視してたよ、俺は。

ただ、そういった欠点を払拭するだけの面白さを持ち合わせてる事は間違いない。地球滅亡の危機を救う宇宙船が戦艦大和の生まれ変わりという発想は天才的としか言いようがないし、大人目線で観ても冒頭のヤマト復活シーンやドメル艦隊との攻防戦、ガミラス星での本土決戦には陶酔させられる事しきり。今となってはイマイチ印象が良くないヤマトだけど、それって結局はさらば宇宙戦艦ヤマト以降の引き延ばし興行こそが問題で、何だかんだ言っても1作目は傑作だったんだな~という事を再確認。

で、物語や台詞もそうだけど何より鮮明に記憶してたのは音楽。これはガキの頃、すり切れる程にサントラをヘビロテしたから。当時はビデオなんかないのでサントラ聴きながら自分の記憶だけを頼りに脳内リフレインするしかなかったのだ。この辺の話がアオイホノオ第8巻にも描かれてて感慨深い。

当時の事を思い起こしつつ、懐かしい物を引っ張り出して来ましたよ。

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レコードと同時に販売されてたオーディオテープソフトの交響組曲 宇宙戦艦ヤマト。これは姉貴が買った物を便宜上俺が保管し、そのままになってるんじゃないかな。とにかく全曲歌える程ヘビロテしたねえ。ちょっと聴き直そうかと思ったけど、これを今再生したら磁気帯が剥がれて瞬時に再生ヘッドが目詰まり起こすので止めておき、音源がアップされてないかな~と思いつつYouTube検索したら即座に見つかった。Up主に多謝。

これと共に死ぬほど聴いたドラマ編のレコードも姉貴の部屋にある筈・・と、姉貴が家を出る時に置いてったレコードの山を掘り起こしたら案の定、出てきましたよ。

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こちらは残念ながらYouTube検索しても音源が見つからず。再生しようにも手元にプレーヤーが無いし、そもそもドラマ盤レコードを聴くより近所のレンタル屋へ行ってDVD借りる方が賢明だから無理に聴こうとも思わず。しかし盤面を確認したらふざけるな!って程キズだらけ。まあ小学生にレコード持たせたらこんなもんでしょ。一応、姉貴の名誉の為に書いておくとレコードのキズは全て俺の責任。そこから豹変して凄くレコードを大事に扱うようになるのは中2になる頃だったかな。

話が脱線しまくりだけど劇場版ヤマトは今観ても楽しめた。但し全26話のテレビシリーズが2時間そこそこに凝縮されてるので、カットされた部分が気になってテレビシリーズのDVDを借りて来ちゃった。全部観るのは大変なので今のところ1枚目と4枚目だけ。他は気が向き次第って感じだけど、ムダなエピソードも結構含まれるので全編しっかり見返す事はないかも。

2015年1月17日 (土)

ルパン三世 カリオストロの城

学生時代にはベータマックスのビデオテープで、社会人になってからは撮り直したVHSで、ディスク時代の到来以降はDVDで幾度となく観て、更に近年放映された時の録画BDが手元にあるにも関わらずテレビ放映の情報を掴めばリアルタイムで観てしまうカリオストロの城。以前となりのトトロが放映された時にも書いたけど、テレビ放映って劇場で不特定多数の人達と同じ時を共有する感覚を疑似体験出来るから孤独に録画BDを観るよりちょっとだけ楽しいんよ。

改めて観てもやっぱり巧いわ。だからこそE.T.同様にアンチが多い作品なれど、観てる人の数が天文学的だからこれはもう仕方ない。さておき今回また初めてこの作品に触れ、感銘を受けてクリエイターを目指す人が少なからず居ると思うので、ここから何かを学び取って新たなる秀作を生み出す糧にしていただければとオールドファン的に願うのみ。

で、俺の座右の銘を公開・・

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カリオストロの城の絵コンテ集復刻版。公開時に初版本を立ち読みしてすげえと思ったけど、当時は金が無くて買えなかった。これとトトロと、火垂るの墓の絵コンテ集は自作の絵コンテ作成時に必ず見返す参考書。こんなに上手い絵は絶対描けないけどね。

2014年9月10日 (水)

俺のアニメブーム後編

入り口は作品そのものじゃくプラモだったね。前編で書いた通り、俺は1980年頃にアニメを卒業しかかってたからその頃のテレビアニメはほとんど観てなかった。そんな時、同級生の家へ遊びに行ったらガンダムのプラモが飾ってあり、初めてその存在を知る。

その直後、玩具業界には空前のガンプラブームが到来し、ガンプラが欲しければ整理券を入手して日曜の開店前にオモチャ屋前へ並ばなければ買えないという非常事態が発生。当時からコレクター気質だけは発達してたからそんな人気アイテムなら俺様も入手しなくてはって感じで、なけなしの小遣いはたいて朝から並んで1/100シャアザクを買ったのと再放されてたガンダムを観たのがほぼ同時だった気がする。この辺、古い話なのでうろ覚え。

