少林寺拳法、グーグーだって猫である、ドライブ・マイ・カー、追われる男、ドリームガールズ、岬の兄妹、さがす、胸に輝く星、地下鉄のザジ、ノイズ、エリ・エリ・レマ・サバクタニ、サッド ヴァケイション、東京公園、機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島
以上14本。ちょっと反省して未見の録画分は全消化しようかと。結果、WOWOW録画データは全て観尽くした。以後はBSプレミアムで時折放映される好みの未見作品プラス動画配信サイト利用がメインになってくる。故にこれまでの受動的スタンスから貪欲な能動的スタンスへスイッチしていかないと鑑賞本数は減る一方。
そう思うと俺ってば近作へのアンテナが腐りきってる事を強く自覚したり。テレビ放映される作品だけ適当にセレクトして観てるとこうなっちゃうんだな。
さておき印象に残った作品の寸評なんぞを。ドライブ・マイ・カーは米アカデミー賞はじめ世界を唸らせた作品という事で相当色眼鏡で観ちゃったけど良かったな。ただ、どの辺が海外メディアのツボだったのか掴みきれない部分もあったり。一定の距離を置きながら謎を含みつつ展開される微妙な人間関係が良かったのかね。
ドリームガールズはミュージカル好きを公言しつつ未見のままスルーしてた穴のひとつ。以前も書いた通りAクラス感漂うミュージカルって個人的に乗り切れない部分があるんだけど、これは正にそんな感じの作品。それが宣材とかから何とな~く伝わってきたので長いこと放置してたとも言える。観たら予想通りだったし。
岬の兄妹はキツかった。パッションは伝わるし優れた作品だとも思ったけど精神的にかなり辛い。若い頃はヘビー&ダークな作品も積極的に観たし肯定出来たけど歳を食うとこういう救いのない作品って生理的に受け付けられなくなる。さがすも結構結構な作品だったけど岬~よりは冷静に観られたかな。
胸に輝く星はBSプレミアムで放映された古典西部劇。アンソニー・マン監督でヘンリー・フォンダとアンソニー・パーキンスが主演。更にリー・ヴァン・クリーフが悪役で登場するってんだから観ない訳にゃいかない。いやあ、これは良かった。もう画に描いたような正統派ウエスタンで真新しい要素は何もない。だがそれがいい。あと、正義に狂った民衆が悪党を吊し上げようとする展開は現代にも通用するタイムリーなメッセージを含んでるなと。
青山真治監督作品もまとめて3本観たが、正直言うと青山監督とはちょっと相性が悪い。初期作品のHelplessとユリイカは好きだけど他はそれほどツボに来ない。今回観た中ではエリ・エリ~が少し良かったけど他は個人的にさほどでもなかった。
ここまでがWOWOWとBSプレミアムの録画作品で最後のガンダムはアマプラ。実を言うと俺が初めて観たガンダムはファーストの本エピソードだった。巷の評判を受けて気まぐれに観たら1話完結のサイドストーリーで、正直こんなのが大人気なの??と思ったりした。世界観を掴んだ後に観ればそれなりに味のあるエピソードなんだけどファースト・コンタクトがこれじゃ乗れないのも当然の話。
あのエピソードを大きく膨らませたリメイク作で、とにかく作画クオリティに驚いた。オリジナルはギタギタだったからな。あと観るまで全然知らなかったけど安彦良和さんが監督なのね。キャラの顔が他のどの作品よりも安彦さんの画に忠実なのもそういう理由か。
取り敢えずこんなとこ。で、前記通り今月からはアマプラ鑑賞が主軸になっていく。