北斗の拳 -FIST OF THE NORTH STAR-
おかげさまで春は続きを観るべきアニメ作品が放映されないので9タイトルに追われた冬とはうって変わって平穏無事な日々を送れてる。でも放映リストを見ると今期も60タイトル前後放映されてるのね。知らない作品ばっかりだけど表題の北斗新版が含まれてたのでちょっと気になり録画鑑賞。原作に魅せられ期待に胸膨らませて観た1984年版の第1話で激しい失望感に見舞われたリアタイ組の一人としては現代のアニメ技術でどこまで本家に迫れるか興味津々。
結論から言えばシナリオは原作に忠実で好感が持てるし1枚絵としての完成度は84年版の比じゃないけど、動く絵として捉えた場合やや期待外れだった。ただ北斗って結局のところアクションシーンは殴り合い中心だからモーションキャプチャで動きをリアルに再現しても良く出来た格ゲーみたいな仕上がりにしかならないのでアニメならではの迫力を出すのは困難な題材なのかもしれん。
ニワカ的な分析だけど今現在アクション系のアニメ作品で最高峰の作画レベルを誇るのは呪術廻戦やチェンソーマン、地獄楽を手掛けるMAPPAだと思うのだが、仮にMAPPAのスタッフ引っ張ってきて北斗を作り上げたとしても理想的な動きにはならない気がする。呪術廻戦に代表される戦闘シーンの魅力は広いスペースを最大限に活かした躍動感だから至近距離の殴り合いだけでは本領を発揮出来ない。
あと原哲夫さんの劇画絵がそもそもアニメ向きじゃないって事もある。前記通り静止画なら映えるのに動くと若干違和感あるというか、あの世界観を堪能したいならアニメ観るより原作を死ぬほど読み返しなさいって話になっちゃう。wikiで調べたら2006年にもリメイクされててU-NEXTで少し観たけど印象は同じだったな。
とは言え細かい事に目を瞑れば懐かしさも相まって楽しめる作品ではある。取り敢えず数話後に控えてるハート様のひでぶとマッド軍曹のたわばだけは観ずにいられない。そう言えばEDテーマ愛をとりもどせ!!を歌ってる人の声がToshiに似てるなぁと思ったら本人だった。これは素直にビックリ。