前記通りガンプラはほとんど見かけないのに(ムサイと武器セットだけは何時も売れ残ってたな)イデオンのプラモは山積みだったり、ある日からダグラムっていうガンダムと似てるけど別物の気になるプラモが加わったり・・って感じで、俺のアニメ情報源はオモチャ屋のプラモデルコーナーだった。そこから数多のロボットアニメに興味を持ち、色々と観てるウチに80年代アニメブームのビッグウェーブが押し寄せてくる。

70年代に対して80年代の質悪かった部分は俺自身が成長した分だけガキの頃より積極的に情報を求め、当時乱発されてたアニメ雑誌に手を出してしまった事か。今も昔も凝り性なので、気になる事はひたすら掘り下げたくなる。で、その情報は専門誌を読めば得られるので、大抵は立ち読みで済ませてたけど時には買い込んで熟読したり。そして気が付けば俺も立派なアニヲタ。当時はそんな言葉なかったけどね。

アオイホノオでも忠実に描かれるけど、当時のアニヲタが見ず知らずの制作スタッフをさん付けで呼ぶのは恐らくアニメ雑誌の悪影響だと思う。対談形式の記事ではスタッフ間で○○さん、○○さんと呼び合うからそれをそのまま真似た結果じゃないかと。

思い返せば80年代のアニメブームって70年代の3倍は大規模だったと思う。旧作の再評価が主だった70年代に対し80年代では夥しい数の新作がひしめき合ってたし、それより何よりガンダムに代表されるSFロボットアニメとうる星やつらに代表される美少女アニメという二本柱で構成されてた事が大きい。受け皿の大きさが70年代とは桁違いなんよ。

ただ弊害も多かったようで、今も思い出すのは作画クオリティのばらつき。全盛期には週40本以上のアニメ番組が放映されてたので絶望的に人手不足だったらしく、素人目に観てもこんなレベルで放映しちゃっていいのか!?って叫びたくなる程に酷い画が多かった。その最たる例が超時空要塞マクロス。月イチでメインスタッフが担当した回だけはクオリティが高く、他は作画レベルがグチャグチャという有様。これは当時のアニメ業界でも相当問題視されたらしく、今となっては良い意味でも悪い意味でも80年代アニメブームの象徴となってる。

シナリオも酷かったなあ。連ドラはまだしも一話完結物になると正に自主映画レベル。でもシンパシーは感じるんよ。例えばうる星やつらだと毎週一話完結物2本立てだから原作をすぐに消化し尽くしてしまう。でも放送は続くから穴埋めに何か書かなくちゃいけない。そんな過酷な現場で秀作を打ち出し続けるのは不可能だからね。

小難しい話はこの辺にして当時俺が好んで観てたアニメの話を書くと、取り敢えずガンダムは常識、イデオンは基礎って感じでサンライズのロボット物は網羅してた。以前旧サイトにも書いたけど俺的に最も琴線に触れたのは太陽の牙ダグラムかな。前記通り作画クオリティのばらつきが酷かったけど話は面白かった。続くボトムズも好きだったけど、個人的にはダグラム>ボトムズ。

美少女系にはさほど興味なかったけど初期のうる星やつらは面白かったのでよく観てた。シーズン中盤の押井守御代の悪ノリ路線までは良かったものの、その後は絵柄も原作とかけ離れ、話も面白くないので完全に興味を失ってしまった。

他も色々観たけど今思えば完全に惰性で観てたからタイトルすら思い出せない。俺的ブームの終焉時期には話とか全然関係なく、アニメ雑誌で情報を得た名アニメーターが担当する回の画の動きだけを確認する為に観てたりして。もう完全にマニアの世界だな。で、その名アニメーターってのが故・金田伊功氏だったり谷口守泰氏だったり。

ここまでの記述をお読みいただければお分かりの通り、あまりにもマニアックな方向へ逝ってしまった為に周囲の誰とも価値観を共有出来ず、空しくなったのと飽きたのが同時でアニメ離れを起こしたのが1985年頃。アニメブームの終焉も大体その頃になるのかな。いや、GAINAX制作の王立宇宙軍オネアミスの翼(87)やトップをねらえ!(88-89)辺りまでブームが続いてたとしたらもう少し先か。この辺の作品は俺のアニメ離れ後に公開されてるからリアルタイムじゃ観てない。トップ~はエヴァにハマった97年頃に観て傑作だと思ったけどね。

例によって話がまとまらないけど長くなり過ぎたので終了・・と思ったけど最後に一つだけ。ガンプラブームの頃太陽系戦隊ガルダンっていう超パチモンのプラモが売っててガキながらも何だこのニセモノと思ってたんだけど、今じゃこれが希少品でプレミア物扱い。コレクションの世界は奥深過ぎてコレクターの俺ですら理解不能だわ。